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装置や身の回り品を送る
20kg以上の大きな装置や,衝撃を加えたくない精密機械は,専門の輸送業者に依頼した。税関提出書類等は代行してもらえるので,装置をリストアップし,それらが「輸出禁止品でない証明書」を用意しておく。これはメーカーや販売代理店からもらえるはずで,もし担当者が「はあ?」という調子だったら人替えが必要だ。
身の回り品や書籍など各箱20kg以下なら郵便局からEMSで送るのが早くて確実。きちんと梱包してあれば日本を出るまでは破損等の恐れはたぶん全くない。東京国際郵便局のページに丁寧な解説があるので御一読下さい。これは配達の追跡もできるので便利。時間外取扱のある大きな郵便局なら夜中でも持ち込める。その際,お互いの手間を省くためあらかじめInvoice(例)を用意しておくと良い。一人分の生活雑貨,衣類でしたら3万円くらいで充分送ることが出来る。ただし,国によっては四角いはずの段ボールが球状になって到着する場合があるので壊れそうなものは避けたほうがよいだろう
Academic Visitor's Visa
英国は,とてもフレキシブルな(予想のできない)入国審査がある。ビザは担当者によって決まる。通常の旅行者は6ヶ月の滞在許可で,これは全く問題ない。何も言わなければこれになり,当然働いてはいけない。留学する人たちは「学生ビザ」で,これが結構大変らしい。現地企業にお勤めなら「就労ビザ」だ。
その他にAcademic Visitor's Visaというのがあり,研究者などが「英国でもうけない」ことを前提にした許可が1年間出してもらえる。期間を書き込むのも空港のカウンターの担当者なので,もし「2年間の共同研究」なら,きっと2年分でるはず。これには滞在先からのInivitation Letterというより,人事係(Personnel Office) からの身分保証書のような手紙でOK。私の場合,「何が専門なの?」「電気,特に電気材料よ」「それじゃ,気をつけて」という会話だけ。べつに預金の残高証明もなにも要求されない。
装置の搬入と実験準備
学科専属のポーターがいて,その他研究者の数より多い補助スタッフ(機械加工担当,電気系統担当,ネットワーク担当...)が助けてくれる。モノを動かすたびにまいあがる埃以外は何の問題もなく準備完了。当然,100V駆動の装置があるので「私のテリトリー分」の大きな変圧器を持参した。パソコンだけという人なら各国仕様のコネクタだけで充分だろう(例)。ちなみに英国はヒューズ入りの巨大なタイプ。作業台の高さは110cmあり,とにかく天井が高いので気分が良い...と最初は思った。(こんな感じのセットアップ)とりあえず,基本的なデータをおさえる。
問題は予想通りネットワーク。大学のシステムは全てコンピュータセンターが管理していてプリンタ等まで別ネット。ソフトも大学が管理してEmailはPegasusMailを大学仕様にアレンジしたもののみ。メールサーバーをMacのネット側にまでもってくると日本語未対応状態になるのでUnix側に置いたままにしてもらい,一番単純にTelnetで対応。そこまでいくにもMacのFinderだけは英語版に置き変えないとアクセスできなかった。センターのお兄ちゃんありがとう。
日本語メールは手っ取り早く検索サイト提供の無料メールサービスを利用した。でないと文字化けをはじめ添付書類が無視されてしまったから。
居心地
最新鋭と思われるWSでカオスの計算をしている人もいるのに,Win3.1がしぶとく生き残っていたり,恒温チェンバーに同業他社から別々に人が来て改造を加えていく。それに対応している人と,それを使う研究者はまた別人...。かと思うと部品手配から全てやっているPhDの学生もいる。という風に個人経営なので,私がひとつ作業台を独占して勝手なことをやっていても全く自然で,わりと良いタイミングでコーヒー飲む?とか声をかけてくれるので居心地は良い。