エピローグ
 
 戦いの跡は、悲しみと喜びにある。
 死の悲しみと・・・
 愛の喜び・・・。
 そうして別れていくのが光と闇だ。
 
 ロックも、ドリッカーも、守るべきものを見つけた。だけど守るべき対象は、二人とも同じなのか?
 違うはずだ。
 ドリッカーは悲しみに濡れるものを守り、
 ロックは寂しさと希望に揺らめくものを守った。
 そうして作り出されていく感情も、
 違ってくるのが必然だ。
 では・・・光にも闇にも属さない、ゼロがこの世に存在するのか?
 それは、わかるまい・・・。
 しかし、この一編の中では闇の力を統べるものは生まれてはいない。
 それは、次に語ることにしよう。
 
 敢えていうとすれば
 それでも、二人が守ったものに一つだけ共通なものがある。
 何人も侵害できないものだ
 人が抱かねばならないものだ
 それのないものは個のないものになる
 
 彼等が守ったものは
 彼等一人一人の
 正義だったのだ
 
 「僕は・・・。」
 「俺は・・・。」
 「この正義を、手放しはしない。」



  
        汎用生物兵器 劇場版弐
    「光消えゆく翼の如く」
       終了
 
 
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