* 薬どうやって飲ませよう? *

★ 確実に飲ませなくっちゃ! ★

毎日飲まなければいけないお薬。
薬は、水で服用するのが一番良い方法と言われています。
でも、子供を押さえつけて無理矢理薬を飲ませることはかわいそう・・・。なんといっても、毎日飲ませなくてはいけないのですから。
赤ちゃんや、小さいお子さんに確実に薬を飲ませるには?
薬の時間に寝てしまっている赤ちゃんもあるでしょうし、いやがってなかなか飲んでくれない時もあるでしょう。
大きくなってからは?学校にあがってからは?
皆さんのお子さんがどのように薬を飲んでいるか、生の声を聞いてみました!!


★ケース1 ・・・女の子・現在中学生(21−水酸化酵素欠損症塩類喪失型)
新生児の頃は、ミルクの前にほっぺの内側に薬をつける。
薬用の小さい哺乳瓶が市販されていた(14年前)ので、それを利用していました。
スプーンをつかえるようになったら、スプーンに水と薬を入れて飲ませました。
(嫌がらずにスムーズに飲んでくれましたよ)
いつのまにか、普通に飲めるようになりました。
薬を飲むのに抵抗はなく、当たり前のことのように嫌がらずに飲んでくれます。(今のところ・・)

★ケース2 ・・・女の子・現在小学生(21−水酸化酵素欠損症塩類喪失型)
離乳食前の乳幼児期はミルクを飲ませる前に、小さな容器でお薬を少量のミルクに溶いて
乳首をくわえさせてそこに流し込んで飲ませる。
その後にあらかじめミルクに溶いておいた塩入りミルクを飲ませる。これが始めは嫌がってなかなか苦労したわ〜
コートリルとフロリネフはほんの少量のミルクだったから、お腹が空いてたので、勢いで飲んでくれたんだけど、塩入ミルク・・・・
あまり少量だとしょっぱすぎて飲まないし、だからと言ってあまり多いと残してしまうし・・・・
最後に普通のミルクを飲ませてたんだけど、本当、これがかわいそうで仕方がなかったな〜

離乳食が始まってからは、一口目の時にコートリル、フロリネフをさっとかけて、一口で・・・・
その後に塩を入れて混ぜて食べさせてました。
でも、これも少量しか食べれない頃はやっぱり味見してみると結構しょっぱくて、少し塩を残して
最後に飲むミルクに混ぜたりもしてましたね〜
本当、あの頃は結構、苦労したけど、済んでしまえばあっという間だったような気がします。

離乳が始まってしばらくして塩が必要なくなって、大人と同じ塩分の入った物を潰して食べさせるって感じでした。
口を開けてあ〜んしてお薬が飲めるようになたのっていつ頃だったのかな〜??
全然、記憶にないのよね〜(^_^;)
小さな、小さな、まだ泣く事でしか意志を伝えられないような赤ちゃんでも、まずい物はまずいらしくて
慣れるまでは始めのお薬入りのミルクを飲む時は、しぶ〜い顔してたっけ・・・・・


★ケース3 ・・・男の子・現在小学生(21−水酸化酵素欠損症塩類喪失型)
授乳の前に3種類の薬を飲ませました。(コートリル・フロリネフ・Na(塩分))
時間によって飲ませる種類が違うので、まちがえないように注意して!
どれも白い粉なので、ひとつひとつにマジックで薬の名前を書いておき
同じ時間に飲ませるものはホッチキスでとめて時間も書いておきました。
薬の時間によく眠っているときは、ほっぺたを無理やりつかんで泣かせておいて、
大きな口をあけて泣いている隙に、水に溶かした薬を注射器型のスポイトで入れて、
飲みこむまで口をふさぐということもしました。 かわいそうで、たまりませんでしたねぇ。

生後5ヶ月になり離乳食が始まったところでNa(塩分)の投与がなくなりました
上の子のときと違って、『離乳食は薄味!』って気にしなくていいのが楽だったわ!!
薬の時間に合わせてミルクを飲ませていたけど、哺乳瓶を2本用意して
1本は少量のミルクに溶いておいた薬入りミルク。もう1本は多めに作った普通のミルク。
先に薬入りミルクを飲ませてから、すぐに量の多いミルクを飲ませるっていうパターンでした。
ジュースを飲むようになってからは、ジュースに混ぜていたこともありました。
薬は水のほうが・・・と思ったのですが、血液検査の数値が良いのですから
ジュースでもいいんだって思って、ジュースで飲ませていました。

普通に飲めるようになったのは、保育園に入園してから。2歳半くらいのとき。
保育士さんが上手に飲ませてくださってて・・・。水で飲んでいました。
保育園では、保育園では、薬がある場合は保護者が直接担任に薬を渡すというのが原則なのです。
他のお友達は、風邪などの薬があるときのみおうちの人がクラスまでついていくのだけれど
息子の薬は毎日のことなので、いつもクラスまでわたしがついていってやることになってしまうのです。
いつもママといっしょに来る息子がうらやましくて、先生に『○○君はいいなぁ』と言ったお友達もいたそうです。
また、毎日飲む薬が気になってしょうがない子、4週間に1回、病院に行くために保育園を遅刻してくるのを
『なんでなんでー』と聞く子もいたそうです。その都度、先生は上手に対処してくださいました。
何でも聞きたがる年頃になったまわりの子供たちにも、上手に息子の病気のことを伝えてくれました。
年長になり時計がよめるようになった子が『先生、○○君の薬の時間だよ。』といってくれたり、
世話好きな女の子がコップに水をくんでくれたりしたそうです。

小学校にあがってからは、自分で飲むようにしています。
現在、7時・15時・23時の8時間置きに飲んでいますので、
15時の薬は学校で飲むことが多いのです。粉薬なので、袋に残らないよう
注意して飲むように言ってあります。たぶん、うまく飲んでいると思いますが・・・


★ケース4 ・・・女の子・現在小学生(21−水酸化酵素欠損症塩類喪失型)
1.生後〜保育園入学(3歳)までの期間コートリルとフロリネフを1日3回(7時、2時、11時)飲ませました。
  なぜか食塩は処方されなかったので、飲ませていません。赤ちゃんの時はミルクに混ぜて。

  まず、普通の哺乳瓶にミルクをつくり、薬は別の小さい哺乳瓶にごく少量のミルクと混ぜて、飲ませます。
  どうしてもビンに薬が残ってしまうのが気になり、それをまたミルクでといて もう一度飲ませました。
  乳首は果実用の、穴がプラス型のものを使用。薬の時間にはミルクを飲ませ、それ以外は母乳といった感じでした。

  その後、いつのまにか薬だけ口に入れてもへっちゃらで飲めるようになりました。
  最初は口の中にお水を貯めて、そこに薬を流し込んでいましたが、今では薬の後のお水すら必要なしです。

2.保育園時代
  保育園ではどんな薬も預からないという方針で、どうしても必要な場合は   親が飲ませに行くことになっていました。
  かぜの時期には、多い日には 何十人にも飲ませることになるし、小さい子もいるので、勝手にバッグからあれこれ引っ張り出して
  たくさんの薬がバラバラ事件になったり、間違って飲んでしまったり・・・
  私も説明を聞いて納得し、3年間お昼の薬に通いました。
  (職場と保育園が車で5分の距離だったので。でもけっこう大変でしたね〜。)

  2時というと、保育園ではお昼寝の真っ最中!主治医と相談して、お昼寝前ギリギリの1時に時間変更しました。
  その後仕事の都合で昼に行けないことが続き、最悪お昼の薬をとばしても大丈夫なように、薬の配分を変えました。
  一日分を3等分から4等分に変え、朝2:昼1:夜1の割合です。昼に飲めなかった日は朝2:夜2です。
  これは小学校に入ってお昼の薬が飲めなかった場合のことも想定しての変更でした。

3.小学校時代
  小学校に入る3ヶ月ほど前から一人で薬を飲む練習を始めました。
  お昼に私が持っていった薬を、私が見ている前で自分で飲む。   これはいとも簡単に出来るようになり、安心していたのですが、
  小学校に入ったとたん、飲まないで帰ってくる日がほとんど!
  しかも先生の話では、薬を飲んだ?と聞くとあわててトイレに入って飲んでいるというのです。
  (薬のことを知っている保育園からのお友達はクラスにたった4〜5人。他の人に知られるのが、ものすごくイヤだったようです。)
  トイレに隠れるようにして飲んでいるんだと思うと涙が出るほどかわいそうになり
  ついに主治医と相談の上、お昼の薬はなし!となりました。
  先生は朝を多めにするかどうか悩んだようですが、結局 朝1:夜1の割合になり現在に至っています。

4.その他、薬に関するエピソード

  ★保育園では毎日たくさんの子が集まってきて「何の薬?」「どうして飲むの?」と遠慮ない質問のアラシ!
   そこで私はいつも「元気の出る薬よ」と答えていました。みんな「それでチェリーはいつも元気がいいんだ!」
  とみょうに納得!本人もいまだにそう思っているようです。

  ★いそがしさのあまり、「早く薬を飲んで!」と口の中に薬を放り込むと、
  それは2歳年下の妹の口だった・・・なんてこともシバシバ・・・


★ケース5 ・・・女の子・現在保育園児(21−水酸化酵素欠損症塩類喪失型)
お薬は、小さい粒の薬を粉にして処方されます。
1回の薬の量は小さい粒の4分の1や2分の1の量です。かなり少ない量になるために、
乳糖というやや甘みのあるお砂糖のようなもので”がさ”を増やして処方になります。
コートリル、フロリネフ、食塩と3種類の薬が処方され、薬毎に、黒のライン、青のライン、ライン無しと
印を付けてくれるように薬剤師さんにお願いしました。まちがえをふせぐためです。
熱がでたときに増やすお薬を間違えないように。一回分をホチキスで留めて・・・。
1ヶ月分の薬が日にち毎に小さなポケットに収まるようにタペストリーを作りました。
家族全員で、薬の飲み忘れがないかチェックできるように工夫してみました。
一番注意したのは、薬を残さないと言うことです。少ない薬をスプーンの上で濡らした指でこねこねして、ほっぺの内側につけます。
ちょっと水が多いと、べちゃべちゃになる。親の指にも薬がついていて、何度も薬を拭うようにほっぺの裏につけました。
また、ほ乳瓶が使えるようになると、薬をほ乳瓶の乳首だけをはずし、そこに薬を入れ
上から少量のミルクを注ぎ、ほ乳瓶の乳首を吸ってもらう。
薬の量が多いせいか、目ずまりの状態になり、乳首の先をはさみできって広げたり少し揉んで、飲みやすくしたりしました。
一番困ったのが、食塩です。ミルクに混ぜても、量が少ないとしょっぱいし、
多いと飲みきらないし、ほぼ、母乳だったので、ミルクを飲まないようになるし。
お茶よりも、電解質の入っているポカリスエットを飲むように言われ、それで補えていたのかもしれません。
指を濡らして、食塩をつけて、口の中に入れた覚えもあります。
もう、心を鬼にして・・・・。そのときのこどもの顔と言ったら忘れられません。拷問ですもの。
薬というと口を開けてくれるようになると、薬の後の水分が、薬と一緒にコップの中に逆戻りされるようで、
当初から水無しで飲ませています。苦いと言うことを知ったのは、最近です。
おばあちゃんが飲ませた時には、袋に薬が残っていて、喧嘩をしたことがあります。確実に量を飲ませたかったからです。

★ケース6 ・・・男の子・現在生後22ヶ月・アメリカ(21−水酸化酵素欠損症塩類喪失型)
プレドニゾロン:液体なので、注射器型のスポイトで飲ませます。砂糖が加えてあり甘くて美味しいようなので
嫌がることはありません。夜11時の薬の時間にはとうぜん寝ています。
ステロイドは空腹にのむと腹痛を起こしやすいと聞いたので、最初のころは起こして薬をあげ、母乳をあげていました。
その後は寝ているのをおこさずに薬をあげて、哺乳瓶の乳首を口にくわえさせて少量の母乳を飲ませていました。
現在は薬だけ。今のところ腹痛を起こすことはないようです。
薬をあげるときにたまに起きて泣くことがありますが、ふつうは眠ったままごっくんとします。
2か月前から週に3回保育園へ行っていますが、3時の薬の時間を3時半にずらして、迎えにいったときに車のなかで薬を飲ませます。ストレスがかかったときにすぐ飲ませられるよう、どこに行くときも薬は持ち歩いています。

フロリネフ:錠剤ははさみで半分に割ります。薬局で売っている錠剤用のカッターも使いましたが、
はさみのほうがうまく割ることができます。
スプーンに水を少量入れて、錠剤をおとすと、1分ほどで完全に溶けます。いつも一口で飲んでくれますが、
かならずその後に水かミルクを飲ませて、胃に流し込むようにします。

食塩水入りミルク:生まれてから3か月頃までこれを飲ませていました。一番苦労したものです。
どんなに母乳で薄めても、飲むのを嫌がってむせてしまうのです。そこで甘味のもうすこしある粉ミルクを
食塩水を飲ませるときだけ使いました。
また、1日2回を4回に小分けにしました。3か月ころの内分泌科の検診で、食塩水を飲ませるのがたいへんだと話したところ
じょじょにやめてみましょう、ということで、それから1週間で食塩水をストップすることができました。
その後の検査でもとくにレニンの数値が悪かったということはありませんでした。

ビタミン剤:アメリカのサポートグループの人から、補充療法といえどもステロイドを長年服用していると骨がもろくなる、と聞いたので
ふだんから牛乳やヨーグルト、大豆食品などカルシウムの豊富なものをたくさん食べさせています。
加えて、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの入っている総合ビタミン剤を飲ませています。




★小さい頃にお薬を飲ませるのって大変!
 でも、そのうち、薬を飲ませるのにも、飲むのにも慣れてきて楽になるはず・・・
 ところが、大きくなるにつれてまた違った問題点が!
 自主管理になると、きちんと飲むのが難しくなります。
 遊びに行ってて忘れちゃった・・・なんてことにならないように、
 小さい頃から、お薬の大切さを教えるのも家族の大切な役目ですね。
 きちんと飲んでいないと、コントロールが乱れるといわれたことがあります。
 お薬だけはきちんと飲んでね。