Albert H. Potter 



プレートを御覧下さい。地板の装飾も非常にキメの細かいコート・ド・ジュネーブ仕上げで
歯車部分は渦巻き模様仕上げになっています。



このクラスになると、当然のようにブリッジの裏にも装飾が施されています。
ルイ・オーデマの仕上げを連想させます。



アンクルも、以前私がレポートしたルイ・オーデマと同じ「?」形の物が付いています。
この磨きはまるでデュフォーさんですね。



ポッターのコンペンセーションバランスです。一見するとテンワの切れ目がアーム部分から
離れているのでギョームバランスのように見えますが、時計が作られたのが1880年代で
ある事を考えると、少なくともギョームバランスでない事は明らかです。

プラチナ(多分)のミーンタイムスクリューが二対あるようです。
パテックなどの高級品に見られる、断面が三角形の振り石が付いていますね。



日の裏です。(文字盤の下)
私はいつも高級かどうかは日の裏を見れば分かる。と言っていますが、
どうです?この日の裏。歯車の面取り、優雅なスプリングのカーブと仕上げ。
コハゼ一つ取っても手抜きがありません。



巻き上げ、小鉄車周りのUPです。左がプレート裏側のリューズセット機構ですが、
ツヅミ車が見えませんので、どうやら通常の竜頭セット機構とは違うような?

右側は日の裏側のモーションワーク(針合わせ歯車輪列)ですが、中間にある小鉄車は
独特の垂直な噛み合いとなっており、ここも他の時計では見られない特徴です。
(ここは特許ではありません)



次に歯車です。上の中空軸の歯車が二番車。下が4番車です。
見た感じゴールドトレインでは無いようですが、カナや軸が綺麗に磨かれてます。



ガンギ車です。ここもしっかり磨きが入ってます。



香箱です。

さて、気になる精度ですが、平置き4日経過で+2秒との事。
デテントでもなかなかこの精度は出ないと思います。
ポッターオソロシス!!!!!!!!!

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「最後に」

ポッターの時計を持つという事は、アメリカ(人が作った)の最高の時計を持つという事でもあります。
勿論ポッター以外にもアメリカには素晴らしい時計が沢山ありますが、
その数の少なさと独創に溢れたアイデアが詰まった特殊で高精度な機械は
アメリカンコレクターならずとも、一度は手にしたいと思う至宝の一つと言えるでしょう。

END

お写真提供頂いたオーナー氏とマサズパスタイムさんに心より感謝致します!!!

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