
1)火葬はいつ頃から始まったのか?
約1300年前(700年)に僧侶が火葬にされたのが始まりと
されています。
2)火葬炉の種類・・・重要!
i)ロストル式
・棺のみを火葬炉に入れて焼くのが特徴。
・遺体は火格子(ロストル)上で焼かれる。
・火葬が進むと遺骨はロストルを通過して下に落ちる。
・遺体の下の空間が広く燃焼効率が良い。
・設備のコストが安い。
・遺骨はバラバラになってしまう。
・遺族は火葬炉を直接見る事になる。
・火葬時間が短い。(最速炉で35分)
ii)台車式
・棺を台車ごと火葬炉内に入れて焼くのが特徴。
・通常、冷却前室、主燃焼炉、再燃焼炉を装備しており、
最後の別れは棺を冷却前室に納めた状態で行う。
冷却前室の前の化粧扉が閉まると台車は奥にある
主燃焼炉に移動し、遮熱扉が閉まり火葬が始まる。
・台車の上で火葬する為、遺骨が綺麗に残る。
・設備のコストはロストル式より高い。
・遺族に火葬炉を見せないで済む。
3)火葬に使用する燃料は?
・A重油、灯油、都市ガスが多く、一部薪も使用されている。
・1体の火葬に使用する燃料の量(参考)
岩手県の前沢町営火葬場の場合
火葬炉が冷えている時 ・・・約70L(A重油)
火葬炉が暖まっている時・・・約50L(A重油)
4)最近の火葬場に高い煙突が無いのはなぜ?
1980年頃から後の火葬場では、主燃焼炉から発生する
不完全燃焼ガスを再燃焼炉で高温で燃焼させ酸化により
黒煙やダイオキシンの発生を抑制しております。更に、
バグフィルタなどの集塵効果の高いフィルタなども使って
排気は高度に浄化されているため、高い煙突は不要となり
低い排気筒を建物の構造で隠して排気しているので、煙突
が無いように見えます。
5)火葬炉は1日に何回使うの?
使用するごとにメンテする為、1日で最大でも3回程度です。
実際には1日1〜2回稼動の火葬炉が多いみたいです。
6)棺のサイズの制限ってあるの?
火葬場によりますが、栃木県の宇都宮市斎場は棺の長さに
制限があり190cmまでです。190cmの棺にどうしても入らない
遺体は火葬炉前で棺から出して火葬炉に入れるか、または、
棺のサイズ制限の大きい火葬場や、大型炉(巨人炉)を装備
している火葬場に運んで火葬します。
ちなみに宇都宮市の隣の鹿沼市斎場は200cmまでOKです。
極端な肥満体の場合も火葬炉に入らない場合があります。
7)日本で最大規模の火葬場は?
名古屋市にある八事(やごと)斎場です。
火葬炉46基がW字状に並び、1日で最大110体を処理する能力
があり現在は年間約18000体の火葬を実行しています。
これでも、将来の火葬需要の増大を考慮すると不足であり、
70基程度の巨大火葬場の建設を検討中です。