第一部 一番手 都立家政                                      戻る


「スペース青年のテーマ」

俺の存在が愛だ
洒落にもならねえ
連れの彼女に何故か
急にモテたくなる
孤独を恥じるな
恥ずかしいけど
今日もバイトを探す 
フリをしてる

宇宙を飛んでる
俺の思い込み
何かを定義してる 
暇なんかねぇんだ
全ての退屈を
今夜飛び越えて
君のところに
逢いにいくよ



「自分」

自分だと思ってる オレ これ 自分みたい
いつどき 鏡みても 
だいたいは 同じ顔で 
似てるから 
多分同じ人と  思う

この顔を連れて 区役所に 住民票 とりいくと
この自分が 自分だという 
証を みせてもらえる ことになっている

どこでもつかれたり 眠たくなったら 白い家とかあったら
どこでも入って寝たり くつろいだり したいけど
表札に 自分の名前が書いてないなら
白い家でも 青い屋根でも 勝手に入っては いけない
それが 名前の掟

それはボクを突破口にして 本当はみんなで
芸術の根元を作ったとしても
オレの口や手から出たら 印税は オレの懐に入る 仕組み
そこにいる彼女の オマンコに 表札はついていないけれど
オイラはあれを一つ 所有

このおのおの自分が プラネット地球には 60億自分集まって
表札出したり 白い家に住んだり オマンコを所有したり 詩を朗読したりするんだから
不思議
このそれぞれ自分は 60億も集まって きっとみんな 自分たちもこぞって
もっともそこにある の幸いの為に 楽しくやりたいと思っているのに 
悲しいこと いっぱいあるのも
不思議

したらばこの目の前の鏡を叩き割り 手放しで 手放して 帰り
帰り 野に咲く花と共に太陽の光で目を覚まし 帰り
我は名を捨て 路地裏で ドブネズミと共に人間たちには見えないカタチになって
中華料理店の排水溝から流れるラーメンのくずを漁って 
手放しで 
銀河へ きっと 
かえる 
さようなら 
宇宙へ 
手放して 



でももし そうなったら
もしそうなったら
ボクは自分じゃ 
なくなってしまうかも知れない。



自分だと思ってる オレ これ 自分です よろしく
いつどき 鏡みても  だいたいは 同じ顔なので 友達にすぐに見つけてもらえて よい!
60億自分がいるけれど なかなか見分けがついたり また会いたい人に 会いやすくしてある このシステムは よい!
こんにちは 都立家政です 
自分です 
本名はまのみきです 
60億いるという 自分の皆さん はじめまして 
どうぞよろしく。