* オーストラリアのブックレットより *



★ 副腎ってなに? ★

副腎は肝臓のうえについている、三角型をしたピンク色の臓器です。
肝臓とおなじように一対になっていて、クルミくらいの大きさです。
ほかの臓器にくらべて小さなサイズですが、副腎は人間が生きていくうえで
非常にたいせつなホルモン(コルチゾールやアルドステロンなど)を作っています。
副腎が機能しない場合は、薬をのめばふつうに生活することができます。
CAHの人のからだは、重要なホルモンを製造する複雑な機能がうまく働かず
副腎が必要のないホルモンをたくさん製造してしまうのです。


★ 副腎のコントロール:下垂体のスイッチ機能について ★

副腎の機能は脳の下にある、豆つぶほどの大きさの下垂体とよばれる場所で コントロールしています。
下垂体は、まるでオーケストラの指揮者のように、
副腎だけでなくいろいろな体の部分をコントロールする重要な器官です。
副腎がコルチゾールとよばれるホルモンをあまり作っていないと、
下垂体が副腎を刺激するホルモンをだして、もっと作るように命令します。
副腎を刺激するホルモンのレベルが長いあいだ高くなると、副腎はそれにつられて 大きくなっていきます。
下垂体にとどくコーチゾルの量が増えてくると、下垂体のスイッチが閉じられ、
ホルモンのレベルが正常に落ちつくまで、副腎は機能を休むよう命令されます。
下垂体と副腎の関係は、ふつう完全にバランスがとられています。


参考文献
Warne, G.L. Your Child With Congenital Adrenal Hyperplasia.Victoria,
Australia:Royal Children's Hospital, 1994.