エリオット・ネス
物語の主人公、財務省の対カポネの特殊部隊「アンタッチャブル」の隊長。1929
年隊長に任命される。身分は財務省の禁酒担当捜査官。ネスの自叙伝が物語「
アンタッチャブル」の原作になっている。ネスは物語ではカポネを逮捕においこ
んだ若き英雄として描かれているが、今日の研究家の間では名声に焦がれていた
男で自叙伝自体も誇張されており(宣伝のため手入れの時に新聞記者を同行あせ
るなどのエピソードは本当にあったらしい)、カポネ逮捕もネス1人の手柄では
ないとされている。しかしネスの働きがカポネに打撃を与えたことは事実であり
、賄賂を一切受け付けなかった事も真実であり、やはり英雄なのであろう。「ア
ンタッチャブル」がその仕事を終えた後、1935年クリーブランドの犯罪捜査部門
の長官に就任するが、クリーブランドで発生した連続殺人事件を解決できずその
名声に傷をつける。晩年には製紙会社の社長に収まる。1957年自叙伝を書きあげ
た後他界する。
映画版ではケビン・コスナーが演じている(ケビン・コスナーの出世作となっ
た)。賄賂をはねつけるシーンやカポネにくってかかるシーンでは、正義感に溢
れた若きリーダーを見事に演じる。茶色の三揃えに身を包み、左手で身分章をか
ざし右手の拳銃で狙いをつけるその姿は、世間が思い描く「痩せていて、長身で
インテリぽく」というエリオット・ネスのイメージそのものである。
新TVシリーズでは、トム・アマンデスが演じているがヒゲが濃くあまりネスら
しくはない。映画版とは違い「アンタッチャブル」を率いる有能なリーダーとい
う色合いが強い。カポネともまったく対等にやりあっている。カポネとボクシン
グをするエピソードがあるがおそらく作り話しであろう(ネスの趣味はテニスと
記録に残っている)。