オープンマイク 二番手 「日雇い君&姫様 作 日雇い君               戻る


僕、イケメンなんて言われてる、高校一年男子。  
今、家からちょっと遠い、とある肛門科の病院の前にいる。  
実は僕、今日こそココの病院で自分のおしりの穴を診てもらおうと思ってやってきたん だ。
別に痔だったりする訳じゃない。先生がこの辺で評判の美人女医なんだ。
歳はおそら く20代後半から30代前半。しっとりとした、それでいて瑞々しい感じのする大人の人 だ。
そのカラダも、ふっくらとしながらも締まっているところは締まっている。
まるで品 のいい奥様っていうか、アザミネーゼ・シロガネーゼなんて話にもならないくらいだ。
そ の美人女医のあの人に、僕のおしりの穴を診てもらう……、僕はそのことを想うとたまら なくて、何度もオナニーした。ああ、あの人におしりを診られ、いじられるなんて……!  
僕はとうとう決心し、この病院の前に来て、そしてドアを開けようとしている。
「……様ですね、お掛けになってお待ちください」  
僕はさえない受付嬢に保険証を返してもらうと、ただひたすらその時がくるのを待っ た。
時間は午後4時30分をすこし回ったところ。うまく行けば僕が最後の患者だ。
次の 患者のせいで堰かされてハイおしまい、なんて来た意味がなくなってしまう。
いっぱいワ ガママを言ってじっくり検査してもらう、それが僕の願いなんだ。
僕の前で診察を待って いる患者さんはどこかの普通のOLって感じのひと、一人だけ。
この人が終われば後は僕 一人。ああ、早く診られたい。
そして、そして……。 「じゃ、次の方どうぞ」 とうとう待ちに待った、その瞬間がやって来た。
僕は軽く身繕いをして、意を決して診察 室に入った。
「どうしたのかなぁ、今日は?」 「あ、あの……」  
その美人女医の先生が僕の前にいるというだけで、僕はたまらなさと緊張とがいっしょ くたになって、
言葉がなかなか出てこない。
来る前はあんなことも、こんなことも、とシ ミュレーションしてきたというのに、とてももどかしい。
そんな僕を先生はシャイな子だ と思ったのか、この世のものとは思えない優しい瞳で僕を見、  
「恥ずかしいのかなぁ? 私に言ってくれないとぉ、悪いところ治らないよぉ」 と、とても甘美な声で問いかけた。
僕は必死で、シミュレーションの通りに答えた。汗が じっとりと背中に滲んだ。
「あ、あのう、2、3日前からおしりの、おしりの方が痛いんです」

「どんな感じでぇ、痛いのかなぁ?」

「な、なんていうか、その、しこりがあるっていうか、う、うんちするときに引っかかっ て痛いんです」  
やっと答えられた。  
切れたとか裂けたとかでも理由はあったけど、それだと診てもらうだけで、
いじったり はしてくれないんじゃないか、そう思って答えた。
そうすればどこにしこりがあるのかを きっと指できっちり触診してくれるに違いない。
ああ、僕のおしりの穴に、あの、美人女 医の先生の、白魚のような綺麗な指が、は、入ってくるなんて……。
僕は、診察の時勃起 してしまったらまずい、そう思って数学の超難問とかを念ずるように思い浮かべた。
妄想 が爆発しかけている。

「じゃ、そこにズボンを脱いで座ってねぇ」  

僕は、指さされた診察台にズボンを脱いで座った。
恥ずかしかったけど、ズボンを脱が なきゃ始まらない。
その間先生は治療に使用するらしい、いろいろな道具を用意してい る。
その道具の数々に様々な妄想がアタマの中で駆け巡った。

「じゃそこに靴を脱いで四つん這いになって上がってねぇ」  

先生は僕が四つん這いの体勢をとると、10cmちょっとの穴の開いた大きい白い布を
僕のお尻に被せ、薄いゴム手袋をはめる。
先生の手袋をはめた手がすごく生々しく光って いるのを見ると、
ああ、ホントにいよいよなんだなあって考えたら、動悸が早くなってな んか苦しい。
まだ冷静になってないといけないのに。

「じゃ、パンツを膝まで下ろしてくれるぅ?」  

僕は爆発しそうな心臓を抑えて、言われる通りパンツを下ろした。



自作小説より抜粋。