蟷螂拳(とうろうけん)について
蟷螂拳は現在は一般的な武術です。北拳の総合的な集大成と呼んでもいいかと思います。
伝説では、王朗という武術家が、セミを捕らえる蟷螂(カマキリ)の動きと、猿の歩法を取り入れて、それまで自分が修行したものを集大成して完成させたとのことです。
王朗は少林寺で修行したけれど、どうしてもある僧侶に試合で勝てなかったのです。そこで修行の旅に出て、蟷螂拳を編み出したわけです。そうして旅から戻ってきた王朗は無敵だったと言われます。
その後、蟷螂拳は山東省を中心に密かに伝えられたのですが、上海の武術学校の正課となったことにより、中国全土に普及しました。
蟷螂拳にはたくさんの流派ができましたが、代表的なものは以下のものです。
● 秘門蟷螂拳(七星派から生まれたと言われるが、構えが更に低く、きめ細かい技法が多い)
● 七星蟷螂拳(蟷螂拳と言えば主にこれを指すようだ。とても素早い。)
● 梅花蟷螂拳(梅花とは花びらのことだが、5つの連続技が特徴。これを花びらに例える。)
● 六合蟷螂拳(蟷螂拳にしなやかな内家拳の技法を取り入れてある。円圏の動きで相手の攻撃を制御する技法や、伸び伸びとした動きが特徴。)
● 八歩蟷螂拳(秘門、七星、梅花を「硬蟷螂」と呼び、六合は「柔蟷螂」と呼ばれます。八歩はその中間に位置します。)
六合蟷螂拳
ぼくが練習している武術です。
六合蟷螂拳は、蟷螂拳の一派であり、内家拳の技を取り入れたものである。他派の蟷螂拳の、直線的且つスピーディーな動きに対して、柔軟且つ円の動きが取り込んです。他派の蟷螂拳を「硬蟷螂」と呼ぶのに対して、六合蟷螂拳は「軟蟷螂」と呼ばれています。
六合とは、内三合(目標・課題、意識、タイミング)と、外三合(突きの場合は肩、肘、拳などの三つの身体バランス)を合わせたものだと解釈しています。
簡単に言えば、心の動きと体の動きを、呼吸によって一致させるものです。心の動きには三つありますが、これらを身体動作と結びつけることはとても難しいように思います。
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