

コスプレ鎧職人ダークナイトのゴールドクロス製作レポ-ト
コスチューム自作をされている方々は裁縫の方法を勉強したりコスプレの先輩に質問したりして精進されていると思いますが
鎧などの等の造型型のパーツに関しては紹介されている本もほとんど無ければコスプレーヤーの絶対数も少ないのが現状です。
当方、造型パーツのみでスーツができているロボ型のコスプレーヤーでありますが その製作法がコスプレーヤーの方の参考になればと思っております
今回は最近新作がリリースされて人気再燃中の聖闘士星矢からアリエスのゴールドクロスの製作レポートを紹介します。
いきなり全身鎧を作るのは難易度が高いですが 最近は装甲パーツを部分的に持つキャラクターも多いので
衣装と合わせてのコスプレの参考になれば幸いです。
コスプレ製作のバリュエーションも増えますし注目度も増しますので覚えておいて損はないと思います。
道具
材料の切り出しはほとんどカッター一本で間に合います。ただカッターの刃はすぐ駄目になるので
頻繁に刃を交換することになります。切れ味のよいプロ用の黒刃がオススメ
・デザインカッター(細かい部分の切断用)
・ハサミ(裁断用の大きめの物がいい)
・ へら ボンドの塗布用
・カッティングマット(床や机をカッターの刃から保護する板)製作する物の性質上できるだけ大きい方がよく
私はA2サイズを使用 ベニヤ板や厚めの段ボールでも代用可能


Lカッター&黒刃 デザインカッター&替え刃
材料
ポリA(*注1)(7mm厚) 3メートル平方(ライオンボードでも代用可(*注2)) (聖衣の土台になる物、発泡ポリエチレン。(*注3)
軽くて丈夫、加工性はかなり良くて、切る、削る、曲げる、伸ばす、貼る、ヒートプレス など自由自在です、
この素材を使ってコスプレ造型物を作る人が多いです。
Gボンド(ゴム系接着剤)1s缶二つ 接着する両面に塗布し接着剤が乾いたあと圧力を加えて押しつけることにより
接着します。
ゴム系接着剤には様々な種類がありますが塗布する面積が大きく時間がかかるので
接着可能時間が長い建材用のG10が適していると思います。
瞬間接着剤・ メタリックレザー(金) 名の通り金属色の合皮 たまたま入手できた合皮です。
金色のシート材はかなりの種類があるのですが黄金聖衣にぴったりの素材を見つけるのは難しく
足を使って大手の布屋巡りをする覚悟が必要です。
スナップボタン 鎧装着のために付いた鎧の分轄面を結合させるのに使います
リベット 接着剤以上の強度が必要となる部分の結合に使うカシメ鋲
画用紙&ガムテープ 型紙作りに必要
設計編
製作を開始する前に準備検討を行います。
丁度200円のガチャポンが出ているので即ゲット
アニメの画像やら雑誌の設定やらを集めて製作の資料を揃えます。
集めた資料はデジカメに取り込んで設計に使用。
デジカメで取った資料の画像と着用者の体の写真をパソコン上で重ねてみます。これで着装者がスーツにどうゆう風に入るか、部品の大きさはどうなるかが決まります。
これで、部品の大体の大きさが決まります 。アニメキャラと人のプロポーションの違いに注意 。
パソコンとデジカメがあると製作に便利です。
型紙編
聖衣の原型をボール紙と画用紙で作ります、型紙とはいえ1/1着られるように作ります。
マネキン胴体が有るとそれを基礎にボール紙をガムテープでつぎはぎに貼り付けていくことで型紙が作れるので便利ですが無ければ自分か友達や親兄弟の体を使ってください。
設計などせずに感覚でバシバ切り張りしていってください。
三次曲面になっていて一見紙では再現できなさそうでも切れ込みを入れて曲げれば何とかなるようです
羊の角の部分は画用紙を筒状にし、切断と接合を繰り返してだんだん湾曲した角に近づけていきます
イメージどおりになるまで何度も切り張りを繰り返してください、ガムテープだらけになっても型紙として使うぶんには問題無し
そして着用者に型紙を着てもらって最終チェック。型紙はその場で修正、着る人と合わせは絶対必要!
これを展開すれば型紙として使う事が出来ます
。

アリエスのペーパー聖衣


胸部の型紙を展開したところ 角の型紙を展開 かなり複雑な曲面ですが切れ目を入れて平面として展開


肩パーツ(展開前と展開後) 腰アーマー(左からサイド、フロント、バック)


足部アーマー 腕部アーマー

手首アーマー ナックルの球体は金ボタン
これを展開すれば発泡ポリエチレン(*注1)を切り出すときの型紙として使う事が出来ます。
○パーツ切りだし
型紙を展開して、ロボ本体の材料となる発泡ポリエチレン(*注1)に当てて同じ形に切ります。
型紙をポリAに当ててマーカーで印を付ける。
これは羊の角のパーツ 型紙と同じ形にポリA(7mm厚ブラック)を切り出していきます。
これで黄金聖衣のパーツが揃います

胴部の製作
パーツの接着に使うのは合成ゴム系接着剤のG10です。黄金聖衣一体を作るのに1キロ缶をまるまる2缶使います。
貼り合わせる両面にヘラで均一に塗り5分以上乾かしてから圧着します。
有機溶剤が揮発するので換気が必要です。


パーツをくみ上げて出来上がったアリエスのポリエチレン聖衣
暗黒聖衣か冥衣のような風情です
表面に多数有るレリーフはし白のペイントマーカーで描いておきます。
レリーフの凹凸を再現するためにいったん出来上がったパーツの
レリーフ部をカッターでくりぬきます。
レリーフ部に接着剤をを塗ったあとはめ込むのですが数o飛び出させたり、押し込んだ状態にして再接着します。
これで新規パーツを使わなくてもレリーフが再現できます。
○シート張り
パーツに貼るレザーの大きさは型紙を使って決めマジックで印を付ける
、パーツの裏に折り込む分を考えて型紙より大きめにします
ポリAとメタリックレザー裏の両方にGボンドを塗布。
へらを使って薄く均一に塗ります。このときが一番トルエンが揮発するので危険です。
10分ほど待ってボンドが乾いたらパーツの上にシートを張りあわせます、しわのでないようにピンと張りながら押さえつけるように貼ること、元のパーツが3次曲面なので合皮は、伸縮性を最大に利用して引っ張りながら曲面に対応するように貼っていきます、
先に作っておいたレリーフにあわせてへらでなぞりレザーの表面にくっきりレリーフりが現れるようにします
肩や角のパーツは3次曲面なのでレザーは、パーツと同じように切れ目を入れて曲面に対応するように貼っていきます、
でもせっかく曲面に貼っても、切れ目をそのままに残しておいてはみっともないので目立たないように処理します、
切れ目を入れて貼った時に出来たレザーの重なった部分の中間をカッターナイフで一気に2枚同時に切断!。
そしてラリッサの切れた部分を取り除けば残った部分のラリッサの形状はぴったり同じ形に合わさる事になります。、ぴったり合わせて瞬間接着剤で留めてしまえば、継ぎ目はほとんど見えなくなります。 
レザーの裏側をパーツに張る大きさに合わせてマーキング


上半身に貼り付け


腰アーマー 腕部

脚部


14pヒールのブーツにもレザーを張り込みます
これで黄金聖衣の全パーツが揃いました(頭部除く)。
ここできたら完成まであと一歩です
仕上げ
バラバラのパーツを着用できるようにするためにベルトやジョイントを取り付けます
聖衣の脇とレガースの背面に設けられた分轄部分はスナップボタンで結合
目立たないようにボタンも金メッキの物を用います。
腰アーマーはズボン用のベルトにリベットで結合します。
スナップボタンやリベットは表に露出してしまうのですが結合力が接着剤と比べて
桁違いに大きいので強度を必要とする部分には使用しています。





アリエスの黄金聖衣完成


シンボル形態風に組み替えてみました
駆け足で説明しましたので説明不足の点もあると思います今回はこれまで。
コスプレ製作の参考にしていただけたら幸いです。
ダークナイトHP「甲冑通信」(http://www.ops.dti.ne.jp/~darkk/)
(*注1)ポリAは発泡ポリエチレンの一種できめは粗いのですが価格がかなり安いので大型の造形物に適しています。入手先は 浅草橋の問屋の佐々木商店です。営業時間は月〜金の9:00〜17:00です
(*注2)ライオンボードは発泡ポリエチレンの一種でかなりきめが細かく作業性も強度もかなり優れています。かなりのコスプレーヤーがこの素材を使って造形物を作ってます、値段はやや高めなので。入手先は東急ハンズ、
(*注3)発泡ポリエチレンはウレタンよりやや固めの素材で風呂用のバスマットがこれで出来ています、軽くて丈夫、加工性はかなり良くて、切る、削る、曲げる、伸ばす、貼る、ヒートプレス など自由自在です、商品名はサンペルカ、ポリA、ライオンボード等があります 。