着ぐるみアッガイ製作報告 

 日本で一番ロボコスプレが似合うイベントワンフェスに向けてアッガイの製作を開始しました。 
水陸両用のMSはいずれやろうとは思っていたんですが何故かアッガイ

さて本当に間に合うかどうか予断を許さない状況で見切り発車です。


○型紙製作

アッガイの特徴の中で最も異彩を放っているのが巨大な頭部です。

まずは頭部の型紙から製作に入りました。
MIAのアッガイをノギスで計り等身大になるべく16ばいにしてボール紙で型紙を切り出します。
頭部の直径は実に70センチになりました。
 すでにこの時点で完成後の運搬法を悩んでしまいます








ボディの型紙を作ってみました。
最初からわかっていたことですが
こうしてみると異様に頭でっかちです

ボール紙だとここまで巨大な工作物でも形状が崩れないのが
ロボの型紙に適している利点です。
















  

全身の型紙を完成 
脚部は単純な形状だったので、
型紙を作らずにそのままポリA
(佐々木商店)
切り出しました

型紙を実際に着て最終チェックを行います


腕の先に付いている球体は
経25pアクリル半球(池袋ハンズ)
   
これから型紙を展開してポリAで置き換えます。











○パーツ切りだし

型紙を展開してポリA(1p厚ブラック)に置き換え組み立てました。
 パーツの接着に使うのは合成ゴム系接着剤のG10です 。ロボ一体を作るのに3キロ缶をまるまる使います
 溶剤が揮発するので換気が必要です。

モノアイスリットは1oの透明塩ビ板を使用

MIAにあるスジ彫りはカッターで堀り抜いて忠実に再現





型紙をポリAに当ててマーカーで印を付ける。
これは胴体のパーツ
分解して持ち運びしやすいようなパーツ構成にしています












これは上腕パーツ ダーツを入れて接着することにより三次曲面も再現 









○シート張り

 今回はラリッサを使わずに合皮を使用しました。
理由はぴったりの色の合皮が見つかったこと、
アッガイの表面が光沢では似合わないこと 、合皮の方がラリッサよりも張りやすいので時間の短縮になることです。

アッガイに使用する色の種類は茶色とベージュ色のたった2種類
貼る合皮の大きさは型紙を使って決めると良いでしょう、パーツの裏に折り込む分を考えて型紙より大きめにします。
 
 ポリAとラリッサ裏の両方にGボンドを塗布 ,へらを使って薄く均一に塗ります。このときが一番トルエンが揮発するので危険です。
 10分ほど待ってボンドが乾いたらパーツの上にシートを張りあわせます、しわのでないようにピンと張りながら押さえつけるように貼ること、元のパーツが3次曲面なので合皮は、伸縮性を最大に利用して引っ張りながら曲面に対応するように貼っていきます、
 先に彫っておいたスジ彫りにあわせてへらでなぞり合皮の表面にくっきりとスジ彫りが現れるようにします
  
全身のパーツに合皮を張り終えました。
パーツ同士はガムテープでつながっているだけです

間接部はベルトとスナップボタンを使って動けるように結合
パーツの結合部はプラスチック製のジョイントで結合
これで外観は完成

分割しまくったのでカバン2個に収まります



フォートレス形態



○ギミック
爪伸縮

 アッガイはMSとしては独特の仕掛けがあるので 飛び道具以外完全再現を目指してギミックを製作します。
コスチュームにこういう仕掛けを作るのは結構好きです。ギミックに着手したのがワンフェス3日前だったので
結構危険な賭でした。 
あらかじめ設計しておいたのではなく機構は製作中に考えていきました。


6本の爪はポリAで切りだしラリッサを貼り付けました
黒い円盤が6本の爪の基部になります。強度が必要ですがなるべく軽量化もしなければならず
木材を加工しているヒマもないので、ポリAを塩ビ板でサンドイッチして強度を増しました。
これならカッターのみで工作が可能です
爪を蝶番で取り付け 中央に塩ビパイプを取り付けました
腕の中央に通っているスチールパイプをガイドに爪が基部ごと上下していきます。



腕の中央に通っているスチールパイプをガイドに爪が基部ごと上下していきます。
基部の裏では輪ゴムが爪を引っ張っており爪が出きった時に一気に爪が開きます
基部に開いている穴は爪を収納したときに腕を通す場所


爪アクション

腕伸縮

腕に通っているパイプよりやや細いパイプを差し込み伸縮のシリンダーとして使います
そしてそのパイプを上腕パーツに接着、そして上腕内のパイプはボディ内部の針金フレームに差し込みます。
パイプの中にはワイヤーが通っており腕の伸縮をコントロールします。

上腕に蛇腹パーツを内蔵 各パーツは糸で結合してバラバラにならないようにします


このくらい伸びます
その他
・内部の空間はかなり広くカバンや弁当や工具やカメラを持ち込むことが可
・アッガイの腕から手を抜いてもそのままの形を維持する。
・気づかれずに中で食事や修理作業が可
・ステンレス製のモノアイを裏から磁石で貼り付けてあり磁石を動かすことによりモノアイ可動
・胸部ハッチが開くので名刺などの受け渡しが可能。


製作期間は2週間と短かったですがこれにて完成。あまり手がかけられなかった割には良くまとまっていると思います。
ただ改良点が6個ほど見つかったのでこらからも完成度を上げていきます

最後の画像はカバンに収めるために分解したパーツを野原に展開したところ
試験的に動画公開