11.『ラスト・フライト』


”ねえ パパ 日本が見えてきた
 ほら もうすぐだよ
 故郷に戻ってきたんだよ”

あなたに聞きたいことがある
最後の旅行は楽しかった?
二人で行ったシンガポール
顔真っ赤にしてた激辛料理
照れくさそうに構えたカメラ
歩き回ったチャイナ・タウン
買ってもらったブランドバック

もう動かない あなたを乗せて
今 機体がゆっくりと 右に傾いた

あなたに聞きたいことがある
最後の旅行は楽しかった?
二人で行ったマレーシア
南国のようなラ・ササヤン
絵画みたいな海の色
気持ち悪かったヘビのお寺
お呼ばれした大使公邸

もう動かない あなたを乗せて
今 機体がゆっくりと 右に傾いた

あなたに聞きたいことがある
最後の瞬間は苦しかった?
二人で行ったシンガポール
死に場所に選んだのはなぜ?
私に伝えたかったことがあるの?
最後に私を思ったてくれたの?
自分らしく逝くことはできたの?

もう動かない あなたを乗せて
今 機体がゆっくりと 右に傾いた

”ねえ パパ 日本が見えてきた
 ほら もうすぐだよ
 故郷に戻ってきたんだよ”

作成日:14.6.28

「父に捧ぐ・三部作第一弾」
全て実話に基づくストーリー。



12.『葬列』
Hidzikiさん作曲!


曇り空の下 葬列はゆく
あの日見上げた空は ただ苦しくて

冷たい棺に収まった
あなたを抱えて
ゆっくりと 車は山へ向かう

ぼやけた視界に 夢を見てるようで
喪服の私は 安らかな顔を 
眺めていた

曇り空の下 葬列はゆく
あの日見上げた空は ただ苦しくて

世界を舞台に遊んでた
あなたの姿も
文字通り 灰になってしまった

かすんだ視界に 気を失いかけて
喪服の私は 砂利道の上に
膝をついた

曇り空の下 葬列はゆく
あの日見上げた空は ただ苦しくて

作成日:14.6.28

「父に捧ぐ・三部作第二段」
火葬場へ向かうシーン。



13.『幸せのカタマリ』


色あせた フォトの中で
私を抱いて 照れくさそうに
微笑んでる
幸せのカタマリがそこにあった

特別な ニックネームで
私を呼んで 照れくさそうに
微笑んでる
幸せのカタマリがそこにあった

あなたが父として
わたしが娘として
この世に生きたことが
ただ嬉しくて
私の存在そのものが
幸せのカタマリ

後ろから イタズラした
私に気づき 照れくさそうに
微笑んでる
幸せのカタマリがそこにあった

休日に 疲れ果てた
私を背負い 照れくさそうに
微笑んでる
幸せのカタマリがそこにあった

あなたが父として
わたしが娘として
この世に生きたことが
ただ嬉しくて
私の存在そのものが
幸せのカタマリ

私の存在そのものが
幸せのカタマリ

作成日:14.6.28

「父に捧ぐ・三部作第三弾」
しばらくたって落ち着いた頃、
写真を眺めながら思ったこと。



14.『MIU』
Hamaさん作曲!


六月に生れ落ちた 天使
幸福をまき散らし
輝きを振りまいて
私たちのもとへ
やってきた

そっと開いた瞳
握り締めたその小さな手で
確かな未来を
つかんでいく

”生きる羽”
そう名づけられ
今 羽ばたきはじめた
そっと
ママの胸に抱かれ

六月に生れ落ちた 天使
花びらをまき散らし
微笑を振りまいて
私たちのもとへ
やってきた 

そっともらした吐息
振り絞ったその泣き声すら
軽やかに響く
音楽になる

”生きる羽”
そう名づけられ
今 羽ばたきはじめた
そっと
パパの愛に抱かれ

作成日:14.6.30

仲良しのMさんに女児が誕生。
印象的な名前にインスピレーションを得て作りました。



15.『勝ち誇る花』


”花は散るからこそ美しく
一時として同じ姿でいることを望まない”

勝ち誇る花
その身を堂々と
人の目にさらし
花びらを高く
天に向け
他の何者にも
興味を持たず
自己の存在のみ
価値あるものとする

やがて枯れゆく 
その時まで
血の色した
我が身を
賞賛し続ける

勝ち誇る花
その身に酔いしれた
人の目に気づき
傍若無人な
振る舞いで
傅く僕(しもべ)に
一瞥をくれ
ただ誉め言葉のみ
受け入れようとする

やがて枯れゆく 
その時まで
血の色した
我が身を
賞賛し続ける

”花は散るからこそ美しく
一時として同じ姿でいることを望まない”

作成日:14.6.30

花の美しさには何か毒があるような気がする。



16.『W杯・非公式ソング』


空高く 杯をかかげ
王者たちが歓声をあげる
闘いの後の
最高の笑顔
至福の瞬間

明日からまた
新たな闘いがはじまる
世界の王者であり続けるために
私の生まれた国

”VIVA BLASIL!!”

作成日:14.7.1

スミマセン!!
W杯でブラジルが優勝して、喜びの勢いで作ってしまいました!



17.『My Little World』


何もない 真っ白なキャンバスに
色を塗るのは 自分であって
呼び止められたからと
その手を休めるほど
穏やかな道を
歩いてきたわけじゃない

理由もなくブルーな夜も
まるで気にせず
世界を塗りつぶしてみれば

いつか目の前に 広がってくる
My little world
やがて目の前に 広がってくる
My little world
私だけの世界

果てしない でこぼこの荒れ地を
走り出すのは 自分であって
蹴つまずいたからと
うなだれたままで
しゃがんでるわけにいかない

理由もなくブルーな夜も
まるで気にせず
世界を駆け巡ってみれば

いつか目の前に 広がってくる
My little world
やがて目の前に 広がってくる
My little world
私だけの世界

全てから解き放たれ
今ゆっくりと空中に漂ってる
ほら 自分が見えた・・

理由もなくブルーな夜も
まるで気にせず
世界を塗りつぶしてみれば

いつか目の前に 広がってくる
My little world
やがて目の前に 広がってくる
My little world
私だけの世界

作成日:14.7.1

世間体を気にせず突っ走りはじめてる
自分への応援歌。


18.『悲しみの街』
モスリンさん作曲!


悲しみの街に 降り注ぐ雨は
とてつもなく スローモーションで
くすんだ屋根に 突き刺さる

”さっきお別れしたの
淋しくはないの
ずっと前から
決めていたことだから”

ゆっくりと歩き出して
一歩一歩 かみしめるように
傘をさしたまま
歩道橋に向かっていた

悲しみの街に 降り注ぐ雨は
きらびやかな イルミネーションを
水面のように にじませる

”さっきお別れしたの
これでよかったの
二人のために
決めていたことだから”

落ちてくる雨の粒を
ひとつひとつ 確かめるように
傘を閉じてみた
後ろだけは振り向かずに

作成日:14.7.3

一番初めに浮かんだのはタイトル。
失恋後の、淋しさとさわやかさの入り乱れたイメージ。



19.『25時』


夜を脱け出した そっと
透明な風になって
入り込んだ 君の夢の中へ
誰も知らない僕の
25時

待っていても きっと
何も起こらないから
優しく漂う音符を集めて
音を紡いで
君に捧げる

目覚めた君が 昨日見た
柔らかな夢に微笑んでる
そんなことがとても
嬉しく思えるんだ
そんなことがとても
嬉しく思えるんだ

夜を脱け出した そっと
音の無い風になって
入り込んだ 君の夢の中へ
誰も知らない僕の
25時

照れていても きっと
何も届かないから
遠くに舞い散る言葉を集めて
詩を組み立てて
君に捧げる

目覚めた君が 昨日見た
柔らかな夢に微笑んでる
そんなことがとても
嬉しく思えるんだ
そんなことがとても
嬉しく思えるんだ

作成日:14.7.4

深夜に歌詞なんか作ってると、
自分だけの時間が1時間与えられたような気がして・・。



20.『白昼夢』


真夏の蒸し暑さの中 見た夢は
不安の影を 僕におとした

手に入れたはずの居場所が
音を立てて崩れてく
ずっと待ち望んだ世界が

人はワガママな生き物なのかな?
幸せを壊して
突き進んでいくように思う

そのクセだけは変わらずに
ついにここまできてしまった
決して掴むことの無い
真昼の夢を追いかけて

真冬の陽だまりの中 見た夢は
不安の影を 僕におとした

じっとしていた流れが
パズルみたいに崩れてく
ずっと焦がれていた時間が

人はワガママな生き物なのかな?
安定を壊して
舞い上がっていくように思う

そのクセだけは変わらずに
ついにここまできてしまった
決して掴むことの無い
真昼の夢を追いかけて

作成日:14.7.5

真夏の真昼間に金縛りにあったような、
奇妙な苦しさ。逃れられない苦しみ。