ジャズの巨人たち



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これぞ「ジャズ」の巨人たち!

原書はもう数十年前の出版だが、これぞまさしく「ジャズ」の巨人たちの伝記集である。
したがって、キング・オリヴァーやルイ・アームストロングから書き始められている。
落ち目のなんとかジャーナル社や人気ライターの中山なんとか氏は絶対に出版しない、正真正銘の「ジャズ」ジャイアンツの生涯を、親しみやすい文体で読みやすく紹介している。いまの日本でもこのような書物が市場に出回ることを素直に嬉しく思う、としかいいようがない。
日本人の書いたものでは、故油井正一氏の「ジャズの歴史物語」中の「巨人たち」が、実に素晴らしくスイングしていて絶妙だが、絶版となっている。ターケルの文章は映画的で、渇いたタッチがジャズメンの悲劇も偉業も心に染み渡らせてくれる。
なぜかマイルスだけは冷遇されているが、マイルスの生涯なら他にいくらでも書き物があるからいいだろう。あらゆるスタイルのジャズを愛好する人の座右におかれるべき名著である。



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