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eCTDは作れないが、リーフ・ファイルくらいは自社で

過去の文章をeCTDテンプレートに当てはめる

テンプレートを当てはめる

 過去に作った文章が、eCTDテンプレートと近い作りならば、テンプレートだけを当てはめる方法がある。

 テンプレートは、Windows2000では

 C:\Documents and Settings\自分のフォルダ\Application Data\Microsoft\Templates

に格納されている。「eCTD仕様のWordテンプレートを作ろう」で作成した基本テンプレート”eCTD_template10.doc”を、テンプレート”eCTD_template10.dot”にしてここに登録しよう。

 ”eCTD_template10.doc”を開き、「ファイル名を付けて保存」の[ファイルの種類(T):]で「文書テンプレート」を選び、保存する。そうすると、指定されたTemplatesフォルダにテンプレートとして登録される。

図91 文書テンプレートの保存

 次に、過去の文書を開きこのテンプレートを当てはめる方法だ。[書式(O)]-[テーマ(H)]を開いて「テンプレートの適用(S)...」を選択する。

図92 テーマから「テンプレートの適用(S)...」を選択

 [テンプレートの適用]の「テンプレート(T):」から”eCTD_template10.dot”を選ぼう。

図93 登録したテンプレート”eCTD_template10.dot”を適用

 以上で、過去の文章に”eCTD_template10.dot”が適用された。しかし、「eCTD仕様のWordテンプレートを作ろう」で作成したものすべてが適用されるわけではなく、このあと、eCTDの仕様に合っているかどうか確認作業が必要となる。例えば、「eCTD仕様のWordテンプレートを作ろう(ページ設定)」はこの方法では適用されないのだ。余白一杯の表があった場合、ページからはみ出したりしているかもしれない。また、eCTDの基本テンプレートで使っていない「スタイル」の箇所は、当然テンプレートが適用されない。

 この方法は、基本テンプレート”eCTD_template10.dot”やそれを応用して作成したテンプレートで文書を作成したが、テンプレートがバージョンアップされてたときなどに最適な方法だと思う。

過去の文章をeCTDテンプレートに当てはめる

 過去のWord文章を単純にeCTDテンプレートにコピー/ペーストすると、過去の文章のスタイルとかフォント情報とかも一緒にペーストされてしまう。これを一々手作業で修正してもよいが、なかなか手間がかかる。一方で、過去の文章から「書式の情報を持っていないテキスト」としてeCTDテンプレートにペーストし、スタイルを当てはめていく方法がある。どちらが、よいかは文章にもよると思うが、ここでは後者の方法について説明しておこう。

図94 「形式を選択して貼り付け」で「テキスト」として貼り付け

 本題に入る前に、Windows2000より前のOSで作業した文章などで、英数字フォントのギリシャ文字が無い(Windows2000以降でも英数字フォントのギリシャ文字が拡張された事を知らない)場合などで、日本語フォントの”α”や”μ”を使用しないで、symbolフォントが使用されている場合がある。

 フォントが若干違うので、よく見るとわかるのだがこれを文章中で探すのは至難の業だ。

図95 Symbolフォントを使用した文章

 この文章を、このしたに「形式を選択して貼り付け」で「テキスト」として貼り付けてみた。するととんでもないことになる。

図96 Symbolフォントを使用した文章をテキストとして張り付け

 「α」が「a」になる。まあ、この辺はご愛敬で、あとで修正可能だ。Times New Romanで入力したギリシャ文字が、日本語フォントのギリシャ文字になってしまう。まあ、内容的には変わらないし、あとで修正可能だ。下付文字なども、書式情報をペーストしていないので無くなってしまう。これも、あとでコツコツ修正しよう。

 最大の問題は、「μ」が「m」にってしまうことだ。ED50値は、1,000倍大きな値に化けてしまう。そして、この「m」は最初から「m」だったのか、もともとはSymbolフォントの「μ」だったのか元文章からしか確認できないと言うことだ。

 コピー/ペーストする前に、SymbolフォントをすべてMS明朝に修正しておけばよい。Times New Romanのギリシャ文字を使ってもよいのだが、MS明朝の”α”や”μ”でペーストされてしまうので、あとでTimes New Romanに変えることを考えればMS明朝で十分だ。Symbolフォントが使われているかどうか、どうやって探すの? はい! 図95をじっくり眺めて、Symbolフォントのギリシャ文字を記憶して、文章の最初から地道に探しましょう。。。

 実は、良い方法があるのです。それは、Wordの検索機能のオプションを使うのです。オプションは、その他にも色々な検索が出来るので、覚えておいた方がよいですよ。

図97 「検索と置換」から「オプション(M)」をクリック

 下に「検索オプション」が出るので[書式(O)]-[フォント(F)...]を選ぼう。

図98 検索オプションの[書式(O)]-[フォント(F)...]

 「検索する文字」の画面の「英数字用のフォント(F):」からSymbolを選んでOKだ。

図99 「英数字用のフォント(F):」からSymbolを選択

 「検索する文字列(N):」の下に「書式: フォント:Symbol」と表示される。「検索する文字列(N):」には何も入力しないで検索すると、Symbolフォントを使った文字が検索される。検索されたギリシャ文字を、MS明朝のギリシャ文字に修正していけばよい。

図100 Symbolフォントを使った文字の検索さ

 Symbolフォントが全部無くなったら、文書をコピーしeCTDテンプレートにテキストとしてペーストする。修正した個所はわかっているので、MS明朝のギリシャ文字をTimes New Romanに変更する。

 eCTDテンプレートには「標準」スタイルでペーストされているので、eCTDツール・バーを使って見出し設定とか行う。図は、ペースとされないので、別に通常のコピー/ペーストする。表は、Wordで文書作成(表の作成)を参照して再作成する。リンク情報も無くなっているので、張り直す。。。

 頑張って、eCTD使用にする。

 結構面倒だけど、急がば回れ。過去の文章は、色んなスタイル、でたらめスタイル、フォントめちゃめちゃに加え、よくわからない書式とか持っている場合があるので、適当にコピー/ペーストして修正に手間取ったあげく。ちゃんとしたPDFファイルが出来ない何て事になりかねないぞ!!

急がば回れ。