赤いネッカチーフのこと

 

 中国共産党は、1921年上海で誕生し、これと相前後してフランスのパリでは、中国共産主義少年団が結成された。

そしてこの組織が中国の先鋒少年隊員にその理念が引き継がれて、競って中国の当時の少年たちは隊員になることを希望した。

日本で言えばボーイスカウトかガールスカウトのようなものだろう。

9歳から14歳までの少年少女で構成されるが、体力・知力・道徳ともに優秀でないと隊員にはなれないという厳しいものであった。

隊員になると、赤いネッカチーフが支給され、隊員たちはそれを誇らしげに着ているというものだ。都市部の北京や上海では、この赤いネッカチーフはかなりの頻度でしめており、田舎に行けばいくほど その頻度は落ちる。

 このことについて、日本人と中国人との間でちょっとした論争があった。

 日本側から言わせると、平等教育の理念を強調し、誰でもネッカチーフを支給すべきではないかと提案した。これに対して、中国側は、それが、競争することを覚え励みになると反論をした。さらに、日本側は、「競争させるなら、もっと上の年齢にすべきでは」と再提案したが、「隊員になるためには 団結好を覚えるから優越感を覚えないから問題ない」と中国側は再反論をした話が当時の日本記者団と中国記者団の間で残っている。

 確かに、日本的な考え方に立てば、日本記者に同調する部分もあるが、今の時代では教育に競争原理をより多く持たせるべきであると思う。

子供に目標を持たせ励みになる何かを日本の教育で示さなければ、日本の学力低下に拍車をきたすであろう。

 

  

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