5月10日(土) ハンブルガーSV − バイヤー04レバークーゼン

今日の試合、HSVファンの友達シュテファン君と一緒に観ることになっていたのだが、そのシュテファン君にはHSV関係者の友達がいる。だから彼はいつもタダで試合を観ていて、ときにはVIP席で観ることもある。というわけで、今回もVIP席で観られるように頼んでくれると言ってくれ、結構ワクワクしていたのだが、今回の試合はVIP関係者が多かったことと、彼の友達がVIP席を仕切っている担当者と喧嘩したとかで(ホントかいな)、残念ながらVIP席での観戦はならなかった。う〜ん、本当に残念。 それにしても、結局世の中コネなのねぇと思ってしまう。

でも、シュテファン君にHSV関係者の友達を紹介され、ちょっと恐縮。更に友達がじゃんじゃんやって来て、HSVファンに囲まれて、とても私はレバークーゼンを応援していますなんてことは言えるような雰囲気ではない。みんな私のことを高原のファンだと思っているしね。レバークーゼンの方を応援しているなーんてことは、口が裂けても言えない…。

結局、観戦した場所は北カーブだったのだが、まあタダなので良しとしよう。試合開始前までHSVの話で盛り上がるが、私の視線はプラチェンテ。

前回このスタジアムで観戦したときは少し遅れて来たため、試合開始前の雰囲気を味わうことができなかったのだが、今回はHSVの歌をファンが合唱するというホームならではの雰囲気を堪能。しかし私の視線はどうしても、すでに悲壮感漂うレバークーゼンの応援席に向かってしまう、非HSV民なヤツ…。

いつものように高原はスタメンには入っていない。今日もFWはロメオのワントップ。レバークーゼンはスタメン全員が代表選手という信じられないチーム。長い怪我のリハビリから戻ってきたルッシオに期待がかかる。

試合開始早々、レバークーゼンの選手の動きが固い。ルッシオ一人が気を吐いているといった感じだ。HSVの最初のゴールチャンスもルシオが防いだが、他のDF陣はゴール前で敵をフリーにしてしまうなど、チェックが甘すぎる。最初の15分は、明らかにHSVのペース。そして先取点を決めたのは、今のHSVで一番頼りになる男、バーバレツ。マダヴィキヤのアシストで、左足でゴール右隅に鮮やかに決めた。それにしても、マダヴィキヤもバーバレツも全くのフリーと言ってよい状態だった。レバークーゼン、早くも暗雲立ち込める雰囲気…。ゴールキックの度に、HSVファンから罵声を浴びるブットの背中が寂しい。
しかし1点を取られて危機感が一層増したためか、レバークーゼンが少しずつ盛り返していく。その反面、HSVはカルドーゾの動きが悪すぎる。しかし結局、レバークーゼンに決定的なゴールチャンスもなく、前半は1対0で終了。

後半、レバークーゼンはシュナイダーを投入。しかし後半最初の決定的なチャンスはHSV。カルドーゾからのセンタリングがラインギリギリで飛び出したロメオの元へと渡るが、ふかしてしまう。「あ〜あ」と溜息のHSVファン、心の中でホッとする私。顔と行動には表さないようにしないと。
そんなとき、シュナイダーがホラーバッハにアタックしてしまう。転がって痛がっている様子のホラーバッハ。たまにはやられる者の痛みも体験しないと、なんて呑気に思っていたら、ウイファルシとシュナイダーが掴み合いをはじめた。(次の日の新聞で見たら、首を締めあっていた…) そしてその2人がまさかの退場。イライラしているのは分かるが、シュナイダーはこんなところで無駄なレッドをもらってしまうなんて…。

両チームともミスが多いが、そんな中でHSVは相手のミスからのチャンスを物にした。レバークーゼンのパスのミスからロメオが得点を挙げ、2対0。今のレバークーゼンでは、これでほぼ決定的な感がある。 これでルッシオに更に火がついたのか、彼が1人で上がっていくシーンが度々見られうようになる。しかし全て得点には結びつかない。レバークーゼンのコーナーキックのとき、ボールを拾ったゴール脇で練習していたHSVの選手(高原ではなかったけど)が、すぐにレバークーゼンの選手にボールを渡さず、抱えているというシーンがあったが、それはスポーツマンらしからぬ行動だと思う。

レバークーゼンは試合終了前にバリッチが気迫の1点をもぎ取り、僅かながら希望が見えた。しかしその直後、守備が全くおろそかになっていたレバークーゼンの隙を突き、ヤラが温情で投入した今季限りでHSVから出て行くマイヤー(マイヤーは以前レバークーゼンにいたことと、ファンのマイヤーコールに答えての投入と思われる)が3点目をゲット。そしてその1分後には、これまた替わって入ったヤコブソンが4点目を挙げる。レバークーゼンにとって、全てが終わった…。そしてその瞬間、私は思わずHSVの旗をへし折ってしまった。あまりの悲しみの余り、「私はレバークーゼンが好きなんだ!!」と思わず告白。シュテファン君、唖然。ごめんなさい…。でもHSVが嫌いとは言ってないし。

10対10になって守備を固めたことと、マイヤーを使ったこともあり、高原に出番は回ってこなかった。しかし今はそんなことより、レバークーゼン。4対1で試合は終了し、うなだれているレバークーゼンの選手達を見ると、こちらまで悲しくなる。1人1人は世界クラスでも勝てないこのチーム。後半は決してHSVに劣っているとは思えなかったし、選手達の気迫も感じられた。しかし全体的にみると、1つ1つのプレイが散漫になっているように思えた。そして本来なら中盤で司令塔のような役割を果たすであろうバスチュルクが全くその機能を果たしていない。DF陣の失態も多かった。
まだ2部に落ちるとは決まっていないが、もし落ちた場合、この素晴らしいメンバー達は散り散りになってしまう。そうなったら本当に残念だ。

HSVはチャンピオンズリーグに届きそうだ。私はHSVも応援しているし、決して嫌いなチームじゃない。でもシュテファン君には、「っていうか、私は1860のファンだし〜」で全てが解決。Alles Klar!

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