史実的考察


カポネは脱税容疑で起訴されたが、それらの全てがアンタッチャブルの手柄であった訳ではない。実はアンタッチャブルが活躍したのはカポネが落ち目になってからであった。背景にはシカゴで万国博覧会が開かれる前にカポネを追い出したいという大統領の意向などがあった。いずれにしてもカポネは目立ちすぎたのである。
そしてカポネを脱税で挙げる様に考えたのは実はアンタッチャブルの発案でないし、彼らだけが対カポネに動いていたわけではない。今日エリオット・ネスの自伝は誇張されているというのが通説になっている。またカポネを刑務所に追い込んだ裁判も意図的に有罪にしようとした節があり現代に裁判が行われたら無罪になると言われている(後に法律関係者によって模擬裁判が行わ模擬裁判では無罪となった。)
また物語ではかなり派手にドンパチやっているが実際にはそうではなかった。やはりカポネといえど連邦政府相手に派手にやる訳にはいかなかったのであろうか(現代の日本でも暴力団が警察相手に発砲することはほとんどない)。後にアンタッチャブルのメンバーは「実際に発砲した事は1度もなかった」と証言している。しかし彼らが一切の賄賂を受け付けない「アンタッチャブル」であったことは事実である。日本では「アンタッチャブル」は物理的な手出しができぬ奴等の意味が強いが、もともとは清廉潔白の意である。決して給料の高くなかった彼らが賄賂をはねつけた事は賞賛に値するであろう。アンタッチャブルが最も得意としたのは盗聴で(地下に坑道を掘ったりしている)多くの証拠を掴みカポネ逮捕に貢献している。


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