上海と骨董市場

 

 今回は、私は新たな資料収集のため上海を訪問したが、中々上海商人は手厳しい。

今回訪問をした市場は 東台路骨董市場、よえん市場、多倫路骨董市場、局面路切手市場である。

もっとも有名なのは 東台路骨董市場で最初に訪問をしたところであるが、まず感想を言えば、偽物や

レプリカが多い上に値段も高い。さらにいえば、客を甘く見ている。このことは、よえん市場にも同様なことがいえるのだが

文化大革命モノを本気で集めようとするならばここの二つの市場に行くことは時間の無駄であると断言しても良い。

品数が比較的豊富なのは、多倫路骨董市場であるだろう。前述の二つの市場と比較して価格が安いのも魅力的だ。

実際、東台路で、ある品物について交渉しようとすると1500元といってきたので、900と値切ろうとしたのだが、一切値切り

に応じず、やたら強気で中国語でわめきちらしていた。

 確かに中国では最初に強気に出て、相手を威嚇するのは商売の常道であるがまったく値切りに応じないというのは客を甘く見ているという

証拠であろう。そして恐らくそれでも商売が成り立つのが現実なのであろう。

 また、局面路切手市場へ行くと日本人と分かるとあっという間に取り囲まれる。そして俺の店に来いとしきりに促すし、またしつこい。

 客が少ないのでこのような状況になるのは理解できるがこのしつこさには参った。

 また ここには外にはちょっとした市場もあり ここは結構安く掘り出し物もあったので意外な穴場かもしれない。

 文革の物品ではないが 仏像関係はちょっと露骨に偽物が多い。聞くところによると このようなものは西洋人が購入するらしい。

 上海の人の紹介である骨董屋を覗いてみると若干高めであるが、結構珍しいものもあり中々お買い得であったともいえる。

 しかし、中国の場合は当然のことながら日本人価格も存在するしそれから下は中々下がらない。正直 値切りというものは人生経験が

要求されるし、難しい。特にせっぱつまって駆け足で骨董めぐりをすると時間も限られる。その意味では骨董商人の方がはるかに有利なのだ。

余談だが世界で最も商売がうまいのが中国商人であるがその中で最も優れているのは、上海商人であるということも付け加えよう。

  

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