本当の実用書
本当の実用書とは、こんな本をいうのかもしれません。なにより、徹底して具体的です。建築家別の作品集が揃っている新宿のとある場所とか、気に入った建築家にアクセスする方法とか、土地代・施工費以外に300万の余裕をもつべきとか、まったく知らなかったし気づきもしませんでした。建築家探しから竣工・入居までが簡潔に1ページにまとめられたフローチャートなど秀逸。これから家を建てようとする人にとって明日にも役立つ知識がページのそこかしこにちりばめられています。 それに文章がとてもいいですね。女30代後半、独身、フリーライターなんて、一戸建てを計画するには結構スリリングな境遇だと思うんですが、悲壮感など微塵も感じさせません。リズミカルで、湿ってなくて、颯爽としています。ズンズン読み進むうちにいろんな知識が頭に入ってきます。その意味でも実用的。感傷癖に陥るか、楽屋落ちの多い体験本が多い中、この本は全然違いました。さっぱりとした筆者の人格の風韻まで感じることができるようでした。ルポルタージュとしても上質。
早く自分の家を建ててみたくなった
歯切れのいい語り口で、サクサク読めた。 家を建てるのは大変だけど、自分の城をプロの建築家と一緒に創るのは面白そうだ。 住宅メーカーを選んで建てるものとばかり思っていたので、選択肢が一つ増えた。 それに事例がいろいろあるので、『建てるとしたらこの家のような外観にしたい』とか『この建築家の間取が自分の希望に近い』とか 自分のイメージをより具体的にすることができたのが良かった。
インデックスコミュニケーションズ
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