171.『 風に飛んだ帽子』
はるか遠き国のひとコマ
残された わずかばかりの時間
逆流する血液を感じている
届けたかったんだ 胸の高鳴りを
僕が見ているものが
それが きっと全てだから
忠告は微量なノイズで
僕の耳をすり抜けていった
微笑んでみせることだってできた
そう あの時
踏みしめた大地の重さに
気づくまでは
世界に語りかけてみようか
無念の顔をさらすことが
最後にできる償いだから
僕の名前は
生きている証
生きた証
後悔などする間もなく
僕の帽子は
あの日 風に飛んだ
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作成日:16.11.25
故・香田証生氏に捧ぐ。
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172.『 もんもんさせて』
東京の街 夜の居酒屋で
あなたを口説くことに必死だわ
かっこいいけどつれないの
携帯メール やっと聞き出せたから
きっと いいことありそうね
ひとりで帰るなんてつまんない
最終電車なんて行っちまえ
ここが勝負の決めどころ
ビール1杯だけで 酔ったふりして
あなた 今夜はもんもんさせて
”こんなことってありえない”そう思っていた
でも今日は特別に気合いを入れてもんもんよ
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作成日:17.1.6
「もなみ&もんもんガールズ」華々しくデビュー!
モータウン系の曲に歌詞をつけてみました。
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173.『 冬の情景』
鳥居の赤が青空に映えて
乾いた季節に色どりを与えてる
打ち付けてくる冷たい風なら
甘えた自分にふさわしい気がしてる
この情景に毎日縛り付けられているあたしは
どうしてたどり着いちゃったんだろう
どうして大人になっちゃったんだろう
畑も他人(ひと)も強靭に生きて
真似などできない苛立ちが湧き起こる
埃にまみれしわくちゃの心
取り戻そうとは思わない、終わってる
どの罪悪も優しく包み隠してしまう雪には
どうして見透かされちゃったんだろう
どうして素直になっちゃったんだろう
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作成日:17.2.5
厳しい冬と陽だまり。
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174.『 思索屋の憂鬱』
時計の秒針が 僕の鼓動だ
画面の色彩が 僕の心だ
この店の珈琲には 何度も命を救われた
だから聞いてほしい
今ここで 思索屋の憂鬱を
時代の誘惑は 君の望みか
頭脳の機械化は 君の理想か
十月の東京には うっすら答えが見えてきた
だから解かり合おう
この街で 思索屋の憂鬱を
溢れる情報は 僕のコヤシか
戸惑う心情は 僕の救いか
"作詞家"の躁鬱なら すべての言葉を消せばいい
だけど消えはしない
語らない 思索屋の憂鬱は
だけど消えはしない
声もない 思索屋の憂鬱は
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作成日:17.2.12
”詞作屋”・・・”思索屋”???似ているようで違う。
片方は言葉に支配され、もう片方は思いに支配されている。
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175.『 狂ったまご』
狂ったまご 狂ったまご
踊り続けるよ くるくると
回り続けるよ 月のした
狂ったまごには顔がない
笑顔もなけりゃ 涙もない
恋に落ちた日にだって
夢が消えた日にだって
つるつるのお肌が光るだけ!
だから
狂ったまご 狂ったまご
踊り続けるよ くるくると
回り続けるよ 森のなか
狂ったまごには羽がある
天使の羽か 鳥の羽
バタバタさせてみたって
フワリとさせてみたって
コロコロと体が転ぶだけ!
だから
狂ったまご 狂ったまご
踊り続けるよ くるくると
回り続けるよ 月のした
狂ったまご 狂ったまご
踊り続けるよ くるくると
回り続けるよ 森のなか
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作成日:17.2.26
”みんなのうた”っぽい童謡。
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176.『茘枝酒』
歪みっぱなしの部屋は
きっとあたしのせいだろう
がんばってきたつもりが
空回りしていたんだね
心を投げ出すソファに
そっと横たわってみれば
”かなり甘い・・”
茘枝酒(ライチシュ)に酔えるあたしがいました
開きっぱなしの自分
やっと店じまいにしよう
洗濯機ごとまわして
放り込んでしまえばいい
テレビに浮かんだジョークを
そっと吹き飛ばしてみたら
”依存してる・・”
茘枝酒(ライチシュ)のそばにあたしがいました
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作成日:17.2.26
ライチはかなり好きです。お酒も・・。
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177.『沖縄』
あの頃何もかも失った時
懐かしい響きと出会ったんだ
奇蹟のよう
はじめて三線を手に入れた時
不思議な力が生まれたんだ
僕の中で
ありがとう沖縄
ありがとう島よ
新しい僕のふるさと
ありがとう沖縄
ありがとう島よ
ありがとう歌を歌うよ
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作成日:17.2.27
自分で作曲するために作った詞。
すべてを削ぎ落とし、シンプルにストレートに。
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178.『捨てられた詩(うた)』
あれは二年前の凍えるような冬の夜
あの娘の涙とともにこぼれ落ちた詩があった
詩はあの娘を励まし
ほのかな光を振りまいて
あの娘に優しく手を振りながら
そっと旅立っていった
やがて詩は誰かの手に渡り
コキつかわれ 使い古され
飽きられ
そして捨てられた
けれど詩は知っている
あの娘の涙も、痛みも全て抱え込んだまま
詩は生き続けている
あの娘の 心からの言葉を 生き方すべてを
魂の叫びを 祈りを 全て抱え込んだまま
詩は生き続けている
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作成日:17.4.2
全ての作品には作者の魂が込められている。
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179.『耳なし芳一』
辿り着いたは 戦の浜辺
語りの達者な 目くらの法師
赤間が関に導かれ
鬼火ざわめく御陵の御前
しきりに琵琶を弾じている
しきりに琵琶を弾じている
墓前に集う 平家の亡者
あわれ芳一 目くらの法師
鎧兜に招かれて
和尚が落とした耳の経文
闇夜にふたつ浮かんでいる
闇夜にふたつ浮かんでいる
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作成日:17.5.4
『座敷童子』に続く怪奇シリーズ。
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180.『リセット』
平日の午後を
かかと鳴らして歩いてる
早足がとりえ
あたし人ごみ抜けていく
繰り返す日々が
自分しだいで変わるなら
急がなきゃもっと
ぜんぶリセットしたいんだ
忘れていたよ メガネはずしたら
あたしの目はよく見えなかったこと
忘れていたよ 服を脱いだなら
不様な姿を晒していたこと
間に合いますか? 今更だけど
どうにかなっちゃうまえに
いつからか夢は
色を無くしてしぼんでた
勇気より多分
あきらめる事知ったんだ
他人(ひと)なんていつも
気まぐれなことを言うもんだ
苦しいんだずっと
ぜんぶリセットさせてくれ
忘れていたよ 古い音楽が
あたしの未来を塞いでいたこと
忘れていたよ 子供の頃から
真面目と言われて生きてきたこと
当然ですか?この境遇は
ぜんぶ捨てちゃえばいい
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作成日:17.6.13
ガールロック?リセットしたい願望。
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