髑髏の騎士FRPマスク製作レポート
毎年恒例のハロウィンがやってきました。日本でもこのイベントも年々定着してきた感があります
ただしダークナイトの主力のロボット達はハロウィンの活動は不向きであるので
急遽ハロウィンにあわせて、髑髏の騎士を製作しました。
ちょうどいい機会ですから FRPマスクの製作レポートを残すことにしました。
○粘土原型の芯になる頭部人型製作



まずは粘土原型の芯になる土台を作ります。
着用者の頭と同じ形であれば、それに粘土を盛り付ければ必ず被れる大きさのマスク原型が出来るという寸法です。
特殊メイクであれば自分のライフマスクが必要ですがFRPマスクの原型ですので
頭のアウトラインだけ出ていればOKです。
紙袋を頭からすっぽり被ってガムテープで隙間なくぐるぐる巻きにします。
空気穴と視界を採る穴を忘れないように。(注意)
後頭部からはさみを差し入れて切込みを入れて脱ぎます。
穴をふさいで形を整えて プラキャストや 発泡ウレタンを流しいれ固めてしまいます。
これで土台は完成です 顔が長いのが良く分かります。
東急ハンズでそれ用の発泡スチロール製のマネキンヘッドが売っているのですが
実際の人の頭のサイズからかけ離れて小さいので使えたものではありません
○マスクの粘土原型型製作

粘土を盛り付けて髑髏を作ります。 通常はFRP原型には彫塑用粘土の油粘土を用いるのですが
私は彫塑用粘土の水粘土を使ってます。
水粘土は水分の含有量で固さが大幅に変わり、
1日ほっておけばひび割れて崩れてしまうので保存には向かないのですが
それを利用して 水をつけた手で撫でるだけで表面の凹凸を均すことができます。
逆に水分が蒸発して硬くなったら彫刻刀やカッターでディテールをつけることができます。
一日で作業が終わらないときは水を含んだガーゼを巻きつけておくといいです。
あと値段も油粘土の半分の`180なので魅力
3キロくらい使います。
○石膏かたどり
水で溶いた石膏をかけて型をを採ります。 植物繊維のスタッフを混ぜて型を補強します。
芯をはずして残った粘土を全部こそぎ落とします。
乾燥させて水を全部蒸発させます。
今回は後頭部は発泡ポリエチレンで作るのでFRPは前面のみの片面型です。フルFRPのときは前後の2面型になります。




○FRP積層
油性ワックスを石膏型の内側に塗って離型処理をします。 処理が不十分だと樹脂が石膏に浸透して離型作業というよりも化石発掘作業になるので注意
ワックスを十分乾かして石膏型の内側に蝋の層を作ります。
増粘材のの炭酸カルシウムを同じ体積だけ混ぜたポリ樹脂を型の内側に塗布。
反硬化状態になったら四角く切ったガラスクロスを隙間なく貼り付ける。
今度は増粘材の無いポリ樹脂を型に流す。樹脂が底にたまったりガラスに気泡が入らないように 硬化するまで型を傾けたり気泡を抜いたりする





○石膏型からの離型
樹脂が固まったら石膏型からはずします。逆テーパーになっている所が多々あるので石膏型を壊しながらはずします。
表面についているワックスを洗剤で洗い落としたら はみ出した部分をモーターツールで切り落としラッカーパテを薄く塗って表面処理終わり。
普通はポリパテを盛ったりさんどペーパーをかけたりして一番時間をかけるところなのですがこの場合は表面が粗いのもいいかと思いそのままにしました。


