5月3日(土) エネルギー・コットブス − ハンブルガーSV

今日が最後のコットブスかぁと感慨に耽ってコットブスに到着。
『HSV Supportersclub』と書かれた列車が駅に止まっていたので、結構なファンが遠征に来ているものと思われる。
今日は風も強く、雨が降ったり晴れたりとなんだか良く分からない天気。とぼとぼとスタジアムへの道を歩いていると、なんだかいつも以上にもの寂しい雰囲気が漂っているように思える。無言で歩くコットブスファンの姿がより一層の悲しさを誘う。

今日はアウェー、HSVサイドでの観戦。1860ミュンヘンの試合のときは1ブロックしかアウェーファンのために開放していなかったのに、今日は2ブロックもアウェー席にしている。なんて失礼な! そしてうっかり熱狂的なファンが多い方のブロックで観戦してしまった。

日本ではゴールデンウェイ―ク、ということで、日本人のファンも来ているのかと思いきや、さすがにコットブスにまで来るファンはいないようで、姿は全く見かけなかった。というわけで、私の姿はかなり目立つらしい。だからと言って、バカの一つ覚えのように『タカハラ』と言われても、相変わらずリアクションに困ってしまう…。
予想通り、高原はスタメンには入っていない。残念…って私、高原ファン??? 周りにそう思われているので、いつの間にか自分でもそう思い込んでしまう。

試合が始まる直前に、ピッチとスタンドを隔てるフェンスに1人の青年が登る。彼が応援の音頭をとるらしい。ちなみに彼は試合の間中、ずっとピッチに背を向けて応援を指示していた。わざわざハンブルクから来ているのにそれでいいのか…。

そして試合開始直後、押し合い圧し合いで、後ろから人が押し流される。もう試合どろこではない。お互い倒し合うファン達。私もその渦中にいたので他人事ではない。
挙句の果てには、発煙筒をよりにもよってボールボーイの子供めがけて投げつけ、それが本当に子供に当たって痛がっている。これはヒドイ…。
私も押されてよろけて、もうここは絶対にマズイと思い、すかさず端の方へ移動。しかしどこに移動しようとも、ここは熱狂的ファン達の檻の中。逃れることはできない。それでもまだ先ほどの場所よりマシだったので、仕方なくそこで観戦。しかし横では丸くなって踊るファン。後ろでは叫びまくるファン。うーん、これはゆっくり観戦どころではないね。肩に手を置かれるわ、ハンブルクの帽子を被らされるわ、誰かが投げたビールが少しかかるわ、もうなんて素敵な状態なの〜。どこからともなく現れた若い(イケてる)お兄さんが、「失礼なことするヤツがいたら俺に言いな」なんてことを言ってくれたが、ちょっと待て! さっきから一番ちょっかい出してくるヤツは、すでに泥酔しているお前の友達じゃないかーー!!
あっ、試合のこと忘れてた。でもここでは試合なんて二の次だね。

そう言えば、すぐそこにいるコットブスキーパーのレンツは、来シーズンから1860でプレイするんだった。見た目はイェンチュに似てるんだけど、なんでコイツなんだぁぁあああ(レンツさん、ごめんなさい)。行かないでよぉ〜、イェンチュぅーーー!! 

コットブスは決して悪いチームではない。ただチャンスに決めることができる選手がいないだけだ。ディフェンスにやや不安もあるが、そんなものは今のBVBに比べればマシだ。
そして両チームとも特に決定的なチャンスもないまま、試合は淡々と進む。でもやっぱりバーバレスの存在は光ってるね。カルドーソは全く良いところがないが。
前半終了直前、レデスマ(この人、高原に雰囲気が似てるんだよね)が、張り切りすぎたプレイの果てにコビランスキーを後ろから倒し、今日2枚目のイエローで退場。

ハーフタイムでは高原のファンなのかとまたHSVファンに聞かれたり、「昔はHSVファンじゃなかったんだよね、やっぱり高原のせい?」などと聞かれたりする。HSV戦ならではの出来事である。

後半から、いまいちのカルドーソに替わって高原が入った。その瞬間、「君の彼氏が出るぞ!!」という有り難い言葉が飛び、とりあえず喜びの表情で答える私…。でもものすごく恥ずかしい…。私のブンデスの彼氏はチェル様だけだもん。(60のハラルド・チェルニーのことを言っているが、この発想も恥ずかしい…)

後半開始直後、マダヴィキヤがコットブスペナルティエリア内で倒されたが、審判はファウルを取らなかった。その瞬間、HSVの檻の中ではファンが暴れだし、後ろからフェンスに雪崩れ込んできた勢いで、フェンスの扉(ピッチと観客席のフェンスの一部が扉になっていた)が開いてしまった。すかさず警備員達がピッチ側から再び扉を閉めてファンを押さえこんだが、危なくすごい事態になってしまうところだった。ここまでくると、大人しく試合を見せてくれよ〜という気持ちから、怪我しないで帰りたいなぁになってくる。
ちなみにマダヴィキヤは思いきり後ろから倒されていたように見えるから、ファウルだと思うんだよね。だからファンの怒りも分かるんだけどさ…でもねぇ。

そうそう、左サイドからロミオへ出したセンタリングをはじめ、高原は結構良いプレイをしていたように思う。1人少ないながらも良く攻めるHSV。そして見事に防ぐ、コットブスキーパーのレンツ。もしかして、彼、思ったより使える? コットブスには気の毒だが、彼はいただくので、再びピプリツァで頑張って下さい。
あきれたことに、HSVがチャンスに決まらなかった時に、HSVの応援席の前にいた警備員がこちらを向いて両手を上げて喜び、HSVファンの神経を逆撫でしていた。でもHSVファンの行動も度を越していたから、それくらいされても仕方ないか…。

結局0対0で試合は終了。コットブス応援席に、『Wir werden mit euch in die 2.Liga(我々は君達と一緒に2部リーグへ行く)』という横断幕が。お気の毒〜。
そんなコットブスを相手に0対0の同点で、フラストレーションの溜まってしまった
HSVファン。帰りの列車の中では、一体何リットルのビールが消費されるんだろう?

BACK TOP NEXT