不可思議な文化大革命礼賛本

 

  先日、神田古本屋で、中国関係の本をあさっていたら、『階級意識の生還』(しおり書房)という本を見つけた。

内容は、文化大革命時代の文体をそっくりで、一瞬、毛沢東選集を読んでいるのかなという錯覚を覚えた。

さらに、奥付を見ると発行が1997年で二度びっくりした。この当時で文化大革命をべた褒めしている人に

お目にかかれるとは思わなかった。

 彼は、混沌とした現代過渡期社会にあって社会的疎外に挑む人間性の回復を訴え、マルクス主義の再評価を

促しているところが特徴で、文化大革命無罪論を展開し、今尚、同革命は「未完」の段階であるとし、中国は文化大革命を再度発動すべきだと展開している。

 私は世の中いろんな人がいるなと思ったし、現在に至るまで文化大革命を評価している人がいるとは思わなかった。

 文化大革命時代の新聞や人民画報を見ると、日本の学生が 佐藤栄作内閣打倒を旗印に活動し、中には、「毛沢東万歳」をかかげるプラカードもあった。

 この人は年齢は私よりも上で学生運動を経験した人のように思えた。

  

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