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eCTDは作れないが、リーフ・ファイルくらいは自社で

eCTD仕様のWordテンプレートを作ろう

目次設定

目次タイトルを作ろう

 今までは、”Normal.dot”にあらかじめ準備されていたスタイルを変更することで作成してきたが、ここでは「新規スタイル」を作成する方法を解説しよう。「目次タイトル」だけでなく、新規にスタイルを作りたい場合に役立つ。

 新規スタイルを登録する。「文字/段落スタイルの設定」の画面から[新規作成(N)]をクリックする。

図28 文字/段落スタイルの設定

 名前を決める。ここでは、目次タイトルなので図29のように、「TOC見出し」と入力しておこう。基準にするスタイルを「標準」に次の段落スタイルを「標準」に変更する。

図29 新しいスタイルの作成

フォント

 目立たせるために、12 ptに設定する。

図30 TOC見出し フォントの設定

段落

 インデントと行間隔のタグの画面から、配置を「中央揃え」、「間隔」段落前後を0.5行に設定する。

図31 TOC見出し 段落・文字間隔の設定

 改ページと改行のタグの画面から、「次の段落と分離しない」にチェックを入れる。

図31 TOC見出し 段落・改ページと改行の設定

 以上で、スタイルを新規に作成する方法の解説の終了だ。次に、目次本体のスタイルの設定なのだが、”Normal.dot”にあらかじめ準備されていたスタイルがそのまま使えそうなので、修正なしで使ってみることにした。

目次の作成

 標準スタイルで目次を作るスペースを数行作る。一番上の行のスタイルを「TOC見出し」にして「目次」と書く。目次と本文ページのページ分けをするため、改ページを実行する。ここで、注意事項は、ページを送るため改行のくり返しで行ってはいけない。必ず、改ページを使うことだ。

 改ページの方法は、改ページしたい位置にカーソルを移動して[挿入(I)]-[改ページ(B)]を選ぶ。今回は、一番最初の見出し1行の先頭にカーソルを持ってきた。

図33 挿入-改ページ

 改ページメニューの「カーソル位置への挿入」から、「改ページ」のラジオ・ボタンを押してOKだ。

図34 改ページ

 目次ページは、図35のような状況だ。次に、[挿入(I)]-[索引と目次(D)]を選ぶ。

図35 目次ページ

 「索引と目次」の目次タグを選んで、アウトライン レベル(L)で目次に出したい見出しレベルを入力する。今回はレベル3にした。これでOKを押すと自動で目次が生成されるのだ。

図36 索引と目次

 アウトライン レベルについて少し追加しておこう。まず、通知(薬食審発第0527001号)には以下のようにある。 

 

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ハイパーテキスト・リンキングおよびブックマーク
 前略

一般に、目次付きの文書については、全ての表、図、出版物、その他の参考文献および付録を含めて、目次に示された各項目に対するブックマークを提供する。ブックマークは、目次の階層レベルと順序にしたがうこと。ブックマークは文書の効率的なナビゲーションのために必須である。一般に、申請文書またはモジュールの主要な目次にブックマークを含めることは有用である。ブックマークの階層は目次と同様とし、目次の階層以上のブックマークのレベルは設けない。レベルを追加するごとにブックマークを読むためのスペースが必要となる。4 階層を超えない範囲での利用を推奨する。

 

 つまり、ブックマーク(PDFのしおり)と目次は同じもの(同じレベル)を作れ。それは、4階層を越えないことを推奨している。次に薬食審発第0527004号には以下のように書かれている。

 

 別紙 3ページ

4.3. ブックマーク(しおり)
ブックマークは原則として第4 階層までを表示すること。ただし、第5 階層以下についても、審査上有益と判断される場合は、ブックマークを設定しても差し支えない。ブックマーク作成時には以下の事項を考慮すること。
 PDF ファイルのブックマークは、同一ファイル内のCTD 項目及び目次に相当するものを設定する。

 

 この通知を判断すると、目次には見出しレベルの4まで載せた方が良いだろう。もちろん文章によっては4まで無いものもあるが。それで、図36のアウトライン レベル(L)は常に4にしておいた方が無難だろう。

 さて、出来上がった目次を見てみよう。何だか、灰色になっちゃっているが、印刷してもこの灰色は出ないのでご心配なく。こうして作成した目次は、その行をクリックすると、そのページの見出しに飛ぶ。戻りたい時はみどりの矢印がツールバーかどこかに追加されただろう。それを押すと戻れる。

図37 Word目次

これが、今回作成した目次の見本です。まだ、eCTDの仕様にはなっていません。

 見出しと目次の機能を使ったのだから、Wordの便利な機能を紹介しておこう。ツールバーに[見出しマップ]というアイコンがある。これを押してみよう。

 PDFファイルのしおりのように、左側に見出しが現れる。ここをクリックするとその見出しに移動できる。また、見出しレベルの誤入力や見出し番号の誤入力などの確認にも利用できて便利だ。

図38 見出しマップ

 ファイルを”eCTD_template05.doc”として、保存しておこう。これで、通常の文章なら作成可能だが、eCTD仕様では足りないのもがある。次は、その解説だ。