第二章
第一話


毎日がつまらなかった。
変わり映えのない生活。
ただ刺激を望んだだけ。
つまらないこの生活に。

だけど、私の前に現れたのは……。
望んだ期待の興奮と冒険不安と……。
生死を分かつ冷たい戦いだった……。

 家に帰ってきたあたしは、いつもの様に自分の部屋に向かい、自分の部屋のドアを開けた。
 たったそれだけであたしの全てを変えた。
 そこに『それ』はいた。
 とっさに護身用のナイフを取り出した。それが意味の無い事は解っていた。
 気付いた時には走っていた。けれどもそれは、ほんの一瞬であってすぐに追いつかれた……。
 次に気付いた時には、あたしは暗闇の中を落ちていった。
 その闇に恐怖して声は掻き消え、恐怖のあまりに自分が分からなくなりそうだった。
 あたしは……。
 泣く事も許されない恐怖に死を覚悟して、深い闇へと堕ちていった。



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