RIP







蝋燭が生む薄灯りの中に絡み合う一対の体が浮かび上がる。
長身の男が、少女の柔らかな脚を広げ押さえ込んでいる。
光の届かない闇に低い呼吸音と微かな啜り泣きの声が満ちる。

「うっ…」

伯父は彼女の何処が弱いか知り尽くしている。
敏感な部分を、大きな手で、太い指で、厚い舌で、舐り、擽り、撫で擦り、ひたすらに責めた。
その度にジェイミーの理性は散り散りになり、甘い快感の波が彼女を襲った。

―苦しい…。

強すぎる快感は逆に不快感をも呼び起こす。
それと同時に、心に湧くもどかしさも限界まで来ていた。
愛撫を受けて昂っている身体が熱くてしょうがない。

少女の首に舌を這わせ、口付けながらマイケルはじっと少女の表情を観察していた。
5年の間に馴らした甲斐あって、確かに身体はマイケルに応えている。
膨らんだ胸を潰して苦しげに身を捩っている姪を冷ややかな思いで見下ろす。

―強情だな。

少女が今何を求めているのかは手に取るように分かる。
きっと仰向けに転がせば、その乳首が愛撫を期待してぷっくり立ち上がっているはずだ。

「ひあっ…!だ、だめぇ…!」

夜着の裾を捲り上げると少女の丸いお尻が露になる。
赤と青の縞模様のついた下着の奥から、少女の匂いが強く立ち昇る。
秘所の部分は濡れて染みになり、ぐっしょりと湿った布地が張り付いている。
肩越しに懇願していた少女の顔が枕に埋められた。

「あうっ、やだぁ、見ないでぇ…」

背中を上から押さえつけているマイケルの手が更に力を加えた。
一寸たりとも動くなと言うことだろう。
抵抗を諦め大人しく流れてくる涙を呑む。
マイケルは下着をずらすとその下から指を差し入れた。

「ううっ…」

柔らかな膣壁を割って中を掻き回す。

「ん、んんっ、ん〜っ!」

びくんと腰が揺れた辺りをことさら突くと、少女が高い声を上げた。
更にもう一本指を入れ、ずぶずぶと前後に動かす。
ぐちゅぐちゅに溢れた愛液を指に絡ませた。
枕に隠した小さな顔に一方の手を入れ、無理やり横に向かせるとその口に濡れた指を突っ込んだ。

「う…、んふぅ…」

息を喘がせる少女の切なげな声に軽く目眩がした。

―もっと、もっとだ。

この娘に思い出させてやる。

お互いがどれだけ深く繋がっているかを。

自分から逃れる事など出来ないと言うことを。

ずらした下着の横から舌を入れて秘裂をなぞった。
奥からどんどん出てくる愛液が口の周りを濡らす。
滴るそれを指で救うと小さく愛らしい肛門に擦り付けた。

「やぁっ…はぁあん!」

差し入れた人差指をぐにぐにと中で動かす。
暖かな腸壁の動きが直に感じられた。

「やだぁああ、おしり、あっ、きたないよぉ、やめてよぉ、も…う、ぅあああん!」

ジェイミーが髪を振り乱して身を捩り、枕に顔を伏して咽び泣いた。
その一方で秘裂の潤いが増していく。
調教と恥辱が効果的に彼女に働いてるのを確めてマイケルは満足した。
指を出し入れさせながら、震えるヴァギナに口付け、舌を入れて吸い付いた。
くちゅくちゅ音を立てて襞の皺まで舐る。
しかし皮から顔を出すクリトリスは敢えて除ける。
快感を一番強く獲られる部分を取り残されて、ジェイミーは切なさに泣いた。
暫くそうやって弄ってからマイケルは体を起こし、そっと力を込めて少女を仰向けにしてやった。
泣きじゃくる顔からそっと張り付いた前髪を除けてやる。
蝋燭の明かりは小さくて今にも消えそうだった。
その瞬く光の合間に、ジェイミーは見た。
伯父の顔が今まで見たこともない穏やかな微笑を浮かべているのを。
そして彼が服を脱ぎだしたのを見て戦慄した。

今日はお仕置きだ。
彼女を俺の物として今のうちに躾けておかないと、またいつ突飛もないことを言い出すか堪ったものじゃない。

マイケルはジェイミーの脚から下着を脱がせた。
愛撫の途中で止められた女陰がヒクヒクと微かに動いている。
手早く自分の服を脱ぎ捨てると、淫らに紅く色づいたそこに既に勃起しているペニスを宛がった。

ジェイミーは微かに期待した。
伯父が陰茎の先端を宛てたのは、いつもどおりその潤いで幹を擦るためであって、それ以上の事はしないのではと。
あまりに脅える自分をからかっているだけで、本当はもう許してくれたのではないかと。
だが少女の淡い希望は、張り詰め続けてきた男の欲望の前ではあまりにも無力だった。

「やだぁ、こわい、こわいよぉ、やめてぇっ!」

怒張した陰茎の先端が柔らかなヴァギナにめり込む。
ぐいぐいと力任せに押し付けられてあまりの痛さにジェイミーは叫ぶ。

―こんなの、絶対入るわけがない!

指や舌を差し入れられたり、陰茎で擦り付けられていた時は比べ物にならない激痛が脚の間からジェイミーを貫いた。
痛覚でぼんやりした頭で、荒い息を上げて静かに呻くマイケルもまた痛いのだろうかとジェイミーは思った。
何かが入口から引っ掻くように鋭い痛みが走る。

「やだぁ…いたぁい…」

ポロポロと涙が零れる。
マイケルが何度も腰を沈めようとするが、ジェイミーには痛いばかりで体が強張る。

―どうしてこんなに痛いのに止めてくれないの?

血管が浮き出て天を突くほどに起ち上がった陰茎は大きく、ジェイミーにはこれが自分の体に入るとは到底思えなかった。
遊んでる時は可笑しくて愛おしくさえ思えたのに、今は凶暴に食い付いて離れない。

―お願い、抜いて…

そう伝えようとした時、ぶつんと何かを押し切る感覚が弾けて、ずぶぶとジェイミーの胎内にマイケルが這入り込んで来た。
めりめりと体が裂けるような痛みが突き抜けて、遂に内側からの蹂躙が始まる。
愛液で潤いきっていた膣壁の間を欲望の塊がぬぷぬぷと割り入って進んでいく。
更に腰にずしんと重い痛みが走り、ジェイミーはシーツを握り締めた。
彼女が痛みに苦しんでいるのが見えるはずなのに、目の前のマイケルは無表情なまま腰を沈めている。

―おじさんは、本当は私の事が嫌いなの?

それは絶えずジェイミーが抱えてきた疑念だった。
過去に1度ならず2度までも彼に殺されかけた記憶が蘇る。

―私達は変わったはずだった、そう思ってたのは私だけだったの?

彼の優しい腕の中に抱かれている時なら、こんな暗い考えはすぐ追い払う事が出来る。
だけど今は組み敷いて抱きしめる事さえしてくれないマイケルに恐怖心が募るばかりで、悲しくて、寂しくて、恐ろしさばかりが胸の内側に膨れ上がる。

陰茎を深く沈めると、マイケルは一度動きを止めて息を吐いた。
ギュウギュウに両側から挟みこんでくる膣壁はきつく、少しでも気を抜いたら弾かれて圧し出されてしまいそうだった。

―全く、勝手にでかくなりやがって。

最初に弄った時など、小指もまともに入らないほど幼かったと言うのに。
今やすっかり大人になったジェイミーの体が、柔らかく、暖かくマイケルを包み込んでいる。
暫く悲鳴を上げて泣き叫んでいた姪は、力が尽きたのか諦めたのか、今は小さく呻いていた。
顔を背けてこちらを見ようともしない。
拗ねているのだろうとマイケルは思った。
自分の言う事をあからさまに無視されて、腹を立てているのだろう、と。
もちろん無視したのはわざとの事だし、加えていつもよりちょっと突き放してもみた。
怒らせたかもしれないが、きっとそのうちいつもの調子で甘えてくるだろう。
だってこんな素晴らしく強烈な快感の中でいつまでも腹を立てているなど、あまりに馬鹿馬鹿しいではないか。

少女のうねる膣壁がきゅうっと締まり、陰茎の更なる刺激を促す。
一旦腰を引き先端を入り口まで戻すと、もう一度腰を沈めた。
最初よりも緩やかに膣内に導かれる。
奥から熱い蜜が溢れ出し、抽送をじゃぶじゃぶと滑らかに助ける。
細い腰を捕まえてマイケルは何度も下半身を打ち付けた。
その度に奥の子宮がコリコリとマイケルを圧迫する。
柔らかくて暖かくて、本当にこの娘そのままだ。
夢中になって挿入した陰茎を出し入れし、膣壁をグリグリと擦る。
雷のような快感の光が背筋を抜ける。
水音を立てて自分を受け入れるジェイミーの胎内に、マイケルはその精を放った。
体が抱え込んだ全ての重りを一気に解き放ったような開放感に、マイケルは頭の中が真っ白になった。
手を付き、息を整える。

―まるで浄化だ。

体中に溜め込んでいた黒い情念が消えていた。
いつになく爽快な気分で、再び勃ち上がった陰茎を少女の中に埋めた。
ジェイミーはまだ彼から顔を背けている。
せっかくちゃんと繋がる事が出来たと言うのに、こんな時まで強情な娘だとマイケルは少々むくれた。
一言、彼女の可愛らしい言葉が聞きたかった。
くだらない倫理などに捕らわれずに、目の前にあることを愉しめばいいではないか。
少なくとも、マイケルは少女をまともに抱く事が叶って心底嬉しかった。
これでもうこの娘とは他人にも引き裂けない絆で結ばれたのだ。
ジェイミーの体が自分を迎え入れてくれた事に感動さえしていた。
窮屈な胎内を夢中で弄る。
あの小さかった女の子が、こうも立派に成長したとは。
ウキウキとした愉快さが体の奥から込み上げてくる。
これからもっともっと深く二人で繋がって行けばいい。
そうして俺もこの子も、もう悲しむことなどなくなる。
これでもう誰にも二人を傷つけることは出来ないのだ。

二度、三度と射精を繰り返し、四度目の挿入を始めるまでマイケルには周りの音の一切が聞こえなかった。
ジェイミーは顔を背けたままだ。
蝋燭の火はいつの間にか消えていたが、闇に慣れた目にはぼんやりと浮ぶ白い肢体が僅かに震えているのが分かった。
快感を堪えているのかと最初思ったが、ふと手を伸ばし顔に触れてマイケルは胸の奥が鋭く抓られたように感じた。
彼女の頬は濡れていた。
顎を掴みこちらを向かせて顔を見た時、マイケルは更に愕然とした。
ジェイミーは声も無く泣いていた。
その目は虚空に向けられて何も見ていなかったのだ。
まるで7年間病院の壁を見つめ続けていた時のマイケルのように。



続く