ハーメルンに哭く笛―探偵SUZAKUシリーズ〈2〉 (徳間文庫)



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ハーメルンに哭く笛―探偵SUZAKUシリーズ〈2〉 (徳間文庫)
ハーメルンに哭く笛―探偵SUZAKUシリーズ〈2〉 (徳間文庫)

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かなり面白いミステリー

最初こそ500ページを越える内容に惹かれて買ってみたが、
あっという間に世界観に引き込まれていった、そんな作品。
突如として行方不明になる子供達、そして惨殺。
トリックはこれといってま新しいものがあるのではないのだが、
何というのか、「人が抱える心の闇」を見事に描いている。
「ハーメルンの笛吹き男」という、一度は耳にしたことがある童話の登場人物をキーワードにしつつ、
様々な人々の過去・闇をつぶさに、残酷なまでに書ききっている。
昭和初期の戦争へ向かいつつある「日本」という国の状態、
そして震災という中で行われた非道な行い。
この震災での国民の、国家の犯した罪を描いた作品は近年ですらあまり存在しないことを考えれば、
この作品はよくぞ描いた!そう思わせる。
この作品の真の意味での「犯人」それは国家なのだ。
数回読み返して味が出る作品

時代が違うので流れに乗るまで読みにくい、朱雀十五シリーズ2作目。
コミックで読んだので幼い頃の生立ちはわかったし、少しは御手洗(島田荘司作)と榎木津(京極夏彦作)を足したような性格はわかったような気がする。
ハーメルンの笛吹き自体も色々伝説があって暗い話。
もともとこの方の小説は暗いんだけど。
そこにこの時代と猟奇殺人が重なると・・・



徳間書店
暗闇神事 猿神の舞い 朱雀十五シリーズ (トクマ・ノベルズ)







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