死の散歩道 (ハヤカワ・ミステリ文庫)



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ヘンリー・O、メキシコに飛ぶ

ヘンリー・Oシリーズ第5弾。

新聞記者で今はミステリ作家の老婦人ヘンリー・O(亡き夫がつけた仇名。本名はヘンリエッタ)。作者曰く、おばあちゃん探偵といえばミス・マープルというイメージを壊したかった、というだけあって、彼女は若々しく、体力もあり、元新聞記者だけあって人の話を聞きだすのもうまく、粘り強く、判断力も抜群。時には自ら危険にも飛び込んでいく、老女探偵の常識を覆す女性。

これまで数々の事件で重要な役割を果たし、すっかり探偵としても板についてきた?彼女は、友人から、メキシコで働いているという娘を探してくれと頼まれる。毎週交換していたメールが途絶え、電話も通じないという。ヘンリー・Oはメキシコに赴き、娘が働いていた民芸品ショップや、同じ一家が経営するホテルを探る。娘は慌しく、雇い主にも何も言わずに失踪したという。ところが、すぐさま、腕に刺青のある男がヘンリー・Oを襲う。ヘンリー・Oは、一家の女あるじである母親には気に入られるが、その息子たち、娘たちはどこかよそよそしく、失踪の理由も知らないという。それでも何とか情報を得、娘と接触することができたものの、彼女もまた何者かに狙われており、心配するなとだけ告げてまた姿を消してしまう。そして、今度は店で殺人事件が起き、唯一ヘンリー・Oに何かを伝えようとしていた、一家の知恵遅れの息子に嫌疑がかけられてしまう。
この一家には一体何が?どうやら娘とその恋人は、一家の秘密を握ったらしい。狙っているのは、殺人犯は、必ず一家の中にいる・・・

陽光溢れるメキシコ、風!土!色!!豊かな美しい観光地で、またもヘンリー・Oが大活躍。彼女らしい粋な幕切れも見ものだ。



早川書房







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