"My sweet, naughty uncle.M" 後編
全くの無抵抗と言うのも興醒めだな。
一頻り少女の匂いを探り、腰を包むタイツに手を掛け脱がそうとした時、あまりにも少女が大人しい事に気がついてマイケルはふと顔を上げた。
そうして初めて気がついたのだが、少女はいつの間にかすやすやと寝息を立てていた。
その安らかな寝顔にマイケルは一瞬呆け、次に猛烈に腹立たしくなった。
こいつだけは絶対、滅茶苦茶にしてやる!
数え切れない人の命を奪ってきたシリアル・キラーの彼だが、流石に獲物に目前で寝られたことなどなかった。
舐められてる、虚仮にされてる、可愛い顔をして腹の中では俺を笑ってるんだ!
力任せに少女の身体をへし折りたいのをぐっと堪え、ポケットから裁ちばさみを取り出した。
その先端を引っ張ったタイツの布地に静かに挿し入れる。
シャキンシャキン
何の音?
夢現の狭間でジェイミーはその渇いた音を遠くに聞いていた。
そして思い出す。あれば養母が鋏を動かす音だ。
養母は裁縫が上手で、ジェイミーに色んなものを作ってくれた。
部屋のカーテンもベッドカバーも日曜に教会に行く時に着るためのワンピースも。
お母さん?
伯父に初めて出会った夜、彼の暗い魂に引き摺られるようにジェイミーは養母を襲った。
それからは養母は二度とジェイミーに触れようとしなかった。
あれは自分の意志でしたことじゃないと泣いて苦しむジェイミーを病院に残して、自分も涙を流してごめんねと謝りながら、たった一人では決して会おうとしなかった。
ジェイミーは1年の間に二度、母親を失ったのだ。
思い出は悲しくて、夢はもうそれまでのような鮮やかな彩りと暖かさを失っていた。
シャキンシャキン
何であの音がするんだろう。
既に夢から醒めていたジェイミーはそっと薄目を開けてみた。
目を動かしただけでは大きく膨らんだスカートが邪魔になって分からないが、その向こうから音がしていた。
「ッ?!」
突然スカートの向こうに潜んでいた男が顔を上げた。
不気味な真っ白いゴムの肌に穴が二つ。
蘇った恐怖に息を詰まらせたジェイミーは、更に男が手にした見覚えのある裁ちばさみに背筋を凍らせた。
どこにでもある平凡な鉄のはさみだが、取っ手に小さなピンクのリボンが撒きついている。
養母が使っていた物だ。
ジェイミーはそれが数日前、最愛の義姉の命を奪った物だとは分からなかった。
数秒とも数分ともはたまた数時間ともつかない沈黙の中で、ただ吸いつけられるようにそのギラリと輝く刃を見て、ああ今度こそ自分は殺されるのだと覚悟した。
あれをお腹に突き立てられたら一たまりもないだろう。
しかし意外にも男はすぐに裁ちばさみを降ろした。
そして代わりにジェイミーの上に緩慢に覆い被さって来た。
両手を少女の頭の脇に付き、挟み込むようにする。
開いた腿の間に腰を沈める。
ジェイミーは何かスースーする感覚に導かれてスカートの中へ手を伸ばし、そして気がついた。
腰から腿に掛けてのタイツと下着が無くなっていた。
ひらひらと布地の端が手に触れて、先ほど切り刻まれていたのだと分かった。
剥き出しになった性器が空気に晒されていた。
やだ、寒い。
夏に庭で水遊びする時とはわけが違う。
今は冬の足音も近づく11月なのだ。
幾ら子供の体温が高いとは言っても、胸と腰を晒していれば風邪を引いてしまうだろう。
男が片側に肘を突き、片手を裸の下腹部に伸ばして触れた時、思わずジェイミーはぶるっと身震いした。
少女の性器を指でくすぐりながら、マイケルはそこが乾いたままなので内心舌打ちをした。
少女が眠りに落ちている間に暫く弄ってみたのだが、毛も生えてない綺麗な顔をしたそこは少しも潤う気配がなかった。
乳首では反応を示したのに、こちらはまだのようだ。
犯してやろうと企んだ悪戯なのに、流石に早すぎた自分の勇み足を苦く思った。
まずこの未成熟な性器では男性器の挿入は難しい。小指でやっとといったところか。
それもきつすぎて全部は入らない。
散弾銃を力任せに人を串刺しにする道具に変えてしまう怪力でも、この子を壊しては元も子もない。
そう、本当に破壊したいわけではない。
この子の小さな頭蓋骨が包む無垢な脳みそも、柔らかな肌の下に眠る臓器も、純粋な穢れのない赤い血にも、別段興味は無かった。
殺意も悪意も横に置いてさえしまえば、マイケルはただ少女の甘える声が聞きたかった。
自分の中で燃え滾る悪意の黒いマグマに彼女の存在を熔かしてしまいたかった。
憎悪で以っては操り損ねたが、肉体で思いのままに支配してみたかった。
だが愛撫にさえくすぐったがって笑い出したり、疲れて寝てしまうのだからどうしようもない。
幼い手と小さな口で受ける慰めも好いが、たった一人で得る快楽では味気なく思えた。
それほど少女が響かせた声は甘美で、男を僅かの間に縛り付けていた。
どうしたら俺をこの子に刻み付けることが出来るんだ?
苛立たしく思いながら、男は腰を少女に擦り付ける。
強引に開かせた太腿に挟んで幼い臀部の谷間に肉茎を滑らせる。
摩擦に刺激されて立ち上がる性器から再び液が迸ってくる。
ころんと転がってしまいそうな少女は男が動く度に痛そうに眉をしかめる。
途方に暮れたような大きな目が、再びマイケルの胸の奥深くで彼に僅かに残された感傷を揺さぶった。
結局、汚れきっているのは俺だけなのか。
興奮して行く身体と裏腹に、胸の空洞が大きくなっていく。
半ば自棄になって腰を動かした。
…どうしよう。
ジェイミーは大いに困っていた。
自分のすぐ下で伯父が盛んに動いてる。
その荒々しい勢いに最初は気圧されていたのだが、そのうちある事に気付いたのだ。
何だか、おまたがうずうずする。
先ほど胸を嬲られた時と似た疼きが今度は下半身に走っていた。
トイレに行きたいのかもしれない。
何だか痒いような、もどかしい感じが段々高まって行く。
それを堪えていたのだが、ふとある事を思いついた。
おじさんのおちんちんで擦ってほしい。
何だかぼうっとしてきた頭でよく考えもせずそんな事を思った。
だが、マイケルがしきりに擦り付けてる場所が激しい動きのうちに疼きの中心から僅かにずれて行って、どうしたものかと困っていたのだ。
まずは、ジェイミーにはまだこの仮面の男が怖かった。
巨体の男が白面で息だけ荒く喘がせているのだから、女の本能レベルで相当に怖いのも当然だろう。
それから、相手は普通の人間と違う狂人だという意識が少女にどんな言葉を選んだものか迷わせた。
一連の不可解な行動も輪を掛けてこの男の不気味さを増加させていた。
だが、元来ジェイミーは正直な性質であり、素直な子供だったので、この伯父の奇妙さはこの場では気にしないことにした。
そして下半身の熱っぽさへの好奇心が何より彼女を後押しした。
「おじさん…ねえ、」
ちょんちょんっと手を伸ばして腿を押さえる伯父の手を突く。
ピクリと大きな体が反応した。
「あのね、私の痒いとこ、そこじゃないの。こっち。」
つぶらな瞳で真っ直ぐにマイケルを見つめる。
そっとヴァギナを示すと、疼きの中心に指先が触れた。
「こっち、ごしごしってして」
マイケルが固まった。
その手を引っ張って指を握る。
「あとね、さっきからおじさんのお洋服が脚に擦れて、痛いの。顔もね、見えないとね、怖いの。」
マスクなんかしなくても、おじさんはとてもハンサムなのに。
ジェイミーにとって意外なほど整った伯父の素顔は、蝋燭の明かりの中でほんの一度見たものだったが、その記憶がブギーマンを恐れない勇気を少女に与えていた。
哀しそうな黒い目が少女の本来の力を呼び覚ました。
「ね、お願い、いい?」
石像になった人間が呪いが解けて動き出すように、ギクシャクと強張っていたマイケルがようやく僅かに頷いた。
「ありがとう。」
そっと腕を伸ばしてゴムマスクに手を掛けた。
崩れやすい花の冠を取るように、ゆっくりと仮面を脱がせる。
ずっと人間らしい顔を見てようやくジェイミーは安心した。
整った鼻筋、少年のような丸みを残した頬、顔の半分に火傷の痕が残っているが、ジェイミーのものとよく似た黒い瞳が髪と同じ色の眉と濃い睫毛の下できょときょとと動く。
突然大人しい子供のようになった伯父をジェイミーは首に手を回して抱きしめた。
肩に掛かる長い髪はずっと洗っていなくて濃い匂いがしたし、顎に残る無精ひげがジョリジョリとジェイミーの柔らかな頬を擦った。
それでもジェイミーは親しみを込めて表面の荒れた薄い唇にキスをした。
そっと、出来るだけそっと。
繊細な幼い舌が唇を掠めた時、マイケルは自分の完全な敗北を悟った。
憎しみを以ってこの子を制することは出来ない、その先にある虚しさを既に悟ってしまったのだから。
愛情など知らない自分には更にこの子の前で無力だ、与えてもらう物をただ待つほかない。
この小さくひ弱な女の子が自分の求める全てを握っている。
それも不思議ともう腹は立たず、むしろ愉快な気がした。
マイケルは遂にブギーマンのユニフォームを脱ぎ捨て、柔らかなぬくもりを腕に閉じ込めた。
自分を守る肉包丁が無くても、その醜さを隠すマスクが無くても、彼は世界に対する敵意を忘れていた。
「んっ」
唇を重ね、貪るように舌を入れると少女が咽喉の奥で声を漏らした。
その声が竪琴のように虚ろだったマイケルの心に響く。
舌が擦れ合う音がくちゅくちゅと鳴る。
口を離すと互いの間に銀の糸が引いた。
くすぐったがりの彼女の、お気に入りの場所を直接唇で包み込んだ。
今度は優しく示された場所に指で触れる。
僅かにしか濡れていなくても、少女は確かに彼を包み込もうとしている。
塗れた先端を柔らかなヴァギナに擦りつけ、持ち上げた少女の腿の間から、ほとんど立ち上がっていた陰茎を再び挟み込んだ。
こりこりという感触が心地良い。
「ふぁぁっ、あんっ、あっ、おじさぁんっ!そこ、そこ、いいよぉっ!」
まだあどけない、幼い肢体を揺さぶる。
昂ぶる熱に勢いを増しながら、今度は少女が悦ぶ場所を確実に攻める。
少女に求められている実感が男を内側から満たしていく。
華奢な四肢がいっぱいに伸ばされて、男の逞しい腕に、太い足に、蔓のように絡みつく。
自分に向けられた少女の蕩けた表情が眩しかった。
汚れきった地獄にいた自分に舞い降りた天使。
その羽根を毟り取ってでも、自分は決してこの子を手放すまいとマイケルは狂える魂で誓った。
おわり
エロヤマのコメント
おじさん、ブギーマンからの脱皮おめでとう・・・
これからはペドとしt・・・いや(笑)
人の心理ほど難しいものは無い。
それが口を閉ざしてしまっていればなお更だ。
だが、そんな口を閉ざした殺人鬼にも、愛を与える存在。
そう、それが幼女なのです。
仮面という記号は非常に萌える。
顔を隠すという行為は、自身に対する負い目がある場合が多い。
ジェイソンやレザーフェイス。
または自己の偽り。他者への成りすまし。
仮面を付けているホラー映画の殺人鬼は多い。
仮面という記号を付けることによってキャラクター性が増し、印象が強くなる。
その反面、その仮面の下の素顔を考察する事で非常に萌えるのである。
映画の仮面キャラの人気っぷりはハンパ無いですねwww
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