★遺伝様式 mode of inheritance
遺伝病には、優性遺伝様式と劣性遺伝様式および性染色体に係わる遺伝様式(伴性遺伝)がある。
ヒトなど高等生物は2倍体で、性染色体を除き、父親および母親から受け継いだ2個の対立遺伝子を有することと、
変異によって機能を失う(loss of function)かあるいは別の機能を獲得する(gain of function)かの組合せによって 優性と劣性になるかが説明できる。
代謝病は酵素をコードする遺伝子の欠損によるが、一方の対立遺伝子の変異によって 酵素活性を失った蛋白質が生成しても、残る対立遺伝子から正常蛋白質が形成され、 酵素活性が半量であっても全体の機能は維持できることが多く、
従って両対立遺伝子にそれぞれ変異を有する場合に限って発症するため、劣性の遺伝様式を示す。
それに対して、変異を持つ遺伝子産物が「毒性」を示す場合、一方の対立遺伝子に変異があるだけで発症するため 優性の遺伝様式を示す 。
遺伝子産物が構造体を形成し、異型遺伝子産物が混合すると正常な構造を形成できない場合にも優性となる。
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