私は、仕事の関係上、海外貿易に関する仕事を行っています。 これまで、会社組織を背景にした輸出入は何度もやっているのですが、個人の輸入と言うのはやった事がありませんでした。 また、サラリーマンなりたての頃は通関業界にいたのですが、生きた魚類の通関はやった事有りませんでした。 そこで、今回は趣味と仕事上での経験を組み合わせて、シクリッドの輸入を行う事にしました。 ここでは、4つに分けて説明を行おうと思います。
〔全体説明内容〕
Ⅰ.魚類の個人輸入・・・・ 事前調査編 Ⅱ.魚類の個人輸入・・・・ 実行編〔1〕 /発注~送金~到着日確定 Ⅲ.魚類の個人輸入・・・・ 実行編〔2〕 /通関~引取り Ⅳ.輸入後の動き、全体所感
Ⅰ.魚類の個人輸入・・・・事前調査編 まず初めに、個人輸入を行う前に出荷側シッパーとの取引条件の確認、そして魚が日本に到着してからの輸入通関 について調査を行いました。
〔取引状況の確認〕
以前から個人輸入を行いたいと思っており、いくつかのシッパーさんとメールのやり取りはしていました。 今回きちんとしていただけそうな、シッパーさんと再度連絡をとり基本取引条件の確認を行いました。 具体的には、下記三つを確認しました。
最小発注数量について 〔回答内容〕 ・ 最小発注数量制限は無いが、希望としては5万円程度から ・ ただし、量が少なくても対応可能 (コストは高くなる)
支払条件・支払いについて 〔回答内容〕 ・ 支払条件: 指定空港渡し (CIF Japan) 、 全額前払い (Cash on Delivery) ・ 支払方法: 銀行送金のみ、PayPal、クレジットカード、Western Union等々は全て不可
輸送コストの調査 〔回答内容〕 20運賃Kg(※1)程度では、諸費用込みで4万円程度
〔輸入通関についての調査〕
インターネットを中心に、下記4つを調査しました。 1.輸入分類コードと関税率の調査 〔結果〕 ⇒ 生きた観賞魚のHSコード(※2)は0301.10020で1.7%の関税 (WTO協定税率) 2.通関申告書記載内容の調査 〔結果〕 ⇒ 税関サイトで内容をよく読みこなし、エクセルで自動計算フォーマットを作成 3.税関対応時間の調査 〔結果〕 ⇒ 関西空港は24時間 通関可能 4.他法例(※3)の調査 〔結果〕 ⇒ 別に問題なさそう。 シクリッドについては、ティラピア以外では、とりわけややこしい事は無さそうです。
(※1)運賃Kg(キログラム) 重量は軽くて、容積が張るものは6000cm3=1kgの基準で計算をしなおして 重量と運賃を計算します 〔例〕 40cm×50cm×40cmの箱が2つの場合は、160,000cm3です。 160,000cm3÷6000 =26.67kgになります。 そして、26.67Kgに運賃、例えば\600をかけて運賃計算が行われます。 (※2) HSコード 税関申告には、全ての物品に、WTOで定めたHSコードといわれるコードを割り当ててから 申告を行います。例えば、下記物品には、この様なHSコードが割りあてらています。 - バリカン :8510.10000 - インスタントカメラ :9006.40000 HSコードについて下記税関サイトで閲覧できます。 (読みこなすにはちょっとコツがいりますが・・) http://www.customs.go.jp/tariff/2011_8/index.htm (※3) 他方例 通関というのは税関(財務省)とのやり取りだけではありません。 ものによっては、動物検疫・植物検疫(農林水産省)への届出・検査 または、ワシントン条約、バーゼル条約と言った国際条約による制限があります。 こうした税関以外の制限事項を他法例と言います。
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