中央線とは

▼中央本線

中央本線は中部地方を縦貫するJR線です。首都東京から山梨県の甲府・長野県の塩尻を経て名古屋に至ります。
全長412.9kmあります。

東京 - 塩尻間はJR東日本塩尻 - 名古屋間はJR東海の管轄になっています。
また、JR東日本管轄区はさらに細かく運営がわかれます。下に管理区間をまとめてみました。

区 間 管理支社
東京 - 西荻窪間 東京支社
吉祥寺 - 小淵沢間 八王子支社
信濃境 - 塩尻間 長野支社

次に、中央東線、中央西線、辰野支線、中央線快速を個別に説明します。


▼中央東線

中央東線は、中央本線のJR東日本管轄区です。ラインカラーはです。
中央東線は、首都東京から甲州・信州へ向かう路線ということで、ビジネスや観光に利用されています。
高速バスとの競争が激しく、対策として安い回数券などを設定して、徹底対抗しています。

この路線は大部分が高地を走っていて、車窓からは美しい自然が目に入ってきます。
特に、甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳は利用客を楽しませています。
山梨県は葡萄や桃の栽培が盛んです。春には桃の花が咲き乱れ、観光客の目をひいています。

一方、長野県も山がメインです。長野県茅野市は冬の厳しい寒さを利用した、寒天作りが盛んで、青柳 - 茅野間では「かんてんのふる里」という看板が目に入ってきます。
上諏訪 - 下諏訪間では、諏訪湖が左(上り列車は右)側に見えます。

余談ですが、甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳を逆にとってしまう方が多いですが、説明しますね。
東京方面から長野方面に向かう場合、左に見えるのが甲斐駒ヶ岳、右に見えるのが八ヶ岳です。
似ているので間違えやすいですが、そういうことです。

定期特急は「スーパーあずさ」、「あずさ」、「かいじ」です。

※参考  八ヶ岳    八ヶ岳観光協会         http://www.tateshinakougen.gr.jp/yatu/
       甲斐駒ヶ岳 南アルプス市観光情報サイト
 http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kanko/ 


▼中央西線

中央西線は、中央本線のJR東海管轄区です。ラインカラーはです。
中央西線は、塩尻から中津川、多治見を経て、名古屋に至ります。
この路線は、塩尻から名古屋方面に向かう方を上り、名古屋から塩尻方面に向かう方を下りとしています。

この路線も山岳路線です。
沿線風景で有名なのは、やはり、名勝寝覚の床でしょう。ここには、あの有名な「浦島太郎」伝説があります。
ダイヤに余裕があるときは、特急も減速して走ります。

他にも奈良井宿・妻籠宿など、歴史を感じさせる場所があり、とても楽しめます。時間があれば、ぜひ、立ち寄ってみることをおすすめします。

定期特急は「(ワイドビュー)しなの」です。

※参考  寝覚の床  上松町観光協会   http://www.avis.ne.jp/~hinoki/
    
 奈良井宿 奈良井宿観光協会  http://www.naraijyuku.com/
    
 妻籠宿   妻籠塾観光協会   http://www.dia.janis.or.jp/~tumago/


▼中央快速線

中央快速線は、御茶ノ水 - 三鷹間で、各駅停車を運転していない路線のことです。ラインカラーはです。
また東京 - 高尾間も指しています。

運転列車は「快速」、「通勤快速」、「特別快速」、「中央ライナー」、特急などがあります。


▼辰野支線

長野県では辰野線と呼ばれています。ニュースでも「辰野線」と放送されています。

この線はもともと本線でした。ですから、昔の特急は全車、この辰野支線を走っていました。
しかし、特急の所要時間短縮を目的に1982年、全長5994mの塩嶺トンネルが完成し、そちらが本線になりました。

現在は、飯田線の岡谷・上諏訪・茅野方面直通が辰野〜岡谷間、辰野〜塩尻間を123系で運転する「ミニエコー」が活躍していますが、辰野経由松本行なども運転されています。

辰野線は今では中央線というより、飯田線化しています。


▼運転区間

■東京 - 高尾・大月間■

この区間は、東京都市圏輸送区間です。中央快速線、中央・総武緩行線、中央線・地下鉄東西線直通が走っています。

【中央・総武緩行線】

緩行線は各駅停車が運行している路線のことです。
主に中央・総武線各駅停車という列車が総武本線の千葉まで直通運転しています。
早朝、深夜は中央線各駅停車が東京まで運行されています。

【中央快速線】

上でも説明しましたが、中央快速線は、各駅停車を運転していない路線のことで、他にも東京 - 高尾間も指しています。

立川から青梅線・五日市線に直通する列車も乗り入れています。
早朝・夜間には大月から富士急行線経由河口湖行きがあります。

快速線を走る快速の種類は数種類あります。通勤快速や特別快速なども活躍しています。
下に快速の種類をまとめてみました。

種 類 登場した年 記 事
快速 昭和36年(急行から改称)
通勤快速 昭和42年 立川〜高尾・大月間各駅に停車
特別快速 中央特快 昭和61年 夕ラッシュ時下りで運転
青梅特快 昭和63年 青梅線直通
通勤特快 平成05年 朝ラッシュ時上りで運転

■立川・高尾 - 塩尻間■

この区間は、中距離電車区間です。高尾(一部、立川)から甲府・小淵沢・上諏訪・岡谷を通り、塩尻から篠ノ井線へ乗り入れ、松本まで運転しています。
一部の電車は松本から更に先の信越本線の長野まで運転しています。

■塩尻 - 中津川間■

ここから、管轄はJR東海に変わります。こちらの区間の列車もほとんどの電車が篠ノ井線の松本まで乗り入れています。
塩尻 - 松本間はJR東日本の管轄区なので運転士が交代します。

この区間の列車数は非常に少ないです。乗り遅れると大変です。

電車は2両編成でワンマン運転です。(一部の電車はワンマンではないです。)

■中津川 - 名古屋間■

この区間は通勤路線です。快速やセントラルライナー、ホームライナーなど多くの電車が走っています。
電車も、上の塩尻 - 中津川間で使用されている313系の他にも113系や213系、311系など多くの車両が使われています。


▼特急
中央東線

「スーパーあずさ」

1994年に一部の「あずさ」の置き換えでデビューしました。JR東日本初の制御付き自然振り子機能搭載の特急形電車です。
「あずさ」に比べ、停車駅が少なく、最速で新宿 - 松本間を2時間26分で結んでいます。
主に、新宿 - 松本間を運転していますが、一部、大糸線の白馬(臨時で南小谷) まで運転しています。

「あずさ」

「あずさ」は主に、東京・新宿 - 松本間で活躍していますが、一部は総武本線の千葉や大糸線の南小谷まで乗り入れます。
車両はE257系です。この車両にはE351系のような振り子式機能はありません。
しかし、ハイテクを駆使した高性能特急形電車です。
窓は中央線の沿線風景を堪能してもらえるよう大きい窓です。
車体側面のカラーリングは車両ごと異なります。また、号車表示部には色々なイラストが描かれています。
ドアの開閉時には「ドアが開きます」「ドアが閉まります」というアナウンスが流れます。

「かいじ」

「かいじ」は、東京・新宿 - 甲府・竜王間を結んでいます。
車両は「あずさ」と同じE257系ですが、「かいじ」は主に9両編成で運転しています。

昔は「かいじ」も「あずさ」の愛称で走っていましたが、1988年に、甲府発着の「あずさ」は「かいじ」になり、現在にいたっています。

「成田エクスプレス」

成田エクスプレスは首都圏と成田空港を結ぶ特急です。
大宮・池袋・新宿・大船・横浜など様々な駅から発車し、成田空港を結びます。
中央線は高尾発着です。
しかし、中央線は早朝・深夜のみの運転となっています。

中央西線

「(ワイドビュー)しなの」

「(ワイドビュー)しなの」は、名古屋 - 長野間を結んでいます。
一往復は大阪 - 長野間を結んでいます。
中央西線はカーブが多いため、振り子式機能を搭載した383系が使用されています。
特長は何と言っても長野寄りの先頭車でしょう。
基本は6両ですが、日に寄って8両だったり、10両だったりするので、注意が必要です。


▼ライナー・快速
中央東線・快速線

「中央ライナー・青梅ライナー」

「中央ライナー・青梅ライナー」は中央線・青梅線で活躍するホームライナーです。

快速「みすず」

「みすず」は、長野 - 天竜峡間を運行している快速です。 通過駅は、安茂里・今井・稲荷山・姨捨・冠着・南松本・広丘・みどり湖・伊那 新町・田畑・下島・赤木・小田切・小町屋・田切・高遠原・伊那田島・山吹・下 平・下市田・伊那上郷・桜町です。(一部の電車が通過する駅も含む)
中央線内の停車駅は塩尻・みどり湖・岡谷・川岸・辰野です。(一部の電車が停 車する駅も含む)


▼臨時列車

特急「はまかいじ」

「はまかいじは」、横浜駅を出発し、横浜線を経由し、八王子から中央線へ乗り入れ、塩尻から篠ノ井線へ乗り入れて松本まで運行しています。
一時期、磯子駅、鎌倉駅が起点の時がありました。
使用車両は「踊り子」と同じ、185系です。

特急「ビューかいじ」

「ビューかいじ」は、千葉 - 甲府・竜王間を運行する臨時特急です。
車両は、房総方面で活躍している255系を使用しています。

特急「しなの」

「しなの」は中央西線の臨時特急です。
車両は、381系を使用しています。
臨時は、大糸線の南小谷へ行きます。


急行「ちくま」

「ちくま」は、長野 - 大阪間を運行する臨時急行です。
以前、この列車は定期運行していましたが、2003年のダイヤ改正で、臨時運行になり、車両も383系から381系に変更されました。

この急行は以前、国鉄12系客車及び14系寝台車で運行されていました。


快速「ムーンライト信州」

2002年12月6日、同年12月1日に廃止となった、急行「アルプス」を快速にした形で登場しました。
シートはリクライニングシートで一般的な特急形電車で使用されているものです。
レディースカーの連結もあり、女性も安心して利用できます。
全車指定席・禁煙席です。

この快速は、とにかくゆっくりと走ります。めったに運転されることのない上り列車は、途中の甲府駅で1時間の停車があります。

快速「ファンタジー舞浜」

「ファンタジー舞浜」は信州や甲州方面から東京ディズニーリゾートへのアクセスを便利にするために登場しました。
運転区間は、穂高 - 舞浜 - 東京間です。
この快速にもレディースカーが連結されています。

上りは昼間の運行となっています。

「ホリデー快速ビューやまなし」

「ホリデー快速ビューやまなし」はオール2階建ての215系を使用し、新宿 - 小淵沢間で運行されている臨時快速です。

1993年に、東京 - 小淵沢間で運行を開始しましたが、東京発着を新宿へと変更され、現在にいたっています。

運行時期によって、長野県の茅野駅、上諏訪駅まで延長されることもあります。

「ホリデー快速河口湖号」

大宮駅と新宿駅から富士急行線河口湖駅までを運転する臨時快速です。
大宮駅発着と新宿駅発着の電車とでは停車駅が異なります。

中央線内の停車駅
新宿発:三鷹、立川、八王子、高尾、相模湖、上野原、大月
大宮発:立川、八王子、高尾、相模原、四方津、大月

「ホリデー快速おくたま・あきかわ」

このホリデー快速は、通年の休日に運行されています。
運転区間は、「おくたま」が新宿 - 奥多摩間、「あきかわ」が新宿 - 武蔵五日市間です。尚、新宿 - 拝島間は併結運転です。

中央線内の停車駅は、新宿、中野、三鷹、国分寺、立川です。

「ナイスホリデー木曽」

この快速は指定席付の臨時快速で、名古屋 - 塩尻間を運転しています。