トップ > SF > トリのために > 第48.7稿 / 第48.8稿 / 第48.9稿
「第48.7稿:deep inside」
俺の目が見えた、あまりの光の明るさに、今度は真っ白の世界、エレベーターは今何処に、アイツはもういない、何で急に見える、さっきの言葉を、待っているものがそこに、待っているもの、何で、それを知っている、俺の待っているもの、彼女、あの男が何で、まぶしい、目が痛い、涙が溢れてくる、急いで、あるいはそうとも限らない、いい知らせ、心臓が強く鼓動を打つ、車椅子の車輪を、壁にぶつかった、目が痛い、見えない、今度は明るすぎて見えない、何階、5階、戻る、戻れ、1階、エレベーター、焦るな、落ち着け、心臓がバクバクする、何だ、見えてくる、心の奥底、深い深い場所が目の当たりに、目を見ろよ、視点があってないだろ、平常心、動揺、何だ、引き金が引かれた、俺、オツ、変な感じ、空を飛ぶ鳥、真実、真っ白、黒い、本当の姿、あの男何をした、エレベーターを出るときに、俺、何かされた、眩しい、仮面、本当の自分、脈打つ、頭痛い、1階、1階、感じる、それはある、俺が本当の俺、こんなところにいる、待っていたもの、あの男俺俺じゃない、君、偽者、待っていたもの、3分間、夢、たどり着いた、悲しい結末。
「第48.8稿:眩暈」
眩暈?あの男がエレベーターを出て行ってそれから俺は...記憶が飛んでいる。どうしてだろう?俺は管理室の前にいた。ここまで来た覚えはない。そして、何より...俺は今、目が見えている。
「第48.9稿:to 49」
そうだ。あの男は言っていた。「僕はこのまま帰るから、君は早く管理室に戻るといい」「そこには君がずっと待っていたものがあるんだから」俺は管理室の扉を開いた。
前稿
目次
次稿