鳥を飼う人たち 2007・4・25

この人が持っているものは何でしょう?

そう、これは「鳥かご」。
中国では家で鳥を買っている人が多い。
それらの鳥は、木の鳥かごに入れて飼うのだが、それを一日一回は外に持って出る、という飼い方が一般的なのである。
では、なぜ外に持って出なければならないのか?
以下、私の中国語のテキストを翻訳します。
「鳥も人と同じで、ずっと家の中にいてると怠け者になってしまい、鳴かなくなってしまう」 という考えなのだ。 だから、鳥を買う人たちは、早朝や夕方、公園などに出かけて、自然が多い場所にその鳥かごを置いてしばらく過ごすのだ。 
実際、その間、鳥たちは気持ちよさそうに鳴いている。



もう一度、一枚目の写真に戻り、、、では、なぜ道を歩いている間は、かごの上を青い布で覆うのだろうか?
これも、私の中国語のテキストを翻訳します(笑)
「鳥たちは、人見知りをするのです。場所が変わって、人を見るととても驚きます」
ということで、青い布を被せて鳥たちが驚かないようにしているのだ。

これが中国流鳥の飼い方、である。



北京ももうすっかり春。
春といえば、「柳絮」=(木から飛んでくる白い綿毛)
ひどいときだと、雪のように飛ぶ・・・
部屋の前の廊下にも、柳絮が固まった「巨大柳絮」が!!



今日から、私の両親が北京に来ています。
ゴールデンウィーク中は、西安に旅行に行って来ます!



ビザの問題 VOL2 2007・4・18
今度は、「居住証明書」が必要だと、大学の担当者から連絡が入った。
その「居住証明書」は、近くの派出所でとらないといけない、ということだった。

実は、今の家に引越ししてきたときに、大家さんに連れられて近所の派出所でそういうものの手続きをすでにしていた。 おそらく、そのときに登録だけは済ませているので、日本で住民票をとるような感じで、そこで「居住証明書」をとることができるのだろうと予測できた。 が、しかし、中国のことだから、それをとるためにはさまざまな書類がいるのだろう、ということも想像できた。
まず大家さんに聞いてみた。「居住証明書というものはどうやってとることができるの?」と。
大家さんは答えた。「前回、僕たちが一緒に派出所に登録しに行ったときに紙をもらっただろ? あれが「居住証明書」じゃないのか?」と。
私は、そのときにもらった用紙を確認すると、「臨時住宿登記表」という名前が付いてたので、「居住証明書」ではないと思った。
個人的にビザの手続きをしたことがある日本人の知人にどうしたらいいのか訪ねてみたら、彼女は「その紙をもって、派出所に行けば「居住証明書」を出してもらえるよ」と教えてくれた。

とりあえず、派出所に行ってみた。
窓口で「居住証明書をとるために必要ななにか?」と質問をしたら、
「パスポート、ビザ、そしてパスポートとビザのコピー、大家さんの身分証明書のコピー、部屋の契約書、そしてマンションの管理センターが発行する「居住証明」が必要」だと教えてくれた。
ここでさらに、問題が・・・・
パスポートは、ビザの手続きのためにすでに公安局に提出していたので、手元にはない。 ああ、、、これってまた面倒な話だ・・・。
窓口の人はさらに付け加えた、、、「居住証明書をとるには、家族全員、この窓口にきなければならないし、写真も必要」だと。
と、なると、きょうたんも幼稚園を休ませなければならない・・・。
それに、遠くに住んでいる大家さんにも身分証明書のコピーをわざわざもってきてもわらなければならない・・・・。
それにそれに、大学の担当者にも頼んで、パスポートを一旦返却してもわなければならない・・・。
あ〜〜〜〜本当に厄介だ!!

その後、大家さんも身分証明書のコピーを持ってきてくれて、パスポートも無事手元に戻って、管理センターにも「居住証明」を出してもらって、 家族揃って再度派出所に行った。

私が一つ気になっていたことは、 その「臨時住宿登記表」という内容の中に、ビザの期限が書いてあったのだが、派出所に行った日はすでにその期限が切れていた。 なんとなく、、、「これは期限が切れているから、証明書を出せない」とか言われそうな気がしていた…。

派出所の窓口で、私の思っていた通りのことを言われた。
「ビザの期限が切れている!! 期限切れの「居住証明」は出せない!」と・・・。
そのとき私は、「あと何回、この派出所に行かなければならないだろう・・・」と、さらに気が重くなった・・・。
そこで、大学の担当者に電話をかけて、その派出所の人と直接話してもらうことにした。結局、再度、パスポートを大学の担当者に渡して、公安局に行って事情を説明してもらわなければならなかった。そのために、わざわざバスに乗って遠い大学にパスポートを渡しに行った・・・。

その数日後、公安局から一枚の書類を発行され(期限切れでも居住証明書をだしてもらえる書類)、それをもって再度家族全員で派出所に出向いた。
今度は、必要書類のチェックがOKだったようで、居住証明書をプリントアウトしているときの音を聞いたときには、肩の力がす〜っと抜けた(笑)。

家族4人分の書類を手にしたとき、さらに問題が生じたか・・・っ!!と思うほど驚いたことがあった。

手渡された「居住証明書」とは、なんと、最初から手元にあった「臨時住宿登記表」のことだったのだ・・・(笑)。
私は窓口の人に何度も何度も確認した、、、「これが「居住証明」と言われるものなん?これがビザの更新のときにひつようなもの?」と。 窓口の人は、「そうだ。間違いない。」と答えた・・・。


それならそうと、この用紙の名前は「居住証明書」としておいてよーーーー(怒)。
↑ 写真のように、「証明書」なんて文字はなかったし、「登記表」となっているんだから…(怒)。それに、担当者も「居住証明書」と言っていたし・・・(怒)。
ビザ更新経験者の日本人にたずねたが、私の聞き方が悪かったのか、彼女の答えは現実とは違っていた(笑)。 大家さんの言うことを最初から信じておけばよかった・・・(笑)。だったら、派出所に3回も行く必要はまったくなかった(笑)。

ふぅ〜〜〜〜。
ほんまにたいへんやわ(笑)。

ビザは大学の担当者にすべてまかせれるので、個人的には何もする必要がないと思い込んでいたのだが、、、、それは甘かった。 というか、担当者!もっと早くに公安局に行って手続きを開始しろよっ!!(笑)。 

こちらにいる駐在員の場合は、ビザの手続きはもちろんすべて会社がやってくれるし、日本人専用マンションに住む場合は派出所に登記をしにいく必要もおそらくないはずだ。やっぱりいいなあ〜、駐在員(笑)。


3月末から、「電球事件」と、このビザの問題が併発していたので、2週間ほどはずっと気持ちが晴れなかったし、中国に来て初めて心に「日本で生活する方がいい・・・」という気持ちが過ぎった・・・。
姉や母たちにも散々迷惑をかけた。役所に行ってもらったり、郵便局やコピーにも何度も行ってもらい、、、、一緒に罰金のことを心配させたりして本当に迷惑をかけてしまった。 こういうサポートがなければ中国で住み続けられない、という「家族の有り難味」を再度思い知らされた。

反対に、中国人たちの温かさも再認識した。
昨日は、最近会えなかった仲の良い中国人の友人の家に遊びに行ってきた。いつも彼女とは携帯メールでやりとりをしているのだが、昨日彼女には初めて詳しく最近の出来事について話した。彼女は「どうして、困ったときに電話をしてこないの!!水臭いじゃないか!何もできないかもしれないけど、私はもちろん中国語が話せるし、あなたの変わりに言いたいことを言ってあげられるのに!! 今度から何かあればすぐに電話してきないと駄目よっ!!」 と、真剣に話してくれた。彼女とは中国語でしかコミュニケーションができないが、本当に私のことを慕っていてくれている・・・。
彼女の温かさ、そして、大家さんの温かさ、そして、弁護士を紹介してくれた中国人の友人、他にも私の話を聞いてくれた中国人の友人たち、、、私の周りにいる中国人は、本当にやさしくて情の厚い人たちだ!!

日本の家族、そして、中国人の友人たちのお陰で
今は、どちらの問題も解決して、ようやく我が家に春が訪れた。





ビザの問題 VOL1 2007・4・17
我が家のビザは、夫の勤務先の大学が手続きをしてくれる。
以前の話になるが、去年の3月のビザの更新ときに実は、問題が生じていた。
私たちにとっては、初めてのビザの更新だったうえに、どんな手続きが必要だとか、いつ手続きをしなければいけないとか、そういう説明は一切受けていなかった。だから、私たちは、「いつ声がかかるのかな〜」なんて、気楽に考えていた。
実はそのころ、夫1人が帰国する予定になっていて、飛行機の発券も済み、明日が出発という日の夕方、夫が勤務先から自宅に電話をしてきた、「明日から日本に帰れなくなった」と…。 理由はこういうことだった、、、帰国している1週間の間に、前回のビザの期限が終わってしまい、ビザの更新手続きが済んでいないので罰金対象になってしまう。罰金は、1人一日5000元(約8万円ほど)、、、我が家の場合は4人家族なので、一日24万円ほどの罰金を払わなければならないのだ。 大学の担当者は、うっかり我が家のビザの手続きを忘れていたのだ。夫は帰国はできなかったが、不幸中の幸いで、担当者はビザが切れる前の日に、手続きのことを思い出したので、罰金を払うことだけは逃れられた。

去年、このような苦い経験があったので、今年はビザの期限の一月前には、大学の担当者にパスポートを渡して早めに手続きしてもらうように頼んだ。
が、しかし、、、、やはり、その担当者は期限が切れる数日前にようやく手続きを始めたのだ・・・。

期限が切れる三日前に、その担当者は、
「今回の手続きには、家族4人の家族関係を証明できる書類が必要だと公安局に言われた。」と、夫に言ってきた。 実は、去年はこのようなことは必要はなく、なにやら今年から提出書類が変わった、とのことだった。
「家族4人の家族関係を証明できるもの」といえば、戸籍謄本、もしくは、健康保健証だ。 我が家の場合、戸籍は長崎市に置いていて、長崎には親戚がいないので、京都の姉たちに郵便で取り寄せてもらわなければならない。面倒だし、なによりも期限が切れるまでの三日間では手に入らない。 それによく考えてみると健康保健証は、今は個人別にカードになっているから家族証明はできないだろう…。 
いろいろ考えた結果、京都の住民票に戸籍の附票(戸籍の筆頭者の名前が載る)をつけて、それを提出することを選んだ。 これならば、京都の母に区役所に行ってもらえるし、その後は、ファックスで大学まで送ってもらえば期限に間に合うから…。

ファックスは姉に頼んだのだが、実は、住民票の用紙と言うのは偽造防止のために、複雑な模様がついていて、そのままファックスしたのでは、受信のときに内容が鮮明に出ない・・・だから、再度ファックスをしてもらうのに、コンビニまでコピーをしてもらいにいって、それをまたファックスをしてもらわなければならなかった。
ようやく、内容が鮮明に見れる住民票が届いたと思いきや、ビザの手続きをする公安局が、「戸籍謄本ではなければいけない」と、その時点でようやく説明をしてきたのだ(怒)。 それならそうと最初からはっきり言ってよっ!!と、いう中国ならではの展開。
そのときすでに、期限が切れる前の日だった。

罰金のことが気になり、担当の人に確認すると、期限が切れるまでに公安局に足を運んでいれば、必要書類が足りなくても罰金の対象にはならない、ということが分かり、安心した。 でも、「対象にはならないだろう・・・」と「だろう」がついていたし(笑)、戸籍謄本もできるだけ早く必要だと念を押されたので、完全に安心はできなかった。

戸籍謄本の取り寄せは、姉に頼まなければならなかった。
今はHP上で、戸籍の取り寄せの申し込み書や委任状などをダウンロードできるので、比較的迷うことなく姉に説明をすることができた。 が、しかし、、、ここでさらに問題発生。 本人の身分証明書が必要ということが分かったのだ。もちろん、私の免許証はこちらにあるし、さらに問題なのは我が家にファックスがないということ…。もし夫の大学からファックスをつかって送る、ということになると、自宅から大学まではとても遠いので、約半日分の時間が加算されてしまう…。どうしようかと思っていたときに、義理の兄が、デジカメで免許証の写真を撮って、それをメールでこちらに送ってくればいい、とすばらしい案を考えてくれた(笑)。 そのとき義兄は、インフルエンザの病み上がりでまだ体調が完全ではなかったのに、メールで受信したファイルをプリントアウトしてくれた・・・。
姉には、郵便局にも行って貰い、速達でそれらを送ってもらった。
その後、週末を挟んでいたので、4日後にようやく、姉の家に戸籍謄本が届いた。 用紙の関係でやはりコピーが必要で、その後、大学にファックスで送ってもらった。

これで一安心、と思いきや・・・・

つづく、、、



今一番美味しいもの、
それはマンゴ!!
毎日「食べ放題」です(笑)



アスパラも旬です!

この束でたったの70円ほど(笑)。
テープは、まさに日本の物と同じ。
「新鮮やさい」とプリントされているものです。



事件 VOL6 2007・4・16
次の日、夫が1人で「電球市場」に行ってきた。
しかし、その電球はもう製造されていない、と店員さんに言われたらしい・・・。やはり事件はさらに困難に向かっていくだろうと思えた。

その後、夫が外出中に、大家さんが用事で尋ねてきた。
うちの大家さんは、本当にいい人だ。本当に信頼できる人だ。 
何度か、この件についても大家さんに相談しようかと思ったのだが、我が家のマンション棟の管理センターと、今回もめた管理センターは別の会社なので(ここがまた中国のややこしいところ)、 大家さんに頼む筋合いはないかと思い、今までは何も話さなかった。

もうこの件は夫にすべてやってもらう、と決めたものの、、、
やはり夫1人がこの事件を解決するのは大変だろうと思い、散々悩んだ挙句、結局、大家さんに話してみることにした。
大家さんは即効、「その件は、ぼくに任せろ!」と言っってくれた。
つづけて彼は言った。
「あなたのつらかった気持ちはとてもよく分かります。本当に大変だったでしょう。 でも実際に中国ではこういう事件は日常茶飯事ですし、それに「反日感情」を持っている人もいることは事実です。 でも、中国人がすべて管理センターの人みたいではないし、日本のことが大好きな人もいっぱいいます。息子さんはいろいろとつらい思いをしたと思うけど、「良い中国人もたくさんいる」ということを息子さんには絶対に話してね」

私は本当に感動した。
まさしく、捨てる神あれば、拾う神あり、だ。
その上に、大家さんは、「残りの300元はぼくが払う!」と言った。 「自分の貸した部屋の住人の問題は、大家である自分が解決するべきだ。あなたたちは気にするな!」と・・・。
でもこれは私ははっきり断った。 「私はもともと600元払うつもりだったし、今は、お金の問題ではなくて、彼らの態度に腹が立っていただけ。 大家さんが間に入ってくれたら、彼らも大幅に騙したりしないだろうから、600元払うことも躊躇わない。」と何度も伝えて、その後、「じゃ、彼らが、国家が認める正式な領収書をくれたあとでまた考えよう」と言ってくれた。
その後、大家さんは、管理センターに行って話しをしてくれた。 管理センターは、数日後に電球を買うので、その後に再度大家さんに連絡をすると言ったらしい。


大家さんが帰った後、夫が家に戻ってきた。
ようやくこの事件から解放された、と私は心弾んでいた。
夫に事情を説明したら、、、、
再度、喧嘩になってしまった・・・。 
私が、「大家さんは私の気持ちを一番理解してくれる」「あなた1人で解決できない」などと言ったものだから、夫も腹が立ってしまったのだ・・・。
とにかく、この事件が起きてから、お互いの意見が割れ続けていたから、私も夫も自分の気持ちの中で消化しきれていないことが沢山ありすぎて、、、、大ゲンカになった…。それに、この事件のほかにも並行して「ビザ」の問題があり、私も夫も落ち着いた日々を過ごせていなくて、精神状態は良くなかった…。

こんなことになるなら、本当に最初に600元はらっておけばよかった・・・たとえ、あのときに夫と喧嘩になっていても、その一回の喧嘩で済んだかもしれない。 こんなに嫌な思いをしなくても済んだにちがいない…。

中国では、外国人でも中国人でも「騙される」ということを回避はしなければならないが、必要以上に回避しようとすると、他の問題が出てくる可能性がある、、、、そういうところなのだ、中国は…。 以前、旅行先で、ガイドさんに高い品物を買わせる商店に連れて行かれたことがあり、そこでは完全に拒否したが、その話を中国人の友人にしたときに、彼女が「多くの中国人は好きでだまされる」と言ったことがあった。  騙させれると分かっていても、その他の問題(例えば、ガイドに嫌がらせをされたり・・・)を回避するために、「好きで騙される」のだと言う・・・。 この事件を経験してみた今は、この考えは「中国で生きていく一つの術」だとそう思える。

これまで2年間は、「騙される」という問題は、騙す方よりも騙される方に問題があると思って、こちらがしっかりしなければならないとおもい続けていたし、ささいなことでも、こちらの意見や言い分はきっちりと相手に伝えるようにしてきた。そのお陰で?たいして騙されたりすることもなかったわけだが、今回の事件では、今までの考えも必要だけど、騙されておく方がいいこともあるということが分かった(笑)。
今回は、ほんと心労がつきない日々を過ごさなければならなかったが、一度、こういう経験をしておくと、さらにソフト面がバージョンアップするので(笑)、これからはまた一層、強くたくましく、生きていこうと思う!

・・・で、その後なのだが、、、、
数日前、大家さんから別件で電話があった。
そのときに、「 電球のことはどうなった? 」と聞いたら、 その後、管理センターからは何の連絡もない、とのこと・・・・(笑)。
もしかしたら、夫の言ったように、300元で済むのかもしれないし(笑)、今後一切連絡もこないのかもしれない(笑)。

もしかしたら、忘れたころに請求があるのかもしれないが、
あれだけの苦痛を負って、このアバウトな結果はないだろう〜? と、いかにも「中国」という終わり方だ(笑)。

もう一つの問題= ビザのことは、また改めて・・・・



さて、問題です。
「にいに」はいったい、何をしているのでしょう?


答え

たまねぎのみじん切り。
目が痛いので、知らない間にこんな格好でやってました(笑)。
ゴーグルをはめれば、まったく目が痛くないらしいです(笑)。

今回の事件では、「にいに」もいろんなことを学んでくれたはずです。
自分がやってしまったことで、両親は大ゲンカになるし、
管理センターの人たちには嫌なめに合わされるし、
逆に、大家さんの優しさを感じることができたし、、、
何度も私には「ぼくのせいでごめん」と謝ってきた「にいに」でした・・・。

春休みが長かったこともあり、いろんな料理に挑戦してくれました。
料理に興味を覚えてくれたことは本当にうれしいです。



事件 VOL5 2007・4・15
また夫との意見の食い違いになってしまった。

私は、「このまま放っておく」というのは絶対に嫌だった。こういう嫌なことは即効解決させたかった。しかも、放っておけばまた反撃される可能性もあるので、それにおびえて生活するのは絶対に嫌だった。

私の中国人の友人に相談してみた。
夫の考えについてどう思うか聞いてみたかった。 
彼女は即効答えた。「その管理センターは最悪です。こらしめてやりましょう」と。
彼女は、知り合いの弁護士を紹介してくれた。次の日に、一緒に管理センターに行ってもらうことまで手配はすぐに完了した。
私は、「こらしめる」ということではなくて、ちゃんとした人(中国人)に間に入ってもらうことで、こちらも損はしないし、ちゃんと解決できるだろうと思った。

しかし、
夫の考えは、、、「 弁護士が間に入れば、間違いなく、こちらが勝つだろう。だけど、その後、子どもに嫌がらせをされたり、仕返しをされたらどうする? 決着をつけるよりも「賢く負けるほうがいい」・・・・・・とうのだ。
私は思った・・・・
「賢く負ける」のであれば、最初から600元はらっておけばよかったのだ。

夫とは、また口論になった。 夫は自分は冷静だ、私がそうしたければ弁護士を頼めばいい、とは言うが、私の気持ちなんてなにも理解してくれていないと思った。
中国語で管理センターの人たちと戦って、挙句の果てに、大嘘をつかれて嫌な思いもさせられれ、、、その上に、この事件を放っておくなんて、、、この事件のことを気にしながら生活しなければならないなんて、、、、再度管理センターから連絡があったらまた私が対応しなければならないなんて、、、、本当に嫌だった。 
夫とも口論になったのだから、こんな嫌な思いをすることを思えば600元(約8000円ほど)払っておいたほうがマシだった・・・。

でも確かに、弁護士に解決してもらって、その後に仕返しをされたりという不安もある。それに、弁護士に頼めば、電球代よりも高いお金が必要になるかもしれない(笑)。
だから、夫とは交換条件を出した。
「弁護士は頼まない。その代わりに、今後一切、私はこの件から身を引きます。
管理センターから電話がかかってきても、何かを言わなければならなくても、私は絶対に協力しません。 私は最初から600元払えばいいと思っていたし、それに、これまでやらなければならないことは、自分の限界を超えてやってます。あとは自分で思うようにやってください。」

これで、私はこの一件から手を引き、夫が1人でやりたいようにやればいいと思った。


気持ちが晴れない日が続く中、
母と姉たちが、日本の食品等を大量に送ってきてくれました。
子どもたちは珍しい「駄菓子」に夢中、山分け中です(笑)。



事件 VOL4 2007・4・14
「おたくの息子さんは、「わざと」電球を壊したんですよ」

私は自分の耳=中国語レベルを疑った。
でも、管理センターの1人は平気でそんな嘘を言ってきた。
夫は怒った、「わざとなわけない!!」。
私も、冷静にはいられず「なんで、わざとやって言えるの?証拠でもあるの?」と聞くと、彼は「証人がいる」と言う。 
「じゃ、その証人をここに連れてきて!!」と私は、強気で言ったが、内心、「にいに」が本当にわざと、もしくは、電球にあたらないようにボールを蹴ってスリリングを楽しんで遊んでいたのではないか、と不安になった。 横にいた「にいに」に再度確認したところ、「絶対にわざとではない」と言い切るし、再度、一緒に遊んでいたお友達にも電話して聞いたが、そのお友達も「絶対にそんなことはない」と言う。やはり管理センターが私たちを陥れようとしていることが分かった。

彼らが連れてきた証人を見て、驚いた・・・。
なんと、ガードマンだ・・・(笑)。 彼らの「手下?」のガードマンだ(笑)。 ガードマンにいくらでも嘘をつかせることができるから(笑)、証人なんて呼べるはずは無い。
私が、そう突っ込むと(笑)、彼らは「もう1人証人がいる」と言う。
さらにつれてこられた証人は、 管理センターの1人だった(笑)。しかも、「にいに」のことを「嘘つきだ」と言った奴だ(笑)。
ここまで来ると、怒りよりも笑いになってくる(笑)。 ぜんぶ「グル」やんっっ!!

ガードマンは、予想通り平気で嘘を言ってきた。
「 電球が割れる前に、おたくの息子さんを湖の上まで引っ張り上げましたが、息子さんはそれを振り放ってサッカーを続けていました。そして、わざと電球をめがけてボールを蹴ったんです!! 」

・・・・もう絶句だ・・・
「にいに」もお友達も、電球が割れるまではガードマンには一切何も言われていない。

もう1人の証人もこんな感じだった・・・
「あの日、湖に水を入れるために、私はずっと湖の回りを歩いていた。そのときに、おたくの息子さんが電球をめがけてボールを蹴ったのを見た」
すかさず私は、「あなたはどこで見てたの? そんなに詳しく見ていたのなら、うちの子供の真横で見てたの?」と聞くと、 「道を歩きながら見ていた。そのときは、もうすでに湖の中に水が入っていたから、真横にはいけなかった」と彼は答えた・・・。
アホや・・・・、湖の中に水が入りはじめていたのなら、「にいに」はどうやってそこでサッカーをしていたんだろう(笑)? 見え透いた嘘をつくんじゃね〜ぞっ!!(怒)

私は、彼らのこういう態度が許せなかった。
お金がどうこう、という問題ではなく、ここまで嫌な思いをさせられたことが許せなかった。「にいに」だってかなり傷ついていたし、夫も私も本当に苦痛だった。

その後は、「押し問答」が続き、、、、話がまとまらなかった・・・。
結局、夫が「電球は自分で見つけてくる! 品番を教えて」と言うと、彼らは噴水の設計図を持ってきた。 
設計図を見たときに、噴水についている電球は20個であるはずだと言うことがわかった。
実は、最初に夫の言い分を彼らに伝えているときに、「電球はあそこに全部でいくつある?」という質問を彼らにしたのだが、彼らは最初「知らない」と知らん振りをした。私が、「今、行って数えてきて!」というと、1人が「8個!8個!」と、これまた大嘘をついてきた。 私が、「私は写真もとってるし、今いくるあるのか知っている。全部で15個。だから、あそこには8000元もの高価なものがあることになる・・・・」と、彼らを攻めていったわけだが、、、、
実は、15個ではなく、もともとは20個、あるものだったのだ・・・。 とういことは、全部で15万円ほどの高額になる・・・。それよりも気になったことが、壊れてもなおしていない電球がすでに4個もあったということだ…。だから、もしかしたら私たちに要求した金額は、「にいに」が割った以外の電球代も加算されて請求されているのではないか、ということだった。
なので、やはり自分たちで電球の値段を調べる必要があると思った・・・。

「自分たちで電球を買いに行くから、渡した300元は一旦返して」と言ったのだが、彼らは「これは保証金だから絶対に返さない」と言い続けた。 これもおかしい話だ・・・。
電球の品番をひかえ、そして、電球の現物ももらって帰ることにした。

帰る前に、私は彼らに(全員で5名ほど)、あなたたちすべての名刺をちょうだい、と言った。 彼らの態度はあまりにもひどかったので、その会社の上司に訴えたりすることを考えていたからだ。 すると、全員が「名刺は無い」とまたまた真っ赤な嘘を突き通した・・・。「それなら、紙に名前を書いて」、と要求すると、その事件の担当者であるという人以外は、誰も「絶対に書かない」と言い張った・・・。
私は聞いた、「なんで、悪いこともしていないのに、自分の名前を書くことを怖がるの?」。
でも彼らは、「名前なんて書く必要は無い。用があるなら、ここに来ればいい」と言い続けた。

その後、家に帰ってきた・・・・。
もう心身共にボロボロだ・・・。 ただでさえ内容が濃いのに(笑)、すべて中国語で対応しなければならないのだから・・・。 

管理センターでは、自分で電球を見つけたほうがいいと一旦は思ったが、私の気持ちは完全に変わっていた・・・。
結局、私の想像通りの展開だったのだ。
戦っても不利だったんだ・・・。
嘘ばっかり並べられて、こっちがそれに対して腹が立って抗議しても、彼らにとっては痛くも痒くもないことなのだ…。 中国ではそういう手段をとらないと生きていけないという部分があるから、そんな言い合いなんて彼らにとっては朝飯前なのだ…。逆に、日本人である私たちはそういうことには慣れておらず、彼らの嘘を真に受けて、腹は立ち、悲しい気持ちになり、、、、、こっちがつぶれてしまう。
こんなになるのだったら、夫と喧嘩になっていても、最初から600元をはらっておけばいいと思った。

夫は、「 もうこのまましばらく放っておこう 」、と言い出してきた。
「300元は払っているのだし、今日はこちらの言い分もはっきりと言ったし、彼らが、これ以上お金は取れないと、諦める可能性は大だ。おそらく300元で足りるのだろうから、もう電話もかかってこないだろう」

ここで、再度私の気持ちは重〜くなった・・・

つづく。 




事件 VOL3 2007・4・13
夫と「にいに」と3人で管理センターに出向いたのは、「にいに」が電球を割った日から、4日後だった。 そのころ、夫は非常に忙しく大学の宿舎に待機しなければならなかったので、なかなか自宅に戻って来れなかったのだ・・・。だから、その数日間は、私は電話が鳴るたびに「管理センターか?」とびくびくして過ごさなければならなかった(笑)。

3人で管理センターに行く前に日があったものだから、、実は、新たに分かった事実がいくつかあった。「にいに」がポツリポツリと話し始めたのだ・・・。
それは、「にいに」が管理センターの人たちにされたことだった。
あの日、電球を割ってから、「にいに」はガードマンと大人しく管理センターに言ったわけだが、最初に彼らが要求してきたことは、例の「同意書」へのサインだった。
「にいに」はまだ13歳、、、、子どもにサインをさせる、という行為自体、信じられないことだ。 そして「にいに」は、「どんな場合でも簡単にサインなんてするものではない」という常識をしっかりと持っていたので、「サインはできない」と彼らに言ったそうだ。すると、彼らは怒鳴って怒ってきたそうだ。 その次に、「電話番号は?」と聞かれ、VOL1で説明したように「嘘つき」とののしられ、、、挙句の果てに「日本人は・・・」ということまで言われたようだ・・・。「にいに」もそんな環境では素直になれず、必死で彼らに抵抗していたら、「にいに」の座っていたところの机を管理センターの1人が蹴って脅してきたりしたらしい。 さらには、タバコを吸っていた1人が、「にいに」の顔めがけてわざと煙をふきかけたという最悪のこともあったのだ・・・(「取調べ室かっ!!」って感じだ(笑))。

最初私は、「にいに」は責任逃れのために、「管理センターの人が・・・・・」ということ言っていると思ったのだが、でも、これは責任逃れのためではなかったのだ・・・。彼らの態度には大いに問題があった。 電球を割ったのは、子どもだし、おまけに外国人、言葉だって不自由だ・・・1人で解決できる相手なんかじゃない。 それを逆手にとって、彼らのとった態度はまるで「いじめ」だ…。
ただ、「にいに」にも問題はあったと思う。 最初から、「お母さんと話してください」と管理センターの人に言って、私を呼びに来ればよかったのだ・・・。「にいに」は、電球を割ったことはとりかえしのつかないことをしてしまったと思い、自分でなんとか解決をしようと、できもしないことを考えたことが大きな間違いだったのだ。 私に叱られることが嫌だったということも、もちろんあるだろう・・・。 「にいに」が選択した行動は、確実に失敗だった・・・、最初から私を呼びに来ていれば、嫌な思いもせずに済んだのだ・・・。

3人で管理センターに行ったときは、私は冷静に夫の通訳をするつもりだけではあったが、しかし、「にいに」にとった彼らの態度については、「まちがっている」ということを彼らに伝えることに決めていた・・・。

まずは、夫の代弁・・・。

「 こちらは弁償をするが、そちらにも責任があるので、金額は半分ずつ。
そちらに責任があるという理由は3つある。
1、管理センターのガードマンは、湖の中で遊んでいる人たちをまったく注意しなかった。電球を割った日も、目の前にガードマンがいたのに「にいに」を注意しなかった。
2、噴水のところにある電球は全部で15個。 一個500元としたら、全部で8000元(約十万円)。夫は、そんな高価なものがあるとは知らなかったので、あの場所で子どもと遊んでいた。 看板にもそんな内容は書いていなかった。そんな高価なものがあるんだから、あの湖の中では人を遊ばせないようにするべきだ。
3、冬場は布を被せてあったらしいが、その布を取った後は、もっと多くのガードマンにあのまわりに立たせて見張らせるべきだった。」

このように夫の意見を代弁したが、彼らは、まったく自分たちの否を認めようとはしない。
話を摩り替えたり、「中国では多くのガードマンを雇うことはできない」など、適当にあしらわれてしまう・・・。
もうこれ以上こちらの言い分を言っても無理かな・・・・と、思ったときに、管理センターの人たちは、信じられない行動をとってきた・・・。

つづく。




空は春ですが、心に春は来ていません。



事件 VOL2 2007・4・12
600元を家に取りに帰るとき、管理センターの1人が私に付いて来ていた。
彼は、マンション棟の下で待っていた。 私は部屋に戻り、とりあえず夫に電話をかけた。

夫は、私の想像通りのことを言ってきた。

「 「にいに」が割ったことは事実だし、弁償はしなければいけないが、自分も冬の間、その場所で子どもたちと遊んでいたし、そこにそんな高価なものがあることはまったくしらなかった。ガードマンに遊ぶことを止められたことも一度も無いし、他の人も注意をされていたことも一度も無い。そんな高価なものがあるという看板なんかも立っていなかった。だから、管理センターにも問題があるので、彼らの請求している半額しか、払う必要な無い!」
・・・・・という、ことだった。

私は、夫の考えを100%予測できていた(笑)。
私は、自分の考えを夫に伝えた。 1時間以上、彼らと戦ったことも夫に伝えたし、これ以上戦うと泥沼状態になり、結局負けてしまって嫌な思いをしなければならない、そして、私1人が中国語で彼らと戦うのは、もうこれ以上嫌だ、とも夫に伝えた。

でも夫は自分の意見を曲げなかった。
夫は、無駄なお金は払う必要は無い、騙されてはいけない、と言い続けた・・・。

もし、夫の中国語レベルが、私と同じくらいであれば、彼は1人ででも戦えただろうが、、、残念ながら、夫の中国語レベルでは1人では厳しいものがある。仕事が忙しいから中国語の勉強をする時間がなかったし、それに大学の生徒たち、同僚の先生方はすべて日本語が話せるから、中国語を覚えなくても、この2年間生きてこれたのだ…(笑)。だから、私との差が、かなりついてしまったのだ…。
こいう状況は今に始まったことではないのだが、夫の考えと私の考えが違ったとき、夫の考えを先方(中国人)に伝えなければならないのは、この私・・・、言いたくないこと、相手に嫌われるようなことも、私が夫に代わって言わなければならない・・・。 でも今までは、夫を立てて嫌われ役になってきたつもりだ…。 中国語は苦しい家計の中お金を払って習いに行っていたわけだし(北京一授業料が安いショボイ学校だったが・・・)、そういう嫌なこともやらなければならない、ということは理解していたつもりだ・・・。

でも、今回は私も自分の意見を曲げたくなかった。
先の困難は目に見えていたし、たとえ管理センターに責任はあったとしても、「にいに」にとっても「責任のがれ」のようなことをさせたくなかった。

マンション棟の下で管理センターの人がてぐすねを引いて(笑)私を待っている中、かなり長い時間夫と電話で口論となってしまった・・・。

結局、私が夫の意見を聞かなければならなくなってしまった・・・。
夫は、今日は彼らが要求している600元の半分の300元だけ渡せばいい。再度、夫が管理センターに行って、話し合う、ということになった。
しかし、夫も私の意見を少しは聞いてくれて、次回、管理センターに行ったときには、こちらの言い分を言うだけ言って、受け入れてくれなかったら、残りの300元を払えばいい、ということを約束してくれた。

数十分後、マンション棟の下に下りて、気長に待っていた(笑)管理センターの人に、事情を説明し、、、、彼は怒ったけど、私はこちらの言い分を再度伝え、「私は夫の妻だから、立場上、彼の言うことを聞かなければならないの。夫婦はそういうものでしょ?私の立場も分かってよ!」(笑)、と言って、彼に300元だけを払った。 彼は、しぶしぶ、「受取書」を簡単に書いて去っていった・・・。

つづく・・・





事件 VOL1 2007・4・11
3月末に、「にいに」がお友達と一緒にサッカーをしていたときに、電球を割ってしまった。
サッカーをしていた場所は、家の前の湖。冬場は湖の水がなくなるので、けっこう広い敷地になり、国籍問わず(笑)沢山の大人も子どももそこで遊んでいた。
← ここが水の無くなった湖。

湖の真ん中には大きな噴水があり(写真中央の丸い部分)、その噴水の横に防水の電球が設置されていて、それに「にいに」の蹴ったボールがあたって割れてしまったのだ。
実は、その噴水の装置と電球は、冬場は布で覆われていたので、そこにそんな割れるものがあるとは私も夫も子どもたちも知らなかったし、他の人も知らない人がほとんどだっただろう。春になったので、湖に放水するために、「にいに」が電球を割った数日前からその噴水に覆われた布は取り外されていて、運悪く「にいに」の蹴ったボールが電球にあたってしまったと言うわけだ。
冬の間、布で覆われた噴水の装置の周りには、小さく「この中に入るな」と書かれた小さな看板が立っていたが、割れ物があるというような表示は一切なかった。ガードマンも、湖のまわりに常に立ってはいたが、そこで遊んでいる人を注意しているガードマンはいなかった。
しかし、私は、その場所で人にボールをぶつけて怪我をさせたりする可能性があるかもしれないと、「にいに」やきょうたんがそこで遊ぶときには、口をすっぱくして「気をつけなさい。無茶なことは絶対にしてはいけないよ」といい続けていた。

でも、その甲斐なく、「にいに」は電球を割ってしまった。
家で夕食の準備をしている私を「にいに」は、黒服を着た男性と一緒に呼びにきた。
「にいに」は、「電球を割ってしまった、ごめん・・・」と言った。横にいた男性も「あなたの息子さんは噴水の電球を割ってしまった。話があるので管理センターに来てください」と言ってきた。
はあ〜・・・とため息をつくや否や、「にいに」が「先に僕のことを聞いて」と半泣きになりながら言ってきた。耳を傾けると、「僕が悪いのはわかっているけど、ガードマンは僕が遊んでいるのを見ていて何の注意もしていなかった。それに、さっき、管理センターに連れて行かれたとき、みんな僕のことを嘘つきやって非難した。それに「日本人は最悪、」とかいうようなことを言われた。」とわ〜っと泣き出して私に言い続けた。

私はこの瞬間、「にいに」の言っていることは、ただの「責任逃れ」としか思えず、すごく腹が立った。自分が電球を割ったことを棚に上げて、人のせいにするなんてもってのほか。ただ、「日本人がどうのこうの」っていうのは、ちょっと可愛そうなことになってしまったと思い、再度、「にいに」に確認した。
「どうして、嘘つきだといわれたのか?」と聞くと、 「電話番号を言いなさい」と言われたときに、自分の家の電話番号を思い出せなかったと言うのだ。 これは日本に住んでいたらあり得ないことだと思うが、北京で暮らしていればあり得る話なのだ。なぜなら、子どもが一人で外出するということはなく、外から自宅に電話をするという機会はほとんど無い。だから、確実に自宅の電話番号を覚えていなかったのだ。 「にいに」は正直に「覚えていない」と管理センターの人たちに言うと、「嘘つきだ!」と怒鳴られたらしい。
とにかく、「にいに」は悔しい感情をむき出しにしていたので、「電球を割ったことはあなたの責任だけど、「嘘つき」だといわれたり、「日本人云々・・・」と言われたことに関しては、今、代弁して私がこの人に言ってあげるから、と「にいに」に伝え、その管理センターの人に、事情を説明した。 するとその人は、「嘘つき」だとか「日本人云々」とは言っていない、と全否定した。「にいに」はまた激怒したが、とにかく自分の言いたいことを私が代弁したことで、少し気持ちも収まり、その後は私一人で管理センターに行った。

管理センターに着き、合計4人の人が私を囲んで座った。
その中の一人がこう言ってきた。「おたくの息子さんは、サッカーをしていて電球を割った。これは同意書なので、これを読んでサインをして」
その同意書を読んでみると、ちょっと気になったことがあった。
「『日本人の』子どもがサッカーボールで電球を割った・・・・」と、わざわざ「日本人」ということを書かれていて、、、、その瞬間、「にいに」の言っていることもまんざら嘘ではないと感じた。 私は即座に彼らに訊ねた・・・「なぜ『日本人』という国籍が必要なのか?もし中国人の子どもがやったなら、『中国人の』と、書くのか?」と。 そうすると彼らは、「あなたの子どもは中国語があまりできないから、『外国人』」という意味で必要だと言ってきた。そうしたら、「中国語のレベルが低い外国人の子ども、と書けばいいのでは?」とさらに言うと、彼らは、『日本』という文字をペンで黒く塗りつぶした。
同意書を読み終わったあと、先に電球の値段を聞かなければならないと思った。そして、その電球は一つ500元(約7500円)もするということが分かった。ただ、この値段は2年前に購入したときのもので、今はおそらく値上がりしているだろうという「あやしい」状況を付け加えてきた(笑)。
さらに、彼らは、電球を買いに行くときのタクシー代も必要と行ってきた。 だから、今日は保証金とタクシー代をを合わせて600元、先に払って欲しいと要求してきた。(電球を買い終えた後で、精算するということだ)。
さらにさらに、さきほど電球の値段が500元と言った人が席をはずし、もう1人別の人がやってきて話を続けた。その人の口から出た電球の金額は400元だった…、人によって値段が変わるのはおかしい・・・・ 

私は、戦いのときを感じた(笑)。
人によって請求する値段が違うというのはどういうことなのか?
そして、なぜ電球を買いに行くのにタクシーに乗らなければならないのか?バスでは駄目なのか?
その電球はどこで買えるのか? そして、その店に配達はしてもらえないのか?
・・・ということを確認した。

彼らは答えた。
その電球は、防水装置のついたもので、専門店しか買えず、その専門店は北京市内の西南、我が家からバスで1時間以上かかるところにある。値段は、向こうに行ってからでないと分からない、電話でも問い合わせできない(何軒も電球やさんが立ち並んだようなところだからどこに売っているのかはっきりしない)。2年前の値段だから、記録が残っておらずはっきりしない、だいたい400元〜500元だ。 沢山買わないと配達はしてくれない。 そして、電球は壊れやすいものだから、混んでいるバスに長時間をかけて運ぶと割れるからタクシーに乗らないといけない。
・・・・ということだった。

私は、子どもが電球を壊したことは事実なのだし、私が弁償する必要はある。でも、先に見積もりを出してもらわないとお金を払えない、なぜなら、あなたたちは私を騙す可能性があるから、ということをはっきりと言った。 
そして、タクシーに乗る必要は絶対に無い、と言い切った。 

彼らは、では、行きはバス、帰りはタクシーにする、と、とりあえずは妥協してきた(笑)が、やはり先に値段の提示はできない、不可能だと言う・・・。

ここらへんのことは、日本ではまず考えられないと思う…。
中国の市場では「定価」というものは無い、だから「値段交渉」で値段は成立する。それに、領収書というのもいくらでも偽造できるのだ…(笑)。大学の卒業証書だって偽造できる国なのだから…(笑)。
だから、私は電球を買いに行くときについて行く、と提示したところ、彼らはあっさりと「OK」と認めた。 もしくは、自分で近くの「電球市場(中国はこんなものも存在する)」に行って、自分で見つけようとも考えた。しかし、彼らは、「時間の無駄だ。そこには絶対に売っていない」と言い切った・・・。

私は考えた・・・。
ここは中国。 今までの経験上、自分で電球を探しに行くとすれば、まず一回でうまくいくということは無いだろう・・・、何度も何度もいろんな場所に足を運んで、、、という苦労は目に見えている。 一緒についていくにしても、どうせ騙されるのなら、最初から買いに行く場所の人とと組んで私を騙すだろう・・・。
だから、とにかく、国家が認める正式な領収書を見せる(手書きの領収書は絶対に認めない)、という条件を出して、彼らの要求する金額を払うことにしようと思った。

このとき、私は別のことも考えていた。
「にいに」には、「自分で犯したあやまちは、自分で責任を取る」ということを分からせたかった。日本ではなく、中国でこういうトラブルを起こすと後の処理が大変だということを何度も何度も言って来たのに、それでもこういうトラブルを起こすというのは、「にいに」の心がけが足りなかったと思えた。自分で賠償金を払って、ちょっと痛い思いをすれば、今後は注意して行動するようになるだろう、と思った。
それと、管理センターの人たちが要求してきた金額は、おそらく「外国人仕様」だろうということは分かっていたが、今後「戦い」を続けても、我が家はバックに会社もないし、弁護士もいない、、、絶対に不利だ。 だったら、多少損をしても、お金で「厄介ごと解決」を買う、と思えばいいと思った。 私は、彼らとは1時間以かけて、請求額について討論をしたし、それに、「にいに」がそこで嫌な思いをしたということも彼らにコンコンと伝えたし、 言わなければならないことは100%伝えきることができた。ここまでやったんだから、もう仕方ない、と素直に感じていた。
だから、とりあえず、同意書にサインを書き、600元を部屋に取りに帰ることにした。

管理センターから家までの道のり、、、
私の頭の中全部にウエイトを占めていたのは、「夫」のことだった・・・。
そのときすでに、夫がこの事件に関してどう言うか、私は分かっていたからだ・・・。

つづく・・・



これが噴水の装置で、白いのが防水電球です。



まる2年 2007・4・10
気が付けばもう4月だった。
実は、3月末から、ちょっと厄介な問題が出ていて、その処理に多くの時間と労力を費やさなければならなかった。
その問題というのは、中国ならでは、という感じのもので、さすがの私も、「もう嫌だ」と途中で投げ出したくなるほどのものだった。
今は、ほぼ解決したという感じで、これもまた中国らしいアバウトな解決なのだが(笑)、おそらく一件落着なのだろう。

北京に来てまる2年。
我が家は、日本人世界に住んでいないし、夫が駐在員でもなく会社がバックにあるわけでもなく、、、個人的に北京で暮らしていると、いろいろ困ったことと自分自身で向き合わなければならない。
でもこれは私たち家族が「好きで」希望していることだから仕方ない。
厄介なことも多いが、でも楽しいことも同じ分だけあるのだから、経験第一!で頑張るぞ!!

今、仕事も結構忙しくて、中国語の勉強もしなければならないし、なかなか日記を更新する時間がない・・・。 でも、文頭に書いた「問題」のことは、かなり良いネタですので(笑)、近々必ずアップします!!


ちょっと季節外れの画像ですが、、、
このスケートリンクは一年中滑れる場所なのです。
お友達に連れて行ってもらいました!


ここは、昔「防空壕」だったようで、
そこを改造してスケートリンクになっています。
スピードスケート用のコースリンクになっています。
「防空壕」らしいようすがいまでも残っています↓


2月に、スキーウェアーのお古を日本から持って帰ってきました。
以前のは「ちんちくりん」でしたが、
今度は「ぶかぶか」です(笑)。


ほぼ2時間、滑り続けました。
私も疲れました(笑)。