12/15-19
うわあ日本人ばっかり。
ある程度の高さの空間が真っ黒。みんな同じ顔にみえる。
アッパークラス
1年間のオープンチケットはブリティッシュエアウェイズのエコノミーとヴァージンアトランティックのプレミアムエコノミーが同じ値段だった。当然プレミアムだ。ヴァージンはエコノミーにも個別モニターがあると評判だが,めちゃ狭で1度で懲りたままだった。が,プレミアムなら快適である。帰りは勝手にアッパークラスに変えてくれた。これは通常のビジネスクラスとファーストクラスの中間くらいである。フットレストがういーんと上がるのが気持ちいい。食事はいつでも頼めるレストラン形式を採用しているし,メニューも豊富だった。味も機内食としてよく頑張っていると思う出来だった。
隣は西洋顔の若い女性。荷物を押し込むのを手伝おうと Shall I...と切り出したが,無言。終始無言。どっかのおじょー様にしては全くの一人だし....と思っていたがアテンダントが注文を取りに来てようやく事情が飲み込めた。彼女は英語が話せなかったのである。ルーマニアから日本へお嫁にいく途中で,片言の日本語が話せる。たとえば「カレー英語何?」である。「カレー」も日本風イントネーションでレーが高音。「Curryです。」と私。イギリスの誇るカレー都市レスターに住んでいたんだから発音は完璧だ。彼女は「ラーメン好き」とか。残念ながらヴェトナミンビーフンしかなかったが,口に合わなかったようだ。アテンダントに彼女ルーマニアからなの,と言ったときのまいったという顔はちょっとまずいんじゃないか。心理学専攻のPhD学生がゲストハウスにいた時,ルーマニア人は馬鹿にされていると憤慨していたことを思い出した。でも,ローマ人の末裔....ということはヨーロッパの基礎をつくった方々の子孫じゃないですか!なんてむつかしいことよりお客様なんだから。ヴァージンお得意のオーバーブッキングでフライトが1日遅れアッパーにしてくれたそうだが,日本にいる未来のだんなに連絡をとれなかったそうだ。相手は心配しただろうが,幸せを祈る。私はどっしりとした作家モノのマグカップ(上の円半径が底の1.8倍くらいある)を使っていて,2つとも「何か縁がころがってるかも」とイギリスまで持っていった。残念ながら持ち帰ってきてしまった。結局は職場と家で使っている。まあいいか。
Tidy, isn't it?
なんと清潔感あふれる国なんだろう。思わず上記の言葉が口に出る。成田エクスプレスの車内整備の人はきびきび働いてるし。そういえば以前働いていた会社には5S運動というのがあった。整理・整頓・清掃・清潔,ここまでは多分電機労連会社ならあるだろう。5つ目は「しつけ」です。Neat
and Tidy は日本の誇る文化習慣ですね。ゲストハウスでは「なんで毎週掃除機かけるの?」と聞かれたがそんな想定外の質問には答えようがない。そんな人たちがあのJRの車内整備を見たら驚くだろう。クリーナーがちゃんとクリーンにしているのだから。
Noisy, isn't it?
ところが,なんか目にはいるものがNoisyなのだ。車窓からの眺めは緑一面というのに慣れていたので,ごちゃごちゃしたカオティックな風景はうざったい。でも空は一面の青空。英国ミッドランドは空の方がよっぽどカオスだった。グレーがかった青・グレー8段階がほとんどいつも一緒に存在していた。
耳に入る音も多い。言葉の周波数が若干低め,という話は以前ギリシャ特集でフレンチの教授と話していたのだが,確かにそんな気がする。機械声が極度に多い!レスターではリフトが 'Mind the door, please.' 'Ground floor, going up' とかをつぶやくようにいっていたが,日本はいっぱい。道路もしゃべる,というか商店街の電柱が呼び込みをする。しかも謙譲語までつかってくれてるし....。
芸術的発泡ポリスチレン
コンビニ弁当の容器である。すぐに捨てられてしまう運命,多分コンビニ食堂の客は容器で「おいしそう」と感じる類いの人間ではないだろう。でも器っぽくせずにいられない国民性が結構好きだ。コレクターどっかにいないかしら。これは渡英前から気になっていたアイテムではあるが,帰国して見るとやっぱりすごい。
そんなコンビニ食品にだって季節感があるし,菓子パンの類いの種類も1月とはかなり変わっていた。自信をもって言えるがイギリスでは11ヶ月の間,新製品というものがレスターのスーパーにならんだ記憶がない。It's New!とあっても11ヶ月の間Newだった。食の話題についてはやはりイギリスはまずいし,選択の自由が与えられてない。ポッシュなリンボー先生がなんといおうと,一般庶民の食文化は貧しい国だった。
もちろん食品トレイは白のまま。しかも形も角にRのついた長方形一種類。日本のように「ね,竹で編んだ角皿っぽいでしょ」というのはなかった。ムダという人も多いだろう。そもそも食品トレイなんてゴミを増やすだけ,そんなものを芸術視するな,という意見もあるだろう。でも私はこういうムダが大好きである。中には赤絵なんてとんでもないサイン入りのだってあるのだ。紫蘇の写真をPhotoshopで加工したのかも。作品展とかやってたら御一方下さい...ビックサイトとか幕張メッセでやっているフードパッケージ展とかにも行ってみたくなってきた。
実験ベンチから観葉植物つき重役イス
レスターでの居場所は奥行き約70 cm,幅約1 mという実験ベンチの一部だった。一見私も装置の一部のようだった。うるさい装置だ。レスターの連中から「ベンチの一部に穴が開いてる」のメール,これはうれしい。「いきなりquietになった」「ムダ話の相手がいなくなった」というものあるが,私は英語会話のお勉強をしていいという条件で行ったのだから当然だろう。
新オフィスは横須賀リサーチパークというバブリー地域振興系の名前のついた企画モノの一部だ。研究所なのにオフィスというのは私の実験設備は小金井にあるし,研究の脳みそが小金井なのだから当然そちらの方が研究の場になる。でも仕事の半分は研究ネタ取りの営業なので,資料作りや口先仕事はオフィスで充分可能だ。なぜ遠く2ヶ所の兼務状態になっているのかという理由は全くわからない。多分官僚仕事でいろいろそういうことになっているのだろうが,Drワクという横入りをした身にはニュアンスもつかめないのだ。
オフィスでは私の植物が待っていてくれた。秘書様ありがとう。こんなに元気に育ててくれて。1年見ないうちにこんなに大きくなって,というやつである。特に「電力研」は見違えるほど元気だ。電力研ちゃんの正式名はコルジリネ・レッドエッジという,ドラセナ系の葉に斑がクリームイエロー,マジェンタの縁取りがあり,下葉は結構落ちやすい。なのに下葉までとても元気なままだ。すばらしい。
電力研というのは,私が大学の4年で所属した研究室で,地下にあった。そこに枯れかかった葉が一枚残った状態で瀕死の観葉植物がいたのだ。園芸部も出ている私は放って置けず,私が蘇生させて見せます!といって無理やり引き取りそれ以来15年も同居している。もちろん下葉が落ちるので数年おきにばさっと切り葉を束ねて蒸散を抑え...園芸は別サイトにしよう。現在のチビのほうは瀕死のから4世代目になるのだが相変わらず「電力研」と呼んでいる。他のには別に名前はついていない。
オフィスは毎朝クリーナーがきちんとクリーンにしている。レスターのクリーナーはごみ箱をEmptyにし,私や学生とお話しをした後,床をなでたふりをして帰っていっただけだ。デスクは当然人間工学に基づいた設計のOAデスクで低めのパーティション2辺にゆるやかなRをつけて作られている。イスはひじ掛け背もたれともうまいぐあいに設計されてクッションがきいている。レスターでは最初は背の高い木の背もないイスだった。おしゃれなカフェには案外似合うかもしれない。
文房具類など共通で使うことの多いものは一ヶ所にまとめられ,整理されている。ポットにはお湯が沸いていてカルキはこびりついていない。コーヒーミルクは飛び散っていないし,コーヒーメーカーのガラスは透明である。このオフィスのダスターならイギリス人は顔を拭けるぞ。「きれいなところをきれいに保つ仕事です」というフレーズは失業中に見た求人広告の一部だ。たしかホテルのルームキーパーだったと思うが,これって幼稚園などで「いつもきれいにしていればお掃除は楽なんですよ」って教えられたのと同じだ。掃除が苦手な私は家具モノを買わない置かないことで楽にしているが。
I miss...BBC
早くものmissしたものがある。徒歩通勤,きれいな空気,咲き誇る雑草,英語。最初の3つは自分で改善するのはむつかしい。で,英語は少しでも整えようとスカパーである。CSのアンテナとチューナー,TVを購入しても150ポンドだ。さすが日本!リーズナブルだ。TVのある生活は15年ぶり。昨晩からSky
NewsとBBC Worldを受信している。無料お試し中なのでFOOD TVでなつかしの「グラハムカーの世界の料理ショー」一挙放送をラッキーにも見ることができた。幼少の頃一家で見ていた番組である。でも...多分料理そのものはきっとまずいに違いない....ような気がする。
もちろん普通のアンテナとはつながっていないので,NHKは見ることがない。この場合受信契約は成立しないので受信料はスカパーのみに支払うだけ,NHKから取り立て屋が来たらきっちり見ていってもらう予定だ。しかしBBCの場合には,チューナーに課金しているのでたとえChannel5しかみなくてもとられる。TVライセンスといってもパソコンにTVチューナーが入っていれば課金される。みつかるとIllegal!と言われていやな思いをすることになる。
新企画
思い出話は,お題をいただかないと出てこないし,創作してしまう可能性が高い。「そういえば」のページをつくって思い出したときにつけておくような仕様で良いかと。絵を抜き出して絵日記はイタリアンとフレンチ中心にまとめたい。いいとこどりして英語化しようかな,とか。イタリアーノ・フランセお勉強中ページとか,ようするにまだ何も考えてないんですねえ。でもこういうのは書き出すととまらないもので...。年末特集としてクリスマス風の絵とドラゴンの絵を,とりあえず来週あたりに。
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