中国トランプ

 

  中国では革命以来、基本的にはばくちは禁じられていたのだが、カードゲームに夢中になる人は多かった。

1964年ごろ、中国を取材した高田富佐雄毎日新聞記者によると、「ルールは、マージャンに切り札の考え方を織り交ぜたもので、当分に配られたカードを早く場に出した方が勝ちに成る」という。

このカードゲームは、「チョンシャンユウ」と呼ばれ、意味は上流を争うというものだ。つまり、みんなと競争して先頭にたつということであるが、これは社会主義建設の総路線のスローガンの一つでもあった。

 一番負けた人は、「上海人」と呼ばれるのだが、上海は河口の最下流にあるゆえんだ。このほか、「革命」「下放」などの革命用語がぽんぽん出て中国的な要素と共産主義をミックスしたゲームと言っても良い。ちなみに、1964年時点での中国では、マージャンもカードゲームも禁じられておらず、基本的にはお金をかけなければ許された。いずれのゲームも党幹部の自宅ではかなり行われたという。

 

  

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