アル・カポネ(アルフォンス・カポネ)
世界的におなじみなギャングのボス。1899年NYブッルクリンに生まれ。ギャ
ングとして下積みをし、本拠地をシカゴに置く。若い頃、女をからかいつけられ
た頬傷からスカーフェイスと呼ばれる。殺人、脅迫、テロ、賄賂さまざまな方法
を駆使し(中でもバレンタインデーの虐殺は有名)対抗勢力に打ち破りシカゴの暗
黒街に君臨する。酒の密売、密造で大儲けしシカゴを支配する。1931年財務省に
よって脱税容疑で起訴、懲役11年と5万ドルの罰金刑に処される。刑務所に収
容されても変わらぬ支配を続けるが、脱出不可能なことで知られるアルカトラズ
刑務所に移され外部と完全に遮断されるとその力を失う。刑務所内で梅毒が発病
し出所後死亡(1947年)。
映画版ではロバート・デニーロが体重を増やし、額の髪を抜くというすさまじ
い役作りでカポネを演じている。映画版では圧倒的な悪役ということで見事な暴
れっぷりである。ギャングの恐怖が見事に伝わってくる。映画でバットでスパイ
を殴り殺すシーンがあるが現実に起きた出来事である。
新TVシリーズではウイリアム・フォーサイスが演じているがこちらの方は暴れ
っぷりよりもカポネの狡猾さや組織を束ねる者としての姿が目立つ。また、連続
幼児誘拐事件でネスと協力するなどカポネが家族を大事にしていた事など、史実
にもとづいて作られている。残念ながら外見はあまりカポネらしくはない。
カポネは悪の権化の様に言われる場合もあるが、貧しいもの病める者にはやさ
しかったというエピソードも多数残っている。たとえそれがパフォーマンスだと
しても、現代でもそうであるが、非合法組織といえただの暴れん坊では人の上に
は立てない。もしかしたら禁酒法が生んだ最高のヒーローかも知れない。