性ホルモンには男性ホルモンと女性ホルモンがあり、すべてステロイドホルモンであり、
種々の機能を持つ多数のホルモンが含まれている。
睾丸、卵巣の他に副腎から分泌されるホルモンであるがその作用によって次のように分類される。
1)男性ホルモン: テストステロンが主なものであって、睾丸の細胞によって合成されるが、肝、副腎皮質、前立腺、骨格筋もテストステロンの合成を行いうる。
このほか、デヒドロエピアンドロステロン、アンドロステネジオンも睾丸から分泌され
る。副腎皮質からはデヒドロエピアンドロステロンとアンドロステネジオンが主とし
て分泌される。
2)女性ホルモン: 卵巣ホルモンと黄体ホルモンに区別される。卵胞ホルモン
(エストロゲン)はエストラジオール、エストロン、エストリオールが主なものであ
る。主として卵巣から分泌されるが、そのほかにも副腎皮質、睾丸からも分泌され
る。エストリオールは、前二者の代謝産物である。黄体ホルモンは主としてプロゲス
テロンである。黄体、胎盤、睾丸によって分泌される。
すなわち、人において、これらの性ホルモンは決して男性または女性に特有な物では
なく、いくつかの性ホルモン産生組織によって男女両性で生成されており、量的な差
があるにすぎない。