マルスズメダイ

全長 15ミリ(大人になると4センチ)

 どんな動物であれ、子供の頃はたいがい可愛いものだけれど、このスズメダイ類も負けてはいない。
 劇的にその体色が変化するものがいる一方で、このマルスズメダイなどは大した変化はないものの、幼魚の頃のフォルムの可憐なこと、清楚なこと。長くスラッと伸びた尾ビレに酔いしれてしまいそうになる。

 ただ、サイズがサイズだけに、老眼が入ってきた方は楽しめないかもしれないという弱点はある。じゃあ大人を見ておくか……といっても、大人はどれだけ目の前を泳いでいたってパッとしない。

 ここはひとつ老眼対策を駆使して、幼魚の魅力を堪能していただきたい。

 初夏以降秋の到来までは幼魚のシーズンだから、根の端々でその姿を見ることができる。普通に見られるとはいえ一ヶ所にたくさんいるわけではないけれど、マルちゃんだけを目当てにせずとも、その他様々な麗しのスズメダイチビちゃんたちに出会えることだろう。