LANGE マサズカスタム腕時計

お知り合いの某氏より、素晴らしいマサズ・カスタム腕時計のお写真を頂きましたので
御紹介したいと思います。



ベースとなるのはランゲ&ゾーネの小型懐中時計ムーブメント。
ミーンタイムは2対あり、ガンギとアンクルは金無垢です。

年代は1900年代初期でしょうか?アメリカの0サイズに近い大きさです。
ランゲにはこんなに小さいムーブもあったんですね〜。
小さいながらも凄いオーラを放ってます。

文字盤のインデックスが”KINNIE CARTER”という文字になってますが、
多分お金持ちが特別注文で作らせた懐中時計だったのでしょうね。
この人物の詳細は謎ですが、政治家だったらしい…というお話でした。 



左がケーシング後の写真です。特注の一品ケースでは無く
マサズのオリジナル腕時計用ケースがそのまま使われています。
本物のエナメルダイアルにルイ14世針が萌えます!

竜頭の上にあるポッチが時間合わせ用のダボですね。
右の日の裏写真を見ると分かりますが、元はレバーセットだったようで、
マサズさんにダボ押しに改造して頂いたとの事。(流石マサズ!素晴らしい仕事です!)


(マサズさん撮影)

ケーシング後の裏側のお写真です。本来は防水ケースですが、ダボ押しの為防水性はなし。
しかし、ウチの腕改造品に比べたら水分の浸入の心配はかなり少ないでしょう。
でも梅雨時や夏の使用は控えた方が良さそうです。。。

あとムーブがアメリカ0サイズより0,5mm程小さかったため、シルバーのスペーサーを作って
ケーシングされたそうです。手間掛かってますね〜。

で、気になる精度ですが、日常使用精度で1日2〜3秒との事ですから、100年経っても
まだまだ現役バリバリですね!!! うらやましー!

オーナー氏は、他にも凄いムーブのリケースが進行中との事ですので、完成したら
またお写真掲載させていただく予定です。

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アーカイブ追加alpaka様に翻訳して頂きました

Bezeichnuug: Damentaschenuhrwerk, Kal.28, Marke ALS
型番(デザイン)形式:女性用懐中時計ムーブメント、キャリバー28、マークALS
ALSはA. Lange & Soehneの略、もしくは時計のグレードの名称
Hersteller: A. Lange & Sohne, Glashutte(メーカー:ランゲ&ゾーネ)
Werk-Nr: 31 548 (ムーブナンバー) Gehause-Nr:
Kaufer: Fa. Charles William Schmann, New York
購入者のFa. Charles William Schmann, New Yorkは
ニューヨークでランゲの輸入取り仕切ってた商社。
Verkaufstag: 16.01.1893(販売日)
Preis: 148,-M (nur Uhrwerk) (お値段が148マルクで単純時計機能の時計)
Zusatzeintragungen:(追加情報)
12 line (Werkdurchmesser 28mm), Damentaschenuhrwerk fur Gehause
ohne Sprungdeckel, Marke ALS, Qualiat 1A, ohne Ruckerfederfeinregu-
Lierrung Neusilberwerk, mit Kronenaufzug. reichdekoriertes Zifferblatt,
arabische Zahlen, Louis-XV."-Goldzeiger,
Schumann kaufte bei Lange nur die Uhrwerke, die Gehause wurden in
Amerika angefertigt.
12ライン、(ムーブ直径28mm)、
Gehause ohne Sprungdeckelはハンターカバーのないケース、つまりオープンフェイス用。
スワンネック緩急微調整なし、王冠模様のニッケルプレート、
マークALS、クオリティー1A、アラビア数字の無い文字盤にルイ15世針。
下のDie Uhr lag zur Begutachtung (nicht) vorからGlashutte,
am: 15. September 2007まではリクエストした人の名前、
コピーの枚数、とリクエストに答えた人の名前、署名、日付。
Die Uhr lag zur Begutachtung (nicht) vor.
Beurteilung:
Anlagen: Kopien aus Archivregistern: 1 Blatt
Uhrrenmuseum Glashutte
Reinhard Reichel
Glashutte, am: 15. September 2007



Charles William Schmann向けのファンシーダイアル。

補足
 今回のリケーシングでは、レバーセットをダボ押し(ネイルセット)に改造してあると
 書きましたが、実際はランゲのムーブ本体は無加工でネイルセットにしてあるそうです。
 つまり、いつでもオリジナルの状態に戻せるようにしてあるのですね。

 なるべくオリジナル状態を維持しながら次の世代へと受け継がせる
 マサズさんの姿勢は流石だと思いました。
 私も見習わなくては!!
お写真提供頂いたオーナー様とマサズパスタイム様に心より感謝致します!!
またアーカイブを翻訳して頂いたalpaka様、どうもありがとう御座いました。