161.『光の万華鏡』

ある朝のまばゆい儀式なら 
とうに見ました
後ろ髪を引かれる思いで 
ここへ来ました

”もう幾日こうしているのでしょう”

くるくる回る 
光の万華鏡よ
雷雨とどろき 
いざなう声がする


意識と身体ををつなぐものが 
分離しました 
憤怒の神々の隙間から 
聞こえてきます

”さあ善い人 道を誤らぬよう・・”

決断の時 
光の万華鏡よ
繰り返される 
あやまちの予感


蓮の花咲き乱れる道も 
終わりを迎え
大粒の涙こぼれおちる 
歓喜の声だ

私の誕生に


作成日:16.4.28

「誕生のときは あなたが泣き 全世界は喜びに沸く
死ぬときには全世界が泣き あなたは喜びにあふれる」
・・この手のものは徐々に増えそうです。
個人的な趣味でごめんなさい。



162.『月の障り』


これっぽっちのたわごとに
逆撫でされてく神経が
もろく はかなく やわなあたしの
崩壊してゆく心を見ました

窓なんて もう 開け放ってしまえ
どうせ今夜も同じ月なのだから
あなたに咎められようと
あたしは・・

ふらりふらりの長襦袢
染み出す絵の具をご覧遊ばせ
たしかに
たしかに居ることのしるしなんだもの


まわりくどいお戯れに
打ちのめされたい本能と
赤く火照った月の障りに
女のあたしの本当を見ました

嘘なんて もう 知り尽くしただけさ
どうせ今夜も同じ顔を晒して
あなたが指をからめても
あたしは・・

じわりじわりと縁側に
染み出す絵の具をどうぞ触って
今だけ
今だけ居ることが美しいでしょう?

作成日:16.5.2

狂女シリーズは定着してきたかも。
このタイトルで何かしら作ってみたかった。



163.『鳥葬〜チャトル〜』


戻ろう
何も無い空へ
誰のためでもない

この晴れやかな顔を見て欲しい
こんなにも笑顔でいる

大地が暖かいなんて
優しいなんてはじめて知ったから
無邪気なあたしは眠りこけていよう
鳥たちが迎えにくるまで

戻ろう 
何も無い空へ
誰のためでもない

作成日:16.5.22

ミニ・ソングで語りのようにゆったり歌いたいかんじ。



164.『サカナたちへ』


嫌いでいい
笑ってもいい
暇つぶしのために
ここへ来ればいい

照れ屋でいい
泣いてもいい
泳ぎ疲れたなら
ここへ来ればいい

偶然が重なり
今こうしていることにお礼を言うよ
”ありがとう”
そしてこの瞬間・・

僕の瞳はカメラになるだろう
君たちを捉えたい
同じ時代に生きる
色とりどりの
サカナのような君たちを


弱くていい
怖くていい
味方がほしいなら
僕を呼べばいい

怒っていい
けなしていい
ストレスまみれなら
僕を呼べばいい

それぞれの思いで
今語りあえることが幸せなんだ
”ありがとう”
そしてこの瞬間・・

僕の言葉は音符になるだろう
君たちを歌いたい
同じ海にただよう
自由気ままな
サカナのような君たちを

作成日:16.6.29

いつもお世話になってるみなさまへ。



165.『近くて遠い島』


時おり流れるあの音色
追いかけてもけっして届かない
近くて遠い島よ

優しさの中に少しだけ
閉じたままの心も見えていた
近くて遠い島よ

海のない土地に住む私にも
揺れる波の音は聞こえています
せめて思い出のかけらたち
つなぎあわせて歌にします
いつか
青すぎる海に帰れますようにと


傷ついた過去に震えてる
こぼれ落ちた涙が打ち寄せる
近くて遠い島よ

天国に手が届きそうな
彼方の蜃気楼に浮かんでる
近くて遠い島よ

ハイビスカスの花はあざやかで
内気な私には似合わないけど
せめて明るめの服を着て
夏が来るのを待っています
いつか
青すぎる海に帰れますようにと

作成日:16.7.18

夏をイメージ。夏といえばやはり・・あの島です。



166.『曼陀羅遊戯』


たまには(あれかな)
壁に向かい
見渡すかぎり
色彩の森で

ここなら(どうだろ)
行けるのかも
賽の河原も
飛び越えてしまえ

something falls on me.
it seems like ”MANDARA”.
sorrounded by eternal love.
my body begins to float.
my body begins to float.


呼んでる(たしかに)
スピリチュアル
宴もたけなわ
引き際の言葉

このまま(いいかも)
fly away
笑い声なら
有難いくらい

something falls on me.
it seems like ”MANDARA”.
sorrounded by eternal love.
my body begins to float.
my body begins to float.

作成日:16.8.8

曼陀羅の部屋で。



167.『輪廻』


走り出す鼓動と
夜の静けさ
湧き上がる思い出
抑えきれずに

光を見ただろうか
闇を超えただろうか
その優しさを今も
広げているだろうか

永遠にまわる輪の中で
追いかけていたい
いつも胸に残るあなたを


満たされぬ日常
彷徨う心
気の遠い未来に
塞いだ心

たどり着けるだろうか
夢に逢えるだろうか
この罪深い僕に
笑いかけるだろうか

永遠にまわる輪の中で
いつか見つけ出す
百億年ぶりのあなたを

作成日:16.8.15

お盆向けソング。



168.『 旅をする人 』


思い描いては 壊し
地図をやぶり捨て 迷い
流れてく 今日も

東でいつも 言葉を失い
西ではいつも 眩しさにやられ
立ちすくむ

旅をする人
ぼろぼろの鞄を頼りに
望む町なら
心にあることを知らずに


与え尽くしては 掴み
人を恨んでは 求め
歩いてく 今日も

東のドアに 優しさの鍵を
西の窓辺に 真実の花を
探してる

旅をする人
傷ついた体を引きずり
月日が流れ
いつか戻ることも知らずに

作成日:16.10.25

人は何故、旅を続けるのか。



169.『 罰 』


重なる日々の営みに
退屈さえも忘れている
剥がれた道路の裏側で
生身のあたしが横たわる

たとえ誰かが夜に誘い出しても
欲しかったのは きっと
そんなものじゃない

枯れて散るまで咲いていたいだけだよ
見ていて欲しい だから
あなただけには


重ねた日々の残像を
捨て去ることは惜しくもない
凍えるような冬の日は
綺麗なあたしが蘇る

わりと気ままなことを吐き出してきた
罰を受けたら きっと
楽になれるはず

枯れて散るまで咲いていたいだけだよ
わかって欲しい だから
あなただけには

作成日:16.10.26

ガール・ロック風。



170.『 御簾の向こう側 』


薄紅色の頬 
あなたの可憐な
お姿がよく観えません

息を殺すよな
押し問答なら
飽きるほど試したのです

”現実(ほんとう)は ここに在ります”

月の翳りも足早になり
この唄をメイルに託します
さあお返事をすぐに下さい


衣擦れの音が
耳障りなほど
するすると響いています

言葉のトリックは
もう要りませんか
鈴の音のよな騙し合い

”現実(ほんとう)に 触れて下さい”

板敷きを這う薄い香りと
誘うよなランプが揺らぎます
さあその御簾をあげて下さい

作成日:16.10.26

夜這いソング。