プチソネリムーブメント

お友達のSさんから、最近コレクションに加わったというプチソネリムーブの
お写真を頂いたので、軽くレポートしてみたいと思います。(Sさん、感謝!!)

最初にお断りしておきますが、今回のレポートから、クロックウオッチの事を
「ソネリ」と統一表記する事にしました。これまでソヌリとソネリをゴッチャにして
書いていましたが、(どちらも間違いでは無いですが) これからは一応ソネリで行きます。
(皆さんが表記する場合は、ソヌリでもソネリでもどっちでもいいっすよ。)




ムーブ裏側。香箱が二つとハンマーが二つ見えますね。シリンダー脱進機です。
見た感じ、脱進機部分にだけ石があるようなので、多分1800年代初期の作でしょう。

このパーツレイアウトの場合は、”ソネリ”と”インデペンデントセコンド・リピーター”の
二種類が考えられます。(良く見れば判別出来ますが)これから探そうという方は、
良く確認して買わないと間違いますからご注意下さい。

このタイプのムーブの場合、ムーブ裏側を見ただけでは、グランソネリかプチソネリか
見分けるのは難しいので、確実に見分けるにはダイアルの下を見る必要があります。

尚、ebayでは時折プチソネリをグランソネリと表記している場合が見られますので
これも注意しなくてはなりません。




さて、コチラがダイアル下です。スチールパーツは錆も無く、香箱には巻き止めがあり、
大変上質で高級な作りです。現状で作動しているとの事なので、コンディションも
最高と言えます。

このムーブには香箱の間にアワースネルが見えますが、クオータースネルが
見当たりませんね。 グランソネリの場合は必ずクオーターとアワースネルの二つか、
もしくはアワーとクオーターが一つになったスネルがあるはずですから、
このムーブはプチソネリである事が判ります。

ところでこのムーブ、キャノンピニオン(筒かな部分)に見える半円形のカムが、
私の持っているプチソネリと同じ形なんですよね。
この事から、私のソネリはこのムーブとほぼ同じ機構であったと想像出来ます。
これにより、私のプチソネリで使われていなかった片方のハンマーが、
どういう機構で作動していたかも全て判明しました。

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