Hand Made AutoMail コスプレ鎧職人ダークナイトの機械鎧製作レポ-ト
こんにちは4回目の登場となります。 全身鎧系コスプレ専門のダークナイトです。 今回はグラビアと製作レポートの両方に登場しております。
私は本来はロボット専門のコスプレーヤーですがですがアルフォンスはほとんどロボットと言っていいような外観ですしアニメと原作の両方気に入っているので兄と弟の鎧を製作しました。
弟の方は別の機会があったらということで、今回は兄であり国家錬金術師のエドワード=エルリック機械鎧の製作レポートを書かせて頂きました。


現状です。
当方、造型パーツのみでスーツができているロボ型のコスプレーヤーでありますが その製作法がコスプレーヤーの方の参考になればと思っております
今回は最近新作がリリースされて人気再燃中の聖闘士星矢からアリエスのゴールドクロスの製作レポートを紹介します。
いきなり全身鎧を作るのは難易度が高いですが 最近は装甲パーツを部分的に持つキャラクターも多いので
衣装と合わせてのコスプレの参考になれば幸いです。
コスプレ製作のバリュエーションも増えますし注目度も増しますので覚えておいて損はないと思います。
道具
材料の切り出しはほとんどカッター一本で間に合います。ただカッターの刃はすぐ駄目になるので
頻繁に刃を交換することになります。切れ味のよいプロ用の黒刃がオススメ
・デザインカッター(細かい部分の切断用)
・ハサミ(裁断用の大きめの物がいい)
・ へら、ハケ ボンドの塗布用
・カッティングマット(床や机をカッターの刃から保護する板)製作する物の性質上できるだけ大きい方がよく
私はA2サイズを使用 ベニヤ板や厚めの段ボールでも代用可能

Lカッター&黒刃
デザインカッター&替え刃
材料
・発泡ポリエチレンPH9(*注1)(3mm厚) 1平方メートル(ライオンボードでも代用可(*注2)) 軽くて丈夫、加工性はかなり良くて、切る、削る、曲げる、伸ばす、貼る、ヒートプレス など自由自在です、前回の黄金聖衣製作レポートでは発泡倍率が高いポリAを使用しましたが今回は薄くても形がしっかり保つように発泡倍率が低くやや堅めのPH9を使用しました。
本来佐々木商店(*注3)の特注品ですが造型コスプレにとって利用価値が高いので定番品で置いてもらえることになりました。
・Gボンド(ゴム系接着剤)1s缶 接着する両面に塗布し接着剤が乾いたあと圧力を加えて押しつけることにより接着します。
ゴム系接着剤には様々な種類がありますが塗布する面積が大きく時間がかかるので接着可能時間が長い建材用のG10が適していると思います。
・ラリッサ銀(#172) ラリッサはポリ塩化ビニールとレーヨンの複合素材 1ミリ程度の厚さがありとても頑丈 光沢があり発色がいい。
アセトンでレーヨンの裏地を剥がすことによって伸縮性のある素材に出来る
色数は新宿オカダヤなら30色以上 ユザワヤやトマトなら10色程度置いてあります。
今回使用した銀(#172)は新宿オカダヤで入手しました。


ビニールベルト(幅2p) 両面カシメ大(左) 両面カシメ小(中)スナップボタン大(右)

長手袋
・スナップボタン 各部パーツの着脱のために使います。 今回はデザイン上のパーツとしても多数使用します
・両面カシメ(大)(小) 接着剤以上の強度が必要となる部分の結合に使うカシメ鋲 今回は主にデザイン上存在する表面のリベットとして多数使用します。
・ビニールベルト 機械鎧を体に固定する為のベルトです。透明なので体に回しても目立ちません。
エドは機械鎧を直接体にリベットで固定しているようです。
・カバン底板 名の通りカバンの底に使うプラスチック板です。とても丈夫で弾力性があるので鎧の強度が必要な部分の固定に使います
・
手袋 ハンズのパーティグッズ用品のようです
・
電線(赤黄青) 機械鎧の肩関節の隙間から見える配線として使います。ここが機械鎧の弱点かも?
・
ストレッチレザー 伸縮性のある合皮 関節部の被覆に使いました
・画用紙&ガムテープ 型紙作りに必要




Gボンド(1s缶) 瞬間接着剤(20ol徳用) アルテコスプレープライマー アセトン
・Gボンド(ゴム系接着剤)1s缶 ラリッサ裏地と発泡ポリエチレンを接着するのに使用します 接着する両面にヘラや刷毛で塗布し接着剤が乾いたあと圧力を加えて押しつけることにより接着します。
ゴム系接着剤には様々な種類がありますが塗布する面積が大きく時間がかかるので
接着可能時間が長い建材用のG10が適していると思います。
・ 瞬間接着剤 ラリッサのビニール面同士を接着するのに使用します。 大量に使用するので20ミリリットルのお徳用がお勧め
・ アルテコスプレープライマー 瞬間接着剤の硬化促進剤 瞬間接着剤は大量に使用されるとなかなか固まらないのでこれで強制的に固める。
・
アセトン ラリッサの裏地を剥がすのに使用します
型紙編

鎧の原型をボール紙と画用紙で作ります。自分の体を土台に画用紙を巻いていきガムテープとハサミで切り張りしていってください。
イメージどおりになるまで何度も切り張りを繰り返してください、ガムテープだらけになっても型紙として使うぶんには問題無し
これを展開すれば型紙として使う事が出来ます 。
これを展開すればPH9を切り出すときの型紙として使う事が出来ます。
○パーツ切りだし

型紙を展開して、鎧の材料となるPH9(3ミリ厚)にのせマーカーで輪郭を取り同じ形に切ります。
これでラリッサを貼る前の機械鎧のパーツがすべて揃います
○手の製作
通常の状態ででエドの衣装から見えるのはこの部分のみ。
機械鎧の本体とも言える部分です。これだけ製作しても完成品と呼べるかも知れません。


手の型紙をPH9(3o)とポリA(1o)に転写します。指と手のひらの素材には最も薄い物を使用しました。

パーツ切りだしGボンドを使って組み立てます。 そのままだと指先は角張ってしまいますが指にはめてライターで炙って形を整えることで
指と同じ曲面を持つパーツになります。軽く炙るだけで良いので 熱しすぎてやけどしないように十分注意



指先が曲面なので ラリッサの裏地を剥がします。これでラリッサに伸縮性が出ます。



Gボンドでラリッサをパーツに貼り付け指先の余分な部分をハサミで切り取り 瞬間接着剤で切れ目をぴったり合わせ目立たなくさせます。
手の甲にパーツにスナップボタンを取り付けます


出来たパーツをボンドで手袋に接着します 強度を増すために両面カシメ小で強固にパーツを結合さえます。 この小さいリベットはデザインに存在するので助かります。
これで今回の製作の核とも言える手が完成です。
腕部製作
錬成変形の剣も再現するために通常状態とパーツ差し替えです。



例によってGボンドでラリッサをパーツに貼り付けます。 そしてパーツ差し替え用のスナップボタンをパーツに打ち付けます。本来はこの部分はボルトで固定しているようです。



肘パーツは曲面があるのでヒートプレスによる曲面ラリッサ張りを行います。
裏地を剥がしGボンドを塗布したラリッサをコンロで熱し
柔らかくなったラリッサを手早くパーツに押しつけて一気に張り込んでしまいます。
これで腕パーツ完成です。 剣状態も差し替えで再現することでコスプレのプレイバリューが広がります。
肩製作
パーツをラリッサで覆ったあとは、パーツ同士を瞬間接着剤組み立てます


胸部製作



胸部に多数ある溝はPH9に最初から彫り込んでおきます。 ラリッサを張り込んだ後にヘラでなぞることで溝が浮き出てきます。
両面カシメを打ち込むことででリベットを表現、そして固定用のビニールベルトをスナップボタンで取り付けて胸部完成です

関節部処理



カバン底板で胸部パーツと肩パ−ツをつなぐレールをこしらえます。スナップボタンで肩パーツと結合させることで分離と可動が両立します。



仕上げにストレッチレザーで関節部を覆ってしまいます 最後にリード線を取り付けて完成
機械鎧完成



それでは駆け足で説明しましたが今回はここまで
アニメは佳境に入ってきてまして目が離せないです 原作はまだまだ続きますのでそれも楽しみです。駆け足でコスプレ製作の参考にしていただけたら幸いです。
ダークナイトHP「甲冑通信」(http://www.ops.dti.ne.jp/~darkk/)
(*注1)PH9は発泡ポリエチレンの一種でポリAよりもきめが細かく切削性に優れています。
薄くてもしっかりした構造の鎧を作ることが出来ます。堅いのでポリAよりはヒートプレスに向きません
(*注2)ライオンボードは発泡ポリエチレンの一種でかなりきめが細かく作業性も強度もかなり優れています。かなりのコスプレーヤーがこの素材を使って造形物を作ってます、値段はやや高めなので。入手先は東急ハンズ、
(*注3)浅草橋のウレタン問屋の佐々木商店です。営業時間は月〜金の9:00〜17:00です
電話番号は03-3851-1156 通販も受け付けてくれます