蔵王町 (ZAO town)
宮城県南部に位置する農業と観光と福祉の町です。「蔵王」というと、スキーでは山形蔵王の方が有名ですが、そちらは山形県山形市と上山市にあるスキー場です。
我が町にも「えぼしスキー場」「澄川スキー場」があり、スキーのお客さんでにぎわっています。
そのうち、もっと詳しく調べてまいります。
交通
◆自動車
東京方面から:東北自動車道、白石インターチェンジで下りて、国道4号線を仙台方面へ北上します。
インターチェンジから約1kmで蔵王エコーライン方面へ左折。そこから山頂まで蔵王町が広がります。
仙台、岩手から:東北自動車道、村田インターチェンジで下りて、案内看板に従って約20分で、蔵王町の中心地へ到着します。農協のあるT字路に突き当たるので、右折すると、景色が広がります。
◆電車
白石蔵王駅(東北新幹線)又は白石駅もしくは大河原駅(いずれも東北本線)下車。徒歩・・・1日くらいはかかるのでバスをご利用下さい。旅館やホテルによっては送迎をしています。
白石蔵王駅構内に観光案内所があります。
小野さつき訓導(先生)の物語
大正11年7月7日、宮(みや)尋常小学校(現在の蔵王町立宮小学校)4年生56人は、受け持ちの
小野さつき先生につれられて、学校近くの白石川(しろいしがわ)河原に写生に行きました。この河原からは果樹園、
その向こうに蔵王山(ざおうさん)、青麻山(あおそやま)を仰ぎ見ることが出来、また東北本線を走る勇壮な汽車の姿を間近に見
ることが出来る、写生には最高の場所でした。
折しも梅雨の中休み。前日まで降り続いた雨水の流れと、長く続いた室内での授業に飽きていた子
供達の開放感の狭間で事件は起きたのです。
写生に飽きた何人かの生徒が先生の目を盗んで川に入り遊びだしたのです。そして3人の生徒が急
流に飲み込まれてしまいました。小野先生は、袴(はかま)を着たまま川に飛び込みました。泳ぎの上手な小野先生は何とか二人の子供をすくい上げました。でも、「学校に知らせるように」と言い残した先生は3人
目を助けようと川に入り、そのまま流されて行きました。
半鐘がじゃんじゃんと鳴り、村人が児童一人と小野先生を捜しました。そして下流に二人の遺体を
発見したのです。
小野先生のなきがらに対面した父の政治は、「よくぞ死んでくれた。もし子供さんを死なせて、お
前が生きていたら村の人にお詫びのしようがなかった。よく死んでくれた。」とつぶやいたそうです。
小野さつき。明治34年6月14日、福岡(ふくおか)村(現在白石(しろいし)市)生まれ。白石実科高等女学校(現、白
石女子校)、宮城女子師範学校を卒業し、教師となってからわずか3ヶ月目のことでした。
この出来事は新聞で報じられ、全国から弔意が寄せられ、葬式には1万人が集まったということで
す。女性教員として初の文部大臣表彰を受けました。全国から寄せられた見舞金2万円で母校の宮小
学校前に石碑が建てられました。現在もその石碑の文字を読むことが出来ます。
この出来事が全国に大きな反響をもたらした理由を阿子島雄二氏はこう書いています。「この時期
に、なぜこのような社会的な大反響を日本中に及ぼしたのかと考えてみますと、ロシヤ革命(大正7年)
が起り、日本にも欧州大戦のあとの物価騰貴と下落が遅い、生活がきわめて不安定なときでしたので、
底辺に近い人々を中心にストライキが続出し、自由のめざめもありながら、権利のみを主張して義務を果たさないという、社会運動発生の幼年期にありがちな矛盾に対して、(これはごく一部の動きではあ
りました)にがにがしく思っていた国民があったこともあって、先生の(その身を捨てて職に殉ずる)
というけだかい師弟愛が、特に爆発的な共感をよびおこしたのだとおもわれます。」(「郷土物語 白石地方の歴史」下巻 歴史図書社発行 より)
あなたのお手元に町の歴史をお届けします。
蔵王町史
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お問い合わせ・購入申込みは 蔵王町教育委員会社会教育課 (0224-33-3007)へ
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(1999/2/1の「生涯学習だより」から転載)
蔵王町観光協会 0224-33-2211(町役場内)
遠刈田温泉観光案内所 0224-33-2745
民宿ペンション組合 0224-34-3686
(「宮城蔵王リゾートマップ」より)