Marine Chronometer

A Photo essay on the delivery
of The Mogra Marine Chronometer "1MX"


by Poorists 編集部 
© July 1, 2004


 Introduction

 もぐら教授は時計工学の権威ではあるが、師の手による時計はあまりにも少数で
一般販売されていない為、これまでほとんど人の目に触れる機会が無かった。

しかし
今回、師の友人のトキオ氏の協力により、もぐら教授製作の超高精度
マリンクロノメーターを我が編集部で御紹介できる事となった。
それでは、師の超絶技巧による至高の時計を御覧頂こう。



2004年7月1日、厳重に梱包された荷物が、我がPoorists編集部へ届いた。
しかしそれは我々が予想したよりはるかに小さい物だった。
果たしてこんな小さい包みにマリンクロノメーターが入っているのだろうか?
一抹の不審を抱きながら包みを開けると、我々はそこに、
小さいサイコロのような箱を見つけた。



これは何だ???こんな小さな箱では懐中時計どころか、
腕時計でさえ入りそうに無い。
ともかく我々はその箱の蓋を開ける事にした。そして驚愕した!!



なんと、それはまさしくもぐら教授製作のマリンクロノメーターだったのである。
小さい・・・こんなに小さい物だったのか?これでちゃんと動くのか?
我々はまた更なる疑問を抱きながら、時計を詳しくチェックする事にした。



これは・・・ちゃんとジンバル(姿勢制御装置)が効いている!!
動きは非常にスムーズだ。
箱の右下にある真鍮のツマミがジンバル固定装置で、
このツマミを回して突起を時計本体のスリットに差し込むと
時計が固定される構造だ。
右上にはゼンマイを巻く鍵が見える。
また、木箱には蓋の開きを調節出来る金具も付いている。
う〜ん、凄い!!製造公差は1/1000mmだという・・・。

ダイアルには何故か”SEIKO”の文字があるが、これについてもぐら教授に質問したところ、
世界初の実用クオーツ時計を実現した日本に敬意を表して、この文字を入れたという事である。



パリョートのデッキクロックと比べるとこんなに小さいのに、なんとオリジナル通りの
フュージー&チェーンとデテント脱進機が搭載されているというのだ!!(ホントか?)

我々はその事実を確認する為に分解を試みようと思ったのだが、このような超絶時計に
もし傷でも付けてしまったら大変な事だ。
という訳で、今回は分解を断念したが、いつかはその中身を詳しく見てみたいものである。

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というわけで、今回初めてもぐら教授の作品を手に取って見せて頂いたのだが、
時計に関する豊富な知識のみならず、実際にモノを作る技術も尋常でない事が判った。

普通の大きさの物を普通に仕上げるのはそれほど難しくは無い。
しかし、これほど小さいサイズの物をカッチリ作るのは、意外に難しい事なのだ。
腕の良い職人のミニチュアは、写真を拡大しても荒が見えず、スケールが判らない。
今回のもぐら教授のマリンクロノメーター”1MX”が、まさにそれなのである。

最後に、素晴らしい作品をお貸し下さったもぐら教授に、我々編集部より尊敬の念を込めて
心からの感謝と御礼の言葉を贈りたい。

END

※注: このレポートは、水曜スペシャル(藤岡探検隊)のノリでお楽しみ下さい。

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