29 データーのバックアップ問題
パソコンに下のようなフォルダーに書類がはいったものを、フロッピー、USBメモリー、外付ハードディスク等にバックアップ保存する場合
1 パソコン本体に下のような書類をフォルダーごとフロッピーや外付ハードディスクなどに保存すると、本体と同じようにバックアップすることができます。

2 あとで、こたに/古谷と思って保存したデーターが、読み方を間違えて、ふるや/古谷にファイル名を変更しました。
バックアップ先のフロッピーや外付ハードディスクなどに、上書きでコピーすると
下の図はパソコン本体のフォルダーの中身です。これを先ほどバックアップしたフロッピーなどに上書き保存すると

3 上書きのとき、同じファイル名があるというメッセージがでて、はいをクリックすると

4 Windowsではバックアップ先に、こたに/古谷とふるや/古谷の2つのファイルができてしまいます。

Macintoshでは、フォルダーごと重ねて上書き保存しても本体と同じものをバックアップすることができます。
※フォルダーごと上書きされます。

そういうわけで、バックアップはファイル名を変えたり、フォルダーの場所を変えるとすごく面倒なことになります。
でも、こういうのは、Windowsでも、バックアップ先のフォルダーなどをすべて削除してから、新規にバックアップするようにすれば、本体と同じようにバックアップすることができます。
問題は、ファイルサーバーにデーターを置いておいて、複数の人で同時に作業する場合です。
出版関係などの仕事では1冊の本をつくるのに、たくさんの人で同時に作業して、ファイルを共有して使うことになります。
画像データーの場合、EPS形式のファイルを扱うことが多いので、ファイルサーバーにあるファイルを端末から直接開いて作業するというのは、少し無理があります。
そんなわけで、ファイルサーバーから、マークやロゴ、写真などの画像データーを端末にコピーして、修正や加工したデーターをファイルサーバーにもどして、みんなで共有することになります。
しかし、仕事の流れで、同じ画像を同時に作業して、途中で変更になって、作業中に急ぎの別の仕事がはいったらたいへんです。
例として
【9:00】
山田さんは、変更前のマークをファイルサーバーから、端末に移動してマークを加工して作業していました。
途中で、原稿見せの急ぎの仕事がはいったので、中断しました。
【9:30】
そのとき、田中さんが、山田さんの加工しているマークを使って仕事を進めないといけなくなって、作業していたら、スポンサーからマークの色の変更をいってきたので、変更して作成しました。
【10:00】
山田さんが、作業を中断していた、変更前のマークを完成させて、ファイルサーバーにバックアップデーターを戻しました。
マークの日付が山田さんのが【10:00】 で、変更した田中さんの【9:30】より時間が新しいので、新しいデーターが古いデーターで書き換えられてしまいました。
よく似たマークなので、変更されたのに気がつかなくて、そのまま本を作ってしまいました。
というようなミスを起こすことがあります。
※ただし、そうならないように、どこの会社でも工夫しています。

同時に数十名が作業して複雑になってくると、バックアップやファイルの共有はたいへんです。複数の人が、ファイルを共有している場合や、個人で3台以上のパソコンを使っている場合、バックアップソフトのようなデーターの同期でおこなったバックアップでは、変更の日時が新しいものが、新しいデーターとは限りません。また同じファイル名の別の書類や画像ということもあります。
ファイルサーバーのデーターを直接開いて作業すると、そんなトラブルを少しは少なくできそうですが、100MB以上の書類を直接開いて作業するのは、今のパソコンや1ギガのイーサネットワークの性能では無理があります。
※たとえばワードのひとつ書類が100MBというような場合で、画像は直接埋め込んだり、ホームページのようにリンクさせたりして利用します。また、毎月発行する本などでは、同じスポンサーが何度もでてきて、スポンサーのマークやロゴ、電話番号などが変更された場合、それを流用するのはたいへんです。それから、マークやロゴの管理は、小さな会社でも10万点以上使い分けが必要で、1つのマークなどで、1メガ~100メガ以上あって、ポストスクリプト形式になるので、データーベースソフトではファイル名だけの管理はできても、直接データーを管理することはできません。
どのようにして、データーの管理をして、端末(自分の使っているパソコン)からファイルサーバーへバックアップすればよいでしょうか?
※ファイルサーバーのバックアップは、まるごとコピーすれば問題はありません。