4月8日(金)ディナモ・ドレスデン - TSV1860ミュンヘン

ドレスデンに来るのはとても久しぶりなので、ちょっと早めに着いて観光気分で旧市街を歩いてみた。戦争の後を残しつつも素敵な町並みである。・・・が、こんなところでまであちこちから野太い声で『ディ〜ナモ〜』。姿が見えないので不気味である。日本人団体観光客の皆様もさぞかし慄いていることだろう。


狭い路地裏から『ディナモ〜』


オペラ座の裏から『ディナモ〜』

スタジアムへは旧市街から徒歩で向かったが、近づけば近づくほど当然ながら黄色と黒のディナモファンが増えていく。そんな中、60ファンのオジサン2人組を発見! 罵声を浴びせられながらも全く動じていない様子のオジサン達。その度胸に敬服です。私は勿論そんな勇気はないので、60ファン席まで一切の装備なしである(小心・・・)。
やっとのことでゲスト入り口からスタジアムに入れば、私にしては珍しく試合開始1時間15分前。60ファンもまだちらほらとしかいなかった。今日はミュンヘンからバス2台でファンがやっくるらしいが、まだ到着していない模様。

しばらくすると練習が始まったが、チェルニー(以下チェル様)は案の定控え組である(;´Д`) 。



試合開始が近づくに従ってボルテージが上がりまくるディナモファン。『お前らドイツ語話せ!!』と60ファンに向かって叫んでいたが、あんたら(ザクセン州)の訛りもかなりのものだと思うが・・・。



試合開始が近づいてもミュンヘンからのバス一台分のファンがまだ着いていない模様。ミュンヘンから車で来た友人は、途中でバスが壊れて立ち往生しているのを目撃したらしい。一体どんなバスなんだ・・・。ちなみに、このバスに乗っていた方々は、前半終了間際に到着した。

今日の60、コロマスニックがスタメンでアゴスティーニョと2トップ。前節のケルン戦よりは攻撃的な展開が期待できそう。もういいさ、チェル様が出なくたって・・・バイヤーの方が若くてピチピチだもんね・・・(意味不明)。

立ち上がりは特に目を引く展開はなかった。しかし5分を過ぎた頃、スーパーディナモ・スペシャルショーが始まった。ゲプハルトへのファウルでフリーキックを得た60。ピッチ真ん中付近からのボールは一気にトップを走るアゴスティーニョへ向かって飛び、見事なヘディングが決まった。が、そのシュートはアゴスティーニョによるものではなく、ディナモDFのKukielka(クキエルカ?)によるものだった。お気の毒に、自殺点である。まだ60には運があるらしい。何はともあれ先取点!

ディナモは巻き返しを図るが、珍しく安定している60DFと最近はかなり信頼できるキーパーのオクセを崩すことはできない。そんな中、60はコーナーキックのチャンスを得る。ゲプハルトの蹴ったボールは最終的にコスタの元へ。コスタはオーバーヘッドでシュートを放つがボールにちゃんとヒットせず、しょぼいボールが敵キーパーの正面へ。両手でキャッチしにいったのに、ボールがしっかり掴むことができなかったのか、手をすり抜けてゴールしてしまった。これには爆笑の60ファン。またしても労せずに2点目をゲットである。しつこいようだが、まだまだ運があるらしい。いや、運も実力のうちってね。

ディナモは攻めに攻めるが運もなく、いやいや、60のディフェンスが良いので、点を奪うことができない。60はFW2人の動きは悪いものの、今日久しぶりにスタメンに入っていたゲプハルトが元気だった。ゴール右前でパスを受け、DF2人をかわしてシュート。これが見事に決まって3点目! もう大騒ぎの60ファンである。



3対0となって有頂天になっていた頃に攻撃は始まった。もといディナモ・ドレスデンではなくディナモファンのである。一ブロック挟んだディナモファン席から花火のようなものが飛んできたのだ。60ファンのフェンス一面に、ファンの旗がビッシリ掲げてあるものだから、一ブロック先がほとんど見えず、どこから飛んでくるのか分からない。逃げ惑う60ファン。いくら花火でも頭に直撃したらヤバイ! 私の1m前にも飛んできて、そこに居た人が後ろに避けたことによりその2列後ろにいた私は押されて後方に転倒。思い切りお尻を打った・・・(運動神経ゼロ)。更にどこかの60ファンが驚きのあまりビールの入った紙コップを放り出したようで、頭上からはビールがバシャリバシャ・・・。隣のオジサンは結構被害を受けていた。
その後ディナモファンからは何も飛んでこなかったので、多分犯人達は捕まってスタジアム外に連れて行かれ、警備も強化されたものと思われる。それにしても、この前のスロヴァキア対ドイツのフーリガンはドレス○ンファンなんじゃないの?

分かりやすいように図解してみました。


後半、60は細かいパスミスなどが目立ちはじめた。まあ3対0だから気が抜けるのは分かるが、ディナモに攻められっぱなしである。後半から入ったドレットヘアのレゲエっぽい選手(カメルーン人のWansiとか言う選手でした)がとてもアグレッシブで、ほぼ全てのシュートは彼によって放たれていた。左右からのセンタリングに野生の飛び込み(?)を見せるなど、点には繋がらないもののかなり危険な存在だ。

後半開始後しばらくして、控え組がアップをはじめた。チェル様、もくもくとアップ中・・・なんか距離が近いこともあって、試合そっちのけでその光景に目がいってしまう。(あれ、どっかでこんなことを書いたような・・・あぁ、リッケン先輩か・・・(独り言デス))



えっ、なんでチェル様ベンチに向かって走って行くのーーー!!! そう、それは試合に出るから!
3対0になってかなり期待していたのだが、バイヤーに代わってとうとうチェル様の登場である。こんな登場で喜んでいていいのか!と思いつつ、とりあえず試合に出ないと貰えるものも貰えないのだから良しとせねば。

それにしてもディナモは相変わらず攻めまくりである。ホント、後半だけなら60負けてたよ。しかしそんな60にもカウンターでチャンスが訪れる。自軍ゴール前でボールを奪い、前線のコロマスニック(この人、チームメイトにコロって呼ばれてた。コロというとどうしても犬のイメージが・・・)にロングボールが一気に渡り、DF2人に囲まれたコロは後ろにいたチェル様(ナイス!)にパス。そのチェル様からのバックパスは、DFの横を見事にすり抜けて、ゴール前に走りこんでいたコロヘ再び渡り、そのままシュート!! チェル様のアシスト(強調!)で、60は4点目!!! 嬉しい、嬉しい、嬉しすぎるぅーーーーーーーー!!!!!!!!!!

もうその後はどーでも良いので割愛。結局4対0で試合。もちろんフェンス最前列で張っていたが、野獣と化した60ファンが次から次へとフェンスに押し寄せてきて、更に登りはじめた。選手達はもちろんファンの方へ来てはくれたが、ギリギリまで近づいてはきてはくれなかった。ものすごいカオスな状況で、残念ながらユニフォームを貰うどころではなかった。

試合終了後、15分以上経っても全く外へ出してもらえなかった。アウェーファン専用トラムが出口の前にすでに待機しており、60ファンの出口周辺は警官が囲っていて、ディナモファンは入ることができない。私はこの日ドレスデンに泊まることになっていたし(帰る手段がないので仕方なく)、選手を待ちたかったのでトラムには乗らなかったのだが、外から見ていたら、60ファンが中で暴れてトラムが上下に揺れていた。挙句の果てには、走行中にドアが開いて一時停止し、更に警官が乗り込む始末。乗っていた友人から後で聞いた話では、警察に警護されていたものの、行く先々でディナモファンに止められ、物を投げられ、バスが止まっていたところまで5分で着くところを、30分もかかったらしい。



さて、私は60選手のバスの場所に結局近づくことができず、チェル様に接触することはできなかった・・・。つまり、またユニフォーム貰えなかったんだよーーーーーーー!!!!!!!! 今日こそは絶対に貰えると思っていたので、本当に悔しい!!! この雪辱(?)をどう晴らすべきか今思案中。
ちなみにこの日も60はバスでミュンヘンまで帰って行った。でも監督の公約通り、この試合に勝ったので週末2日間は休日となった。休んでる場合か!とも思うけど。

BACK TOP NEXT