洛陽・少林寺の旅 〜中国鉄道小紀行〜 VOL.8 2008・1・11
 〜 鄭州 1/30・ 1/31 〜

 少林寺から約2時間、午後7時ごろ、鄭州に着いた。
← 鄭州の長距離バスターミナル
*鄭州*
鄭州は、鉄道、高速道路ともに中国の交通の枢軸となっている地方都市である。鄭州駅では、春節の時に、一日で約20万人もの利用客があり、このことからも利用率の高さを測り知ることができる。 だから、私たちも、洛陽から北京の鉄道チケットは買えなかったけれども、鄭州からのチケットはどうにか買えることができたのだ。


 バスを降り、 駅前からホテルまでタクシーで行こうとすると、タクシー運転手はメーター料金ではなく、非合法な料金をふっかけてきた。 「 連休で人が多い。道も込むから、どのタクシーも行ってやくれないよ」と…。 あまりに信じられない料金だったので、乗るのをやめ、 別のタクシーを拾うとするが、なかなかつかまらない。 この日もすごく寒い中を観光していた上に、バスの中も暖房がほとんど効いていなかったので、体は冷え切っていた・・・。 強い風の中、タクシーをさがすのはかなり辛いものがあった(笑)。
 輪タクが来たので、輪タクに乗ろうとしたら、輪タクにもふっかけてこられた。運転手はおばさんだったのだが、 むちゃくちゃ嫌な感じな人だった。 値段交渉して少しはまけてもらったが、 タクシーで行くよりもかなり高くついた。 駅前は、やはり人と車で混雑していたので、輪タクでホテルまで行ったのは正解ではあった。 

 無事ホテルに到着。
今日もまた「1.5ツ星」ホテル(笑)。
部屋は普通だが、やはり寒い…。 家族4人部屋で、エアコンが二つついていたが、効かない…。 「北京の暖かい部屋が恋しい・・・」、北京の生活の有難さが分かった。
 夕食を食べに行き(やっぱりこのレストランも、お客さんはダウンを着て食事をしていた)、明日の朝は早いので、早めに就寝。
鄭州という街は、人が多く、それに、人も冷たく感じた…。 決して住みたいと思える場所ではなかった…。


次の朝、、、午前5時半起床。
午前7時半発の、 「動車(新幹線のような列車)」=「和諧号」に乗って北京へ戻るためだ。

午前6時にホテルをチェックアウト。
幸いにもタクシーがすぐにひろえ、駅に着く。

駅前のケンタッキーで、朝食・・・。
日ごろ、ファーストフード店にはあまり行かないので、「おかゆセット」があるとは知らなかった…。


朝食を終え、鄭州駅へ・・・
ここも、関口さんが訪れた駅だ。
さすがに交通で栄えている場所だけあって、朝から人だらけ…。


中国の駅は、チケットが無ければ駅舎に入れない。
入り口で、チケットを提示しX線での荷物検査がある。
無事駅舎に入れても、今度は乗る列車が発車直前にならないと、ホームにも入れない。(どの列車でもこういうシステムになっている)




ホームに行くまで待っている場所は、「候車室」と言う。





 




「候車室」に入るときも、チケットを確認される。
 ← 日本とは違い女性の駅員さんが目立つ。




↓ 「候車室」にて
 


  




 ← これが、「動車」と呼ばれている「和諧号」。
「CRH」とも呼ばれ、「CRH」は「China Railway High-speed」の略で、日本語に訳せば、中国鉄道高速列車、となる。






関口さんも、上海→南京間をこの列車に乗っていますが、実は、この列車は関口さんが乗られたときくらい(2007年、5月くらい)に開通したばかり。
これまで中国の鉄道では、最高時速は160キロだったのが、この新型高速列車の導入によって200キロ以上となったそうだ。

実は、この列車導入については政治的な問題がちらほら(笑)と、あったようだ。
CHRは4種類ほどあり、国外の技術を導入して、主に中国で生産している。その機種によって生産協力をしている国が違う。
「CRH1」は、カナダ・ボンバルディア社、
「CRH3」は独シーメンス社、
「CRH5」は仏アルストム社、
私の乗ったのは「CRH2」で、日本の長野新幹線「はやて」、「あさま」などとして活躍するE2系電車(川崎重工業)である。

今でこそ、CRH2型は「青島の中国企業が日本の川崎重工の技術を導入して製造した」と中国政府は明らかにしているが、この列車が開通しはじめたころの発表では、「国産化された列車」と述べるだけで、どの国の技術移転を受けたかなど詳細を明らかにしなかった。
しかし、中国の新聞社が「日本企業と共同で生産したもの」と報じ、またイギリスの新聞社も「日本の新幹線をベースに改造を加えたもの」と報じたことから、中国のインターネット上では、一体「国産なのか外国の車両を改造したものか」という議論が巻き起こったようだ。
当時は、日本の首相のイメージも悪く、日中関係は決してよい状態ではなかった。もし、日中関係が良かったならば、「日本の新幹線をベースに製造した」という事実が、早いうちから明らかにされただろう。だけど、反日感情が強かった頃には、「中国の高速鉄道には、日本の新幹線を受け入れるな」という世論が強く、ネット上で反対の署名活動までが行われたために、高速鉄道の建設は技術的な問題というより、政治的な問題になってしまっていたようだ。

「どこの国の技術を導入したか・・・?」と考えるまでも無く、洗面所には思いっきり「日本語」が…(笑)。 見たら、すぐ分かるやんっっ!!(笑)
 

   
乗り心地は、 日本の新幹線とほぼ同じ(川崎重工の技術協力だから当たり前か(笑))。 座席は「グリーン車」と同じだったので、快適だった。
しかし、私の中国人の友人は、この「和諧号」を嫌う人が多い。 彼女たちは、フランス産のに乗ったのだが、「揺れがきつくて、気分が悪くなった。寝台の方が絶対にいい」と言っている。 確かに、私たちが乗ったのは5時間だったので苦痛はなかったが、彼女は9時間(上海〜北京間)も乗ったらしいので、長時間乗るのなら寝台の方がいいかもしれない。
(右上写真) 社内でも女性の車掌さんが目立つ…。 中国鉄道では「インスタントラーメン」が欠かせないので、お湯のサービスは不可欠だ。 

 ちなみに、、、この「和諧号」は、在来線の線路を走っているようで、、、ここが、日本の新幹線と大きく違うところ。事故が無いことを願うばかりだ…。

  車内から見た「朝焼け」。


鄭州から5時間、、、
  北京西駅に到着・・・。

内容がかなり濃かった(笑)この旅も、これで終わり…。
いろんな経験ができ、十分に楽しめましたが、とにかく寒かった…(笑)。 
幸いなことに、家族の誰一人として風邪はひかなかった。



洛陽・少林寺の旅 〜中国鉄道小紀行〜 VOL.7 2008・1・5
 〜 少林寺 1/30 〜

 私は武術が大好きだ。 少林寺も一度は行きたいと思っていた場所だった。
洛陽に旅行に行こうと思ったときは、まさか少林寺に行くことになるとは思ってみなかった。洛陽と少林寺の位置関係を全く理解していなかったから…。 しかし、中国人の友人が私にアドバイスしてくれた・・・「洛陽に行くんやったら、少林寺にも行きや〜!」。 

 少林寺は、洛陽からバスで約2時間、「嵩山(すうさん)」という山の中にある。 「嵩山(すうさん)」は、泰山、華山、恒山、衡山とともに「五丘(ごかく)」と称され、古来より山岳信仰の対象になってきた場所である。
 「嵩山(すうさん)」は、少林寺の他に、達磨が9年間修行をした洞も有名である。

 洛陽から少林寺へは、「一日ツワー」を利用していった。
このツワーというのは、私たちは事前に旅行会社とかで予約をしていたわけではなく、洛陽で自分たちでどのツワーに入るか決めた。駅前を歩いていれば、100%声をかけてこられるツワーで、ツワーもいろんな種類がある。

 どのツワーを利用しようかと駅前をウロウロしていて、とりあえず先に「食堂」で朝食にした。 路上でツワー客を呼び込んでいたおじさんが、ここの食堂が一番おいしい、と教えてくれた場所だった。 そのおじさんの言う通り、注文したものすべておいしかった。 中でも「包子(パオズ)」・・・。子供たちは大好きで、この「せいろ」を3枚も注文しました。 「せいろ」一枚に10個の「包子(パオズ)」・・・4元(85円ほど)です(笑)。

       

             

 腹ごなしもしたし、さあ、どのツワーを利用するか決めよう!!
駅前にバスターミナルがあるのだが、とてつもなく大きい!! 洛陽は、長距離バスがさかんな地方都市で、どこにでも行けるといっても過言ではないほどの路線が存在する。私たちも、帰りの鉄道のチケットが買えていなかったら、もしかしたらここでバスの空きを待って徹夜でもしていたかも(笑)…。

 ここのバスターミル内に、「洛陽市内見学」や「少林寺」のツワーバスもある。
 
そして、あるツワーを選んだ。
料金は、一人40元(洛陽 → 少林寺 → 洛陽) だったのだが、我が家は、少林寺からは洛陽に戻らず「鄭州」に行くので、片道の値段、一人20元(320円) だった。 この料金=20元(320円)はバス代で、 その他、 少林寺地区の「門票」(何個かのお寺の拝観料)が160元必要ということだった。
「地球の歩き方」には、少林寺の拝観料は50元と記載されいたので、添乗員に、そのことを話すと、 「今は値上がりしている。少林寺ショーの料金も含まれている」と言った。 「我々がお前たちを騙していると思うのなら、チケット売り場に一緒に行って自分で買えばいい」と言ってきたので、 様子を見ることにした。
前にも書いたが、こういうツワーって、絶対に「何か」あるものだ(笑)。 私は今までいろいろ経験してみて、少しは多く料金を取られていても「手間代」だと思えば、それでいい、という思うようになった・・・。 もちろん、何千円、何万円も損をすることは許せないが…。

さ、少林寺に向けて出発〜!
と思ったときに、ツワーに参加していた中国人3人と、添乗員とか大喧嘩し始めた…。最初はバスの中で、喧嘩しはじめたのだが、添乗員が「外に出ろ!」と行って、バスの外で話し合いが始まった。 私は思った、、、添乗員は自分に否があるから外に出たのだろう・・・と(笑)。 おそらく、いや、絶対に「料金」のことで揉めたのだ。 結局、その中国人3人は、バスのナンバープレートをカメラで撮って、ツワーには参加せずに去っていった。
 結局、ツワー参加者は、我が家のほかに、上海から来たというインド人3人、そして、中国人二人となった。

 車で1時間以上走り、「嵩山(すうさん)」が見えてきた。

「嵩山(すうさん)」には、少林寺の他に、いろいろなお寺がある。お寺は点在していて、歩いて回るのは相当時間がかかる。 こういうことから、やはりツワーに参加したほうが便利と言える。
山道を走り続けて、最初に着いたのは、「嵩陽書院」。2000年以上もの歴史を有する二株の柏の木で有名。
   
ここを参拝する前に、 添乗員と一緒にこのお寺のチケット売り場へ行った。
チケット売り場の人は、他の何個かのお寺も回れるチケットは、やはり「160元」と言ったので、 それを購入した。 でも、チケットには値段がまったく書いていない・・・。 直感で思った、、、これは怪しい!! 添乗員とチケット売り場は絶対にグルだ(笑)。 でもま、別にいいや、、、と、深く考えないことにした。



その後、「少林寺」に方面に移動、、、、まずは昼食。
  これはいわゆる「精進料理」。
肉を使わずに、「こんにゃく」を使った炒め物。
実は、これも中国人の友人に、「絶対に食べてきいや〜!」と言われたもの。 中国の北の方の人は、あまりこんにゃくを食べないので、おそらく珍しいのだと思う。 でも私には、それほど珍しいものには感じなかった。 一つだけ、、、イカの下足の形になっていたこんにゃくは面白いと思った。 味は、、、、普通(笑)。



「少林寺」近くの、「少林寺武術館」で、念願の「少林寺ショー」を鑑賞。 
    

       
このショーは見ごたえがあった! 子供たちも喜んでいた!

   
 






← 達磨の像・・・
達磨が修行した洞は、この場所から約1時間山を登った場所にあったのだが、、、、時間がなかったので行けなかった。













 





 ← ここが「少林寺」。
お寺自体は歴史があるのだが、「少林寺」に行くまでの敷地には、先ほど見たショーを演じる建物や、おみやげ物売り場があり、 まさに「観光地化」された場所だった…。すごく古い場所だろうと想像していたために、俗化されたその場所はちょっと残念に思った…。





    






次に
少林寺の歴代僧侶の墓地が並ぶ「塔林」へ。ここはよく映画でも遣われている場所である。







実は、少林寺のショーを見る前に、夫が、「チケットの料金を確認したい」と言ったので、少林寺武術館のチケット売り場に行ったのだが、 ここでは、私たちが160元で買ったチケットは、100元で売られていた。 参拝できるお寺の数も同じ、そして、ショーの料金も含んで100元だった・・・。予想通りの展開・・・(笑)。 近くに同じツワーのインド人がいたので、彼らに話してみると、彼らもやはりこの「事実」を知っていた(笑)。 

バス代が「往復40元」というのは安い。
  ↓ 
だから、お客をたくさん呼び込めると感じる。
  ↓
その分、拝観料で上乗せしてお金を取る。
・・・・・こういう感覚なのだろうが、 そんなことをせずに、最初から『バス代 100元」としておけばいいのに…。 バレれば、出発前のようなトラブルになるんだから…。

一つだけ心配なことがあった。
帰りの、「少林寺 → 鄭州」のバスの手配を、そのツワーの添乗員に頼んでいて、すでにお金も払っていた。 「拝観後、そのバスの場所まで連れて行くから」と言われたことを信用していたが、 このチケット料金の「真実」が明らかになったら、帰るときに「とんずら」されている可能性もあると、急に不安になってきた。 夫が、添乗員が待つ場所に行き、帰りのバスの運転手に合わしてもらい、運転手の携帯電話の番号もひかえてきた。 

午後5時、、、
手配していた鄭州行きのバスにも無事に乗れ(笑)、「鄭州」へと向かった。

つづく・・・


 ← 少林寺近くの永泰寺。



洛陽・少林寺の旅 〜中国鉄道小紀行〜 VOL.6 2008・1・4
 〜 洛陽 1/29 〜

 目覚めは「寝台列車」の「硬臥」の中・・・
きょうたんがすでに目を覚ましていた。「にいに」を起して「UNO」をしようとワイワイ騒いでいた。
 vol5でも書いたが、「硬臥」は予想とは違い、けっこう快適だった(笑)。夜間、なんどか駅に止まったので、そのときに目が覚めたりしたが、寝苦しくて目が覚めるということはなかった。 おそらく、私たちの乗った列車は、比較的新しい型で、乗り心地もよかったのだろう。 
 
 午前7時半、終点、洛陽に着いた。
昨夜、洛陽のことをいろいろ教えてもらったおじさんともお別れ・・・。
列車を降りて、駅出口へと向かった。

駅内は、たくさんの出稼ぎ労働者を見かけた。

    
洛陽駅。
関口さんも、ここで下車している。

洛陽市は河南省西部にある、総人口628万人(うち市区人口146万人)、面積15,208平方kmの中規模な都市です。洛陽は国務院が初めて定めた歴史文化名城であり、中国7大古都の一つです。
 歴史は非常に古く、立証されている限りでは紀元前700年の東周が洛陽に都を置いて以来(夏王朝も都を置いていたという説がある)、歴代9王朝がここに都を置いたため、「九朝古都」とも呼ばれています。最も栄えた隋・唐代には人口100万人を超える世界上で最も栄えた都市のひとつでした。
 洛陽は牡丹の名所としてとても有名で、毎年4月に行われる牡丹花会には内外から多くの観光客が訪れます。


まだ午前8時にもなっていない…。 とりあえず朝食を食べるところを探した。
「麺」のファーストフード店に入り、そこで、朝食。
その後、洛陽で一番有名な「龍門石窟」へ…。
「龍門石窟」には、路線バスに乗り、約1時間で到着。

バス停にタクシーが止まっていて、その運転手が私たちにこう言った。
「龍門石窟に行くには、そうとう歩かないといけないよ。 観光スポット2箇所回って、たったの10元(160円)でいいから、乗っていかないか? 観光スポットの最初の一箇所では、あなたたちが観光している間、ちゃんと待っているから」
龍門石窟は、二つの大きなパートがあるとガイドブックで読んでいた。だから、タクシーに乗ったら、その石窟の二箇所を回ってくれるのだと思った。 でも、私たちはこのタクシー運転手を信用していなかった。 こういうところで商談してくる人って絶対に「何」かあるから(笑)。 でも、騙されたとしてもたったの10元だし、乗ってみることにした。

運転手が最初に連れて行った場所は、 名前も聞いたことのないお寺(笑)…。
「え? 石窟に行くんとちがうの?」と聞くと、
「これから石窟に行く」と…。
結局、そのお寺を見ずに(見る価値がなさそうだったから)、石窟へ。
石窟の入り口の所で、タクシーの運転手が言った。
「さあ、ここが石窟で、「二つ目の観光スポット」だ。おれはもう行くから、10元!」
・・・・やられました(笑)。
結局、無名のお寺へと少し遠回りして石窟に来ただけだったのだ(笑)。 メーターで乗ったら、洛陽の初乗り運賃の5元で来れた距離だった(笑)。
石窟の二つのパートというのも、川をはさんでこちらと向こう岸だった(笑)。
ま、想像通り、こんなもんだとうと、、、、私たちも慣れたもんだ(笑)。

  
洛陽の龍門石窟は、 「大同の雲剛石窟」と「敦煌の莫高窟」と並ぶ中国三大石窟の一つである。
この石窟は493年前後に造営が開始されたそうだ。 山の側面にこれだけの洞を彫って、あれだけの仏像を作るには、想像できないほどの苦労があったに違いない。
見るだけで悠久の歴史を感じるのだが、別の意味でも歴史を感じさせる場所だ・・・。というのは、たくさんの仏像が、壊されているのだ。

        
長い歴史の中に、何度も「仏教の弾圧」があり、そのたびに仏像を破壊したものがいるのだ。 もちろん、文革のときにも、壊されている・・・。 
写真は、大きな仏像の顔が壊されているが、 大きな被害をこうむっているのが、小さな仏像たち・・・。 何百もの小さな仏像が並んでいるところは、殆どの顔が壊されていた。 大きなものは、比較的傷もなく残っている。
それに、外国人が、石窟の像を削って取り出し、自国へ持って帰っているということもある。 獅子の像が、今でもアメリカの博物館に展示されているようだ。 けしからんっ!!
悲しいことだが、石窟自体の素晴らしさよりも、 歴史の「汚い部分」を強く感じてしまう場所だった…。
  

                         


龍門石窟の前の川を挟んで向こう岸、、、
ちょっと山を登ったところに、「白園」がある。 ここは、「白居易」が晩年に過ごした場所で、お墓がある。 私の父が「長恨歌」が好きなので、ここには行ってみたいと思って行ったのだが、 はっきり言って、なあ〜んにもない所(笑)。 山を登るのもきつかった…。
この時、時間はすでに正午だった。 
実は、朝からものすご〜〜〜く寒くて、、、 洛陽が寒い場所というわけではないのだが、数日前から北京にも「寒波」が来ていて、洛陽も風もきつく、気温は氷点下だった。
そんな中、朝から外で過ごしていたものだから、体も冷え切り、、、寒くて寒くて仕方がなかった。 駅から龍門石窟まで行った路線バスも暖房なしで、お尻も手も冷え冷え…。 もちろん「パッチ」は履いていたが、もう一枚履いてもいいくらいだった(笑)。

龍門石窟の近くで、お昼ご飯を食べにレストラン(そんないいもんじゃないな・・・、「食堂」かな(笑))に入った。 
とにかく暖かい場所で、暖かいものが食べたい! と思ったのだが・・・・
店の中は、強烈に寒い・・・。風も入ってくる…。
よく見ると、店員さんはすべてダウンを着ている…。 
注文したものを食べて少しは暖かくなったが、冷え切った体にはあまり効果が無かった…。

その後、タクシーに乗って「関林廟」へ…。
(タクシーの中は少しは暖かかった)
「関林」は、「関羽」の首塚があるお寺。三国志が大好きな「にいに」には興味深い場所だった。
  
関羽は、主君に対する一途な忠義心を持っていた人物だったので、中国人にはとても人気がある。今日では商売の神として信仰され、この「関林」のような廟が中国国内、そして世界中に建てられている。

 
「関林」の前で、、、
ここでもやはり、鳥を連れた老人たちがいた。 寒いのになあ〜…。

この時点で、体の冷えに限界を感じ、 ホテルにチェックインをしに行くことにした。
ホテルは、オンライン予約をしていた所、、、
お恥ずかしながら「1.5ツ星」のホテル(笑)。
暖かい部屋に入れる〜〜〜と期待していたのだが、、、、
部屋はすご〜〜〜〜く寒い(涙)。 
暖房は入ってはいたのだが、まったく効いていない・・・。 全館共通の暖房なので調節もできない(笑)。  部屋でダウンを脱げない(笑)…。
「1.5ツ星」のホテルは、ビジネスホテルのような感じで、タオルも歯ブラシも完備で、決して汚くなかった。 でもこの寒さだけは耐えられない…。 
後で分かったのだが、 この部屋の寒さは、1.5ツ星のホテルだから、ということではなかった。 レストランもどこも寒かった。 北京のような大都会はやはり生活も裕福で、暖房も効きすぎるほどの場所は多いが、こういった地方都市はそんなに裕福な場所ではないのだ…。
ちなみに、、、、わざわざ「1.5ツ星」ホテルを選んだのは、 「鉄道小紀行」には、リッチなホテルは不向きだったから(笑)・・・?。 いやいや、うちの経済レベルにあわせて(笑)…? どちらも当てはまります(笑)。 


ホテルで休憩して、その後、買い物と夕食に出かけた。
実は「にいに」は、超薄着でこの旅行に来ていた。 日ごろから、何度注意しても服をあまり着ない…。確かに、学校は暑いほど暖房が効いているから、それほど厚着しなくても問題はない。 でも、今日は違った、、、朝から氷点下の中、ずっと外で過ごして、「にいに」もかなり応えたようだった。 スーパーで「パッチ」を購入し、次の日、とうとう「パッチデビュー」となった(笑)。

洛陽は、有名な食べ物というものは無い。
今はさびれた街なので、たいしたレストランも無い・・・。
結局、私たちは韓国焼肉を食べることにした。
店内は、やはり暖かくなかった。 店員もお客さんもすべてダウンを着ていた(笑)。
私たちは、焼肉のほかに、テールスープとキムチチゲをたのんで、それでようやく体が温まった。
 洛陽の地ビール。フルーティーで美味しかった。

寒い部屋の中、、、
布団にもぐって寝ました(笑)・・・。 しかし、夜中は、寒さで目を覚ますことはなかった(笑)。



洛陽・少林寺の旅 〜中国鉄道小紀行〜 VOL.5 2008・1・3
 〜 感動!! 関口さんのように、、、 〜

ようやく列車に乗り込み、 自分たちの寝台を探す。
「硬臥」の寝台は、 一つのしきりに、3段ベットが二つ備え付けられている。 私たちのとった寝台は、 一番下二つと、真ん中二つ。 一番上のベットは誰か知らない人が寝ることになる。 
自分たちの寝台を見つけたのだが、見知らぬ人が、私たちの一番下のベットでどん!と座っている。 これははっきりしておかなければ、、、と、チケットを見せて、ここは私たちの場所だとアピールすると、 「知っている。座っているだけだ。あんたたちも座りなさい」と、そのおじさん二人は答えた。
 日本人の感覚で考えると、 自分の寝るベットに知らない人が座っているのを見ると、「常識がない」と思ってしまうだろう・・・。 でも、これは「常識がない」のではなくて、「常識」なのだ(笑)。 関口さん、、、いつも、ベットの下に座って中国人たちとおしゃべりしているでしょ?(笑)。 あれは、テレビの中だけじゃなく、「ありのまま」の姿・・・。一番上のベットは天井に頭がつかえて座れない、、、真ん中のベットも上のベットに頭がつかえて座れないのだ。 だから、寝るまでは一番下のベットが「椅子」代わりになる。
 
写真はちょっと暗いが、このおじさんたちと一緒に座っていた。


ベットの仕切りを出ると、そこは廊下になっており、椅子が数台置いてある。 関口さんもよくここで座っていましたよね?(笑)。

さて、、、
二人のおじさんたちと一緒に座っていると、、、
「こんなチャンス、何か話さなくては、もったいない」という気持ちになってきた私(笑)。
そこで、おじさんに話しかけてみると、想像通り、その後お話タイムになった。
彼らは、洛陽の人で北京に出張に来ていた帰りだった。
私たちは、洛陽に旅行に行くということを話し、その後、洛陽の観光スポットや観光するベストな行き方を教えてもらった。 おじさんはとても親切で、とても詳しくいろんなことを教えてくれた。1時間ほど話していたのだが、その後消灯、、、みんなそろって「おやすみ」です。

寝台に横になった私、、、
列車の中がちょっと寒かったのと、 関口さんのような体験が出来たことの興奮でなかなか眠れなかった(笑)。 こんな素敵な経験ができたのだから、私はこの旅はもう十分満足だった。 頭の中のバックミュージックは「光あるもの」だった(笑)。




〜 鉄道豆知識 〜
 
寝台ベットはとても清潔だった。 その鉄道によって古かったりすることもあるようだが、私たちが乗った鉄道はとても新しかった。 布団も枕もまったく臭くなかった(笑)。

このおじさんが、お話していた相手です。
青い模様で囲んである、尖がったものは、そこに足をかけて上のベットへと上ります(笑)。とっても上りにくい!!  はしごがついているものもあるようです。


列車に乗り込むと、車掌さんが切符の見回りに来て、切符とこのカードを交換します。これは「寝台のチケット」です、という証明になります。 下車前に、再度切符と交換します。 偽チケットを防ぐためでしょうね。


実は、鉄道の中には「おまわりさん」がいます。
消灯のあと、すべての寝台を見回りにきます。 「にいに」が真ん中のベットに寝ていて、入り口の方(「にいに」の足元)にカバンを置いていたのですが、おまわりさんは、これを見て怒りました。「とられるぞ!ちゃんと奥の方(頭の方)に置くように!」。
そして、夜中にもこのおまわりさん登場!
私がうとうとと寝ていると、おまわりさんは「これは誰のだ!」と大声で怒鳴りました。
あわてて起きておまわりさんが指をさした床を見ると、私のダウンが落ちていました。 列車が寒かったので、きょうたんに布団の上から私のダウンをかけていたのですが、それがどうも床に落ちたようでした。 おまわりさんは、「貴重品は入れていたか!?」と聞いてきました。 「何も入ってない。床に落ちただけです」と言うと、その場を去っていきました。 夜中に人騒がせな、、、と一瞬思いましたが、 でも、盗難の可能性だってあるわけです。 夜中でもしっかりお役目をはたしているおまわりさん、、、ご苦労様です。




       
子供たちは、列車の旅がとても楽しいと言っておりました。


次は、洛陽編につづく・・・



洛陽・少林寺の旅 〜中国鉄道小紀行〜 VOL.4 2008・1・3
 〜 駅までの道のり、、、とんだハプニング!  〜
12月29日、、、洛陽の旅、出発の日。
午後9時42分発の鉄道に乗るために、 午後7時半に家を出発。
北京西駅までは、 タクシーと地下鉄を利用して行くことにした。 2時間前に出発していれば余裕で駅に着くはずだった。 だが、、、とんだハプニングが・・・!

タクシーで地下鉄の駅に着き、地下へ下がる階段の方にいったのだが、工事をしていてその階段が無いっ!! 入り口の場所が変わったのだろうとうろうろしていたのだが、どこにも無い! 工事現場のおじさんに「入り口はどこに変わったの?」と尋ねると、「この地下鉄は今走ってないよ。改修工事をしているから。 別の線の地下鉄の駅があるから、そこまで歩いていくといいよ」と言われた。
そこで、5分ほどあるいて地下鉄の入り口にいくと、切符売りのおばさんが、この腺じゃ遠回りになるから、バスに乗っていった方がいいと言ってきた。 仕方なく、再度バス停までしらばく歩いて言われたバスに乗った。 
乗ったバスでは、駅に行くには乗換えが必要で、おまけに夜だというのに渋滞で、、、時間が間に合うか、間に合わないか、の瀬戸際になってしまった・・・。 渋滞しているので、タクシーに乗り換えても同じ、、、。 
結局、10分ほど前に駅前に着き、そこから、ホームまで5分ほどで移動し、 列車に乗り込んだのは5分前を切っていた…。

 ← 北京西駅
早めに駅に着いて写真を撮りたいと思っていたのに、、、、
一枚も撮れないのは悔しいので、ブレるの覚悟で走りながら写真を撮った(笑)。

  
待合室は、どこも人の嵐、、、、帰省客がほとんどだ。

その中で、印象に残ったのが、切符をもっていない老人が、改札を必死になってとおりすぎようとしていたこと…。 駅員さんに叱られても怒鳴られても、頼み込んで「通して」とすがりついていた…。 貧しい身なりの労働者風の老人、、、、お金が無いのか、もしくは、チケットがとれなかったのか、、、、でも、どうじても国に帰りたいのだろう…。 辛いな…。

 
殆どの乗客はもうすでに乗り込んでいたので、ホームは閑散としていた(笑)。

  無事、列車に乗り込むことが出来た(笑)。



洛陽・少林寺の旅 〜中国鉄道小紀行〜 VOL.3 2008・1・3
 〜恐るべし! 鉄道チケット〜

 行きのチケットをゲットして嬉しい反面、 帰りのチケットがとれないかもしれないという不安を抱えながら、帰りのチケットを買う日になった。
 帰る日の5日前の午後7時、、、再度チケット売り場に行った。5人ほどの行列だけだったのでラッキ〜!と思うと、 今度はこんなことを言われた・・・
「昨日から、チケット販売の規定が「5日前」が「4日前」に変わった。 今夜はチケットを売れないから、明日の夜7時にもう一度来て!

・・・・ええっ〜〜〜〜!! 
「なんで?」と聞いても、 「国が決め事だから」としか答えてくれない・・・。
仕方なく家に帰ってネットで調べると、昨日のニュースに、確かにこの内容が載っている…。 なにやら、今年に入ってから、「何日前」という規定が3回も突然に変わっているらしい(笑)・・・、規定が変わるのは仕方がないが、突然変えるのだけはやめてほしい(笑)。

で、次の日の夜・・・。
午後7時にチケットを買いに行こうと思ったのだが、 きょうたんも次の日に学校があり、寝かせていたりしたら、閉店する8時になってしまい、結局その夜はチケットを買いにいけなくなってしまった。 競争率の低い「軟臥」を買うのだから、、、という気の緩みもあった…。
 そして次の朝、午前7時半にチケットを買いに行った。 なななななんと、、、「軟臥」のチケットはすでに完売していた・・・。 もちろん「硬臥」も完売、残っているのは「硬座」の数枚だと言う・・・(涙)。 その他の時間の列車の空き状況もしらべてもらったのだが、帰る日の洛陽→北京のすべての寝台は満席だった…。 昨日の夜7時に発売開始。どこのチケット売り場は午後8時か9時には閉店・・・。 今朝は午前7時に開店、、、このたったの数時間でチケットが完売されるなんて…。  夫はシステムトラブルじゃないのかと思っていたが、 私は、中国人の友人たちが言うように、「これが現実だ」と痛感した…。帰る日の30日の夜は連休の真っ最中なのだから…。

 さて、、、帰りのチケットがなければどうして帰るのか・・・。 もうこの旅行を諦めるべきなのか…。
 この後、私はネットで長距離バスについて調べた。 洛陽から北京の長距離バスがあり、バス会社に電話して確認したところ、一日前しかチケットを売らないらしく(またかよっ!!(怒))、 洛陽に着いてから窓口にチケットを買いに来るように言われた。 人が多いときなので電話予約も無理だと言う…。 洛陽→北京間の本数を調べると一日2本しかない。寝台のバスなので、座席は決して多くない…。 鉄道のチケットの状況を考えると、バスのチケットも確実に取れることのほうが難しいだろう…。
 いろいろと頭を悩ましているうちに、夫と二人であるアイデアが浮かんだ。
帰りの乗る駅を変える・・・。 実は洛陽はそれほど大きな駅ではなく、鉄道の本数もあまり多くない。 だから、北京行きの鉄道が多い駅からだとチケットも買えるかもしれない…。 
 私たちは、洛陽からバスで2時間ほどの場所にある少林寺に行く予定をしていた。 「地球の歩き方」を見ると、少林寺の最寄の都市は、洛陽のほかに「鄭州」があった。この「鄭州」から少林寺までもバスで2時間となっており、 結局、少林寺は洛陽と「鄭州」の中間地点にあることが分かった。 それなら、少林寺に行ったあとで洛陽に帰らず、鄭州に行き、そこから鉄道に乗って北京に帰ればいいのだ!! 
ネットで時刻表で調べると、鄭州は交通で栄えたような都市で、鉄道の本数は中国全国の中でも非常に多い場所で、北京行きの列車も相当多かった。
 チケット売り場に電話をして、鄭州→北京のチケットは残っていないか、と確認をすると、「 「動車」なら空席がある 」 という。 この「動車」とは、いわゆる「新幹線」で、2007年4月から正式に運営が始まったばかりの最新型の鉄道なのだ。 値段を聞くと、寝台の「軟臥」と変わらない。 乗車時間は5時間、、、寝台列車の半分だ。
この最新型の「動車」は中国人にはあまり人気がなく(私の中国人の友人も嫌いだといっていた)、 チケットも売れ残っていたのだ。 
 結局、予定よりも一日多く現地に止まることにして(鄭州)、「動車」に乗って帰る、というように計画を改めた。

 もちろん、この「動車」のチケットも4日前にしか買えない(笑)。
だから、次の日の夜7時、 またまたチケット売り場に行かなければならなかった。 このチケットが買えなければ、もう他に帰ってくる手段がないので、おそらくこの旅行は諦めなければならない、、、気が重い状態で6時45分にチケット売り場に行った。
 やっぱり10人ほどの行列がすでに出来ていた・・・。
私は一番後ろに並んだのだが、次から来る人、来る人、ちゃんと並ばずに窓口の方へと進んで行く、、、あっというまに、窓口の前は人でぐちゃぐちゃ、、、チケットを売る人も注意もしない・・・、耐えかねて私は叫んだ「ちゃんと並んで〜!」。 こういう声があると、普通の人は「ああ、そうか、そうか」と後ろにやってくる。 私の後ろの方の人も、「ちゃんと並んで!!」と叫ぶ人がたくさんいたので、行列のようなものもなんとかできた。

 私の前は、身なりの貧しい労働者のおじさんだった。
彼は私に申し訳なさそうに話してきた・・・「トイレに行きたいから順番とってもらってもいいかい?」。 私は「どうぞ」と答えた。
しばらくして、彼は帰ってきた。 私は「こっち、こっち!」と呼んで彼を列に戻してあげると彼はすごく嬉しそうにしていた。 その後、彼はいろいろと私に話してきた。
「あんたは、どこに帰るの?」 (私のことを中国人だと思い込んでいた(笑))
詳しいことをあんなに狭い場所のたくさんの人前で話すのもちょっと怖いものがあるので、私はそのまま中国人であるふりをして彼とおしゃべりを続けた。 すると、後ろにいた若い青年も話に寄ってきた。
「突然、「4日前」(チケットの発売日)に変わったから大迷惑だ!」
「まだ春節にもなっていないのに、この混雑、春節のときは国に帰れないよ」
「毎年、この時期と春節はチケットを買うのに本当に苦労する」
などと、「生」の声が聞けた・・・。

そのうちに、午後7時になり、チケットの販売が開始した。
一番目に並んでいた男性は、なんと20枚ものチケットを一度に購入!!
2番目の人もそうだった・・・大量に購入している・・・。
後で中国人の友人に聞いたのだが、 彼らはいわゆる「ダフ屋」らしく、チケットを買い占めているようだ。 チケット売り場は中国国内に、何百、何千軒?もあるのだから、どうりで発売直後にチケットがすぐになくなるはずだっ!!  政府はこの取締りが今の段階では出来ないらしい・・・。なんとかするべきだよ、これ!!

私の順番が近づくにつれて、窓口でなにやらもめていることを発見。
列に並んでない男性が、横は入りしてお金を窓口にずっと突きつけて行き先を告げている。本当の順番の人が「ちゃんと並びなさいよ!」と次々に怒鳴っている。 さすがに窓口の人も「並べ!」と怒っている。 だけど、その男性は諦めない・・・。 窓口でチケットを買えた人が去る隙を狙って割り込んでくる、、、お金をずっと渡し続けながら…。
私は、私の番になったときに順番を抜かされたらどうしようか、、、と不安になった。 私の前の労働者のおじさんも、気が弱そうな人だったが、なんとか順番抜かしされないようにがんばった(笑)。 次は私の番だ、、、、と思ったときに、後ろの方の女性数名が、大声で怒鳴った「あんた!いい加減にしなさいよ!みんなちゃんと並んでるんやから!」。 ようやく、その男は諦めて窓口から去っていった…。

そして私の番、、、
念のために、寝台車の空席を聞いたのだが、夜中3時出発の列車を除いて、やはりすべて満席だった。 そして、結局「動車(新幹線)のチケットを購入した。
実は、窓口でチケットを購入するときは、マイクが置いてあり、自分の行き先や乗る座席の種類などが、他の人にまる聞こえになってしまう…。
列に並んでいた殆どの人は、「硬座」や「硬臥」のチケットを購入していた。 そんななかで、最新式の「動車(新幹線)」のチケットを買うのはちょっと気が引けた・・・。
さっきまで、後ろと前の人と中国人のふりをしておしゃべりしていたのに、いきなり「動車」のチケットを買うなんて・・・、仕方なく「動車」のチケットを購入したのだが、気のせいか、ちょっとまわりの視線が気になった…。
しかし、これでようやく、この旅行に行ける事になった。
ちなみに、「動車(新幹線・和諧号))」のチケット、鄭州→北京、乗車時間5時間、一等席(グリーン席)で、256元(約4000円)。


今回、鉄道のチケットを確保するのはとても苦労したが、でも、そこには出会いもあり、本当にいろんなことを知ることができた。私が今回チケットを買ったのはただ旅行のためだけだったが、中国の一般庶民は、帰省するために毎回こんなに苦労をしなければならないのだ・・・。本当に、中国は強くなかったら生きていけない場所だ・・・。
この世が滅びそうになったときに、一番最初に死んでしまうのは、平和ボケしている私たち日本人じゃないかな、、、とつくづく思ってしまう。


さあ、次から旅行記の本題です(笑)。 






洛陽・少林寺の旅 〜中国鉄道小紀行〜 VOL.2 2008・1・2
 〜鉄道チケット購入編〜

中国では、街のありとあらゆるところに「鉄道チケット売り場」が存在する。

売り場自体はとても小さいが、人の出入りは非常に多い場所だ。 関口さんの番組でも分かるように、鉄道は中国の一般庶民の「足」だから…。
我が家から徒歩10分足らずのところにも、鉄道チケット売り場がある。 忘れもしないのが、去年の春節前、、、、たまたまこの前を通りかかったときに、百人以上の行列が出来ていて、「何事か?!」と驚いたことがあった…。 春節は、たくさんの人が帰省をするので、鉄道のチケットを確保するのが非常に難しいのだ。 年末もそれに近いようで、今回のチケット購入も、そこが一番の問題点であった(人が多い時期なので旅行代理店もチケット手配をしてくれないんだから…)。

まず一週間前に、この売り場に行ってチケット購入について質問に行った。
チケット売り場は、オンラインシステムになっており、全国ほぼすべての路線のチケットを各チケット売り場で購入できる。 電話でも予約はできるし、自宅までチケットを届けてくれることも可能なのだが、年末や春節の人が多いときは窓口でしかチケットを購入できない。
そして、以下二つの面倒なことがあると知った・・・
@ 「利用する日の5日前から売り出しする」
A 「往復でチケットを購入することは不可能。なぜなら、帰りの切符は、帰る日の5日前しか売ってくれないから」

5日前からしかチケットがとれないということも面倒だが、それよりも、帰りのチケットをまたさらに買いに行かなければならないということがすごく面倒っ!! なんでこうも効率が悪いのか…。

先にちょっと、鉄道の席の種類を説明しておこう。
「硬座」・・・リクライニングできない硬い椅子。
「軟座」・・・リクライニングできる軟らかい椅子。
「硬臥」・・・寝台。 硬くて、3段ベット。
「軟臥」・・・寝台。 一つの個室に二段ベットが二つある。軟らかいベット。

一番安いのは、もちろん「硬座」。 
出稼ぎ労働者のような貧しい人たちの中には、この椅子に十何時間、いや何日も座って故郷に帰る人もいる…。
では、一番競争率が高いのはどの席か? 私たち日本人の感覚からすれば、「軟臥」と思うのではないだろうか? 実際は、硬いベットの「硬臥」のチケットが一番買いにくい。 なぜなら、「軟臥」は一番値段が高いので、一般中国人は簡単に買えないのが現状で、値段の高い「軟臥」のチケットは売れ残ったりすることが多いと、以前に聞いたことがあった。 (路線にもよるが、「軟臥」の料金は「硬臥」の約1.5倍ほど。)
私たちは、
行きは「硬臥」、帰りは「軟臥」に乗ろうと思っていた。 この二つの寝台の『差』を体験してみたかったから…。

さて、、、出発5日前のお昼、、、ようやくチケットを購入しにいくのだが、
事前に、ネットで鉄道の時刻表をチェックし、鉄道の番号と出発時刻をメモって行った。
チケット売り場には、誰も人がいなかった。 ラッキ〜!と思って、はりきって、行き先と鉄道の番号を告げると、、、、
「今夜7時からしか売り出さない」
・・・・チケットの発売は、5日前は5日前でも、5日前の午後7時からしか発売できないと言う…。 先に言ってよね〜〜〜〜っ!! (怒) この間、ちゃんと確認に来ているんだからっ!! 仕方なく出直すことに…。 

そして、この日の午後7時、、、再度、チケット売り場に行く。

人もほとんどいなくて、 簡単にチケットゲット!!
計画通り、「硬臥」のチケットを買ったのだが、 ここで新に知ったことは、、、
「硬臥」でも、3段ベットのうち、一番下のベットの値段が高い、ということ。
常識から考えてもすぐに分かることなのだが、 一番下のベットが一番安定していて寝心地がいいのだ(笑)。 下と上の値段の差は、「6元(約100円)」。
北京から洛陽まで、乗車時間約9時間、値段は「硬臥」で197元(約3200円)。(ちなみに、「軟臥」は300元(約4800円)。「硬座」は100元(約1600円) )

こんなに簡単に買えるものなんだと、ちょっと拍子抜けしたのは事実、、、でも、これはおそらく、まだ連休に入る前の夜のチケットだったからだろう…。 問題は、帰りのチケット・・・。 さて、無事に買えるかどうか・・・。



洛陽・少林寺の旅 〜中国鉄道小紀行〜 VOL.1 2008・1・2
 12月29日〜12月31日まで洛陽・少林寺へ旅行に行ってきた。 なぜこんな寒いときに旅行にいくのか、そして、なぜ洛陽に行くのか、、、と不思議に思われるかもしれない…。 実際、私の中国人の友人の殆どが私にそう質問を投げかけてきた(笑)。

 寒い時期というのは承知しているのだが、きょうたん、夫、にいにが休みの時期に旅行に行くとなると、寒いとか暑いとか言っていられないのが現状だ。 実は、我が家は普段の週末はすべて仕事があるために、子供をどこかに連れて行ってやることはほぼ不可能なのだ。 だから、たった3日の休みでも大いに活用しなければならない。 
 ではなぜ洛陽を選んだのか・・・?
それは、「関口智宏さん」のように寝台列車で旅行に行きたかったから・・・。 短い日程で、寝台列車で旅行をしようと思ったら、夜に北京を出発して朝に現地に着くくらいが最適な時間なので、乗車時間10時間未満のところというのが洛陽はぴったりだったのだ。 洛陽は「龍門石窟」が有名で、 この石窟は中国三大石窟のうちの一つである。 「にいに」は修学旅行で、大同の「雲剛石窟」に行っているので、三大石窟のうちの二つも見れることになるということも洛陽を選んだことの一つだった。
 最初は洛陽だけの観光と思っていたのだが、 中国人の友人が、洛陽に行くのならついでに少林寺も見てきたらいいよ、とアドバイスをくれので、少林寺にも行くことにした。 子供たちもカンフーは大好きだから。

 こういうわけで、行き先を洛陽と少林寺に決定し、約10日ほど前から鉄道とホテルの手配にとりかかった。 鉄道のチケットを個人的に買うのはとても厄介だという話を聞いたことがあるので、 中国の旅行代理店に鉄道のチケットを頼むことにした。 しかし、「年末年始は混むときなので、どの旅行会社も鉄道のチケット販売は取り扱っていません。ご自分でチケット売り場に買いに行ってください」という、 予想していなかった返事が返ってきた…。 
 中国に来てから、 私は二度鉄道に乗ったことがある。 蘇州→上海 と 北京⇔天津、 の二回のなのだが、どちらも自分でチケットを購入していない。 
二年前に中国語の学校に通っていたときに、テキストにも鉄道のチケットの購入方法も出てきていたし、それに対して先生の説明もあったし、 それに付け加えて、中国人の友人にいろいろと話を聞き、 自分でチケットを買いに行くことにした。
 この旅は、 鉄道のチケットを購入するときから始まったと言える・・・、なぜなら、予想以上に、ハプニング、発見があったから・・・。

では、「鉄道チケット購入編」へどうぞ・・・



MERRY CHRISTMAS & A HAPPY NEW YEAR ! 2008・1・1
 明けましておめでとうございます。
皆様、昨年中はお世話になりましてありがとうございます。 今年もどうぞよろしくお願い致します。 中国で暮らし始めてから年賀状を全く書かなくなってしまいました・・・。この場をお借りしまして新年のご挨拶とさせていただきます。
          

 2008年になりました!
・・・と、言っても、中国のお正月は2月の春節になるために、こちらはまったく「新年」という雰囲気はない。 年末年始のお休みは、12月30日、31日、1月1日のたったの3日間で、ローカル学校に通っているきょうたんは1月2日から通常通り登校している。
 年末の短い休みを利用して、関口智宏さんのように鉄道に乗り小旅行に行ってきた。 上の写真は少林寺のある「嵩山(すうさん)」にて。 旅行記はまた改めて・・・。

 
 先ほども書いたように、中国のお正月は2月になるために、街の中ではまたクリスマスモードたっぷりだ(笑)。 春節の直前になってようやく、クリスマスが終わるのだ(笑)。



クリスマスの話のついでに、12月の日記にアップできなかった今回(昨年)のクリスマスの写真をアップしておこう(笑)。
  みんなの大好物の羊肉のロースト!

  姉のお手製のシュトレン。わざわざ送ってきてくれました。 これが無ければクリスマスはやって来ないんです!

  きょうたんがサンタさんに書いた手紙の中のイラスト。
サンタさん、半袖・半ズボンです(笑)。 若いっ!!  トナカイはまるで「ナメクジ」のよう(笑)