Eclectochromis
Eclecto = eklektos『選択した、特定の』と言う意味が、本属の語源になっています。
これは、特定のニッチに特化した食性を持ったシクリッドであることを示唆しています。
但し、こうした食性よりも、マラウィシクリッドが持っている地の模様(メラニンパターン)を重視する識者の間では(例えばAD Konings氏)本属は取り扱われていません。
こうした学者の見解ではオルナータス等はプロトメラスへ、そしてミロモ等に関してはプラキドクロミスとして扱われています。
Eclectochromis Ornatus
(Eclectochromis Lobochilus)
エクレクトクロミス オルナータス (ロボキルス)
本種は同じ唇系のエウキルス等と比べて、めくれ返った様な唇をしてい無いのには、食性が関係しているようです。エウキルスはどちらかと言うと、円形の穴方の隠れ家に隠れた無脊椎生物等の小動物を追いかけるのに対し、本種はスリット状の溝に隠れた小動物を追いかける習性があるようです。
また、本種はムベンジー島(Mbenji)を除く湖全般的に存在する事が確認されていますが、一時(商業ベースでは現在も)は湖の北に産する個体はロボキルス(Lobochilus)として扱われてきました。
ただ、両者の差異を見てみると、ロボキルスとされる魚の鰓耙(さいは)がオルナータスよりも2つ多い事しかなく、その差異が非常に僅かであることから、ロボキルスとされていた魚はオルナータスの地域変種に過ぎ無いと考えられているようです。
また、本種が生息していないムベンジー島にはラブローサス(Labrosus)と言う種類が生息している事が知られています。



本魚は、ロボキルスで入荷した魚です。
【参考】
AD Konings
Malawi cichlid in their natural habitat vol.3
AD Konings
Thick lipped cichlid (Cichlid News)